さよならタマちゃん 2013年、今年一番オススメしたい作品。雑誌で読み続けて、何度も何度も泣いて、何度も何度も励まされた作品。リアルで辛い時、本当に助けてもらった作品。本当は作者さんに対して頑張れって言わなきゃいけないのは分かってるんです。でも、作品からはずっと、ずっと・・・、頑張れ、頑張れって言われてるような気がして・・・。 俺はどうしてもこの「さよならタマちゃん」を皆に読んでほしい・・・。 昨年からイブニングで連載していた「さよならタマちゃん」。タマちゃんというと、アザラシのタマちゃんを思い浮かべるかもしません。しかし、この作品の“タマちゃん”は男性の下半身的な“タマちゃん”を指します。その“タマちゃん”が“さよなら”になるという作品です。 精巣腫瘍になりましてん どんな健康な人であっても、どれだけ怪我をしないように気を付けていても、“病気”というものはいつ来るか分かりません。この作品

【医療担当・大岩ゆり】胃がん検診で内視鏡(胃カメラ)を使うことが増えているが、8年ぶりに改訂される厚生労働省の指針で、これまで同様、バリウムを飲むX線検査が従来通り公費検診で推奨され、内視鏡は推奨されないことがわかった。「死亡の減少が明らかでない」という理由だが、現場の医師から疑問の声も出ている。 厚労省研究班(主任研究者=斎藤博・国立がん研究センター検診研究部長)が、2005年以降の医学論文の質を評価して指針の改訂作業をした。 複数の論文で、内視鏡検査により胃がん死亡が減少する効果が示唆されたが、論文の対象人数が少ないなどとして、05年の指針と同様、科学的根拠が不十分と判断。公費で行う検診としては「推奨しない」と結論づけた。 ただ自費や企業などの費用負担での内視鏡検診は、十分説明すれば実施は妨げないとした。
おはようございます。最近、子宮頸がんの予防ワクチンを女性にすすめるケースが増えてきているようですね。 外国では小学生のうちに接種することが推奨されているとのことで、日本でも自治体が補助して、学校単位でワクチン接種を進めているケースも出てきているようです。 ただ、その一方でネガティブなニュースも報道されているので(→たとえばこれとか)、「本当に大丈夫なの?」という声も耳にしますよね。 で、実際にどうなんでしょう? この種のワクチンってどこまで必要なものなんでしょうか? 僕自身、個別のワクチンの作用について詳細を知っているわけではないですが、「そもそもワクチンって何なの?」という話ならできます。意外と知らない人も多いと思いますので、ざっとお伝えしていくと。。。 まず、ワクチンというのは、感染症の原因となるウイルスや細菌を培養して弱毒化し、これをあらかじめ接種することで「抗体」を作ってしまうこと

団塊の世代の先頭グループ1947年生まれが65歳になり、今年は65歳以上の人口がはじめて3000万人を突破した。そのうち約18%にあたる542万人が公的な介護保険の要介護(要支援)認定を受けている。 すでに親が介護を受けている人もいるだろうし、そろそろ親の介護が視野に入ってきた人もいるだろう。介護にいたるまでの過程は様々だが、脳梗塞から寝たきりになったり、骨折で体を動かせなくなったために認知症を発症したり、病気やケガをきっかけに介護が必要な状態になることもある。 高齢になってからの病気やケガは、医療費と介護費が同時期に必要になることもあるため、その費用について心配している人も多いようだ。しかし、健康保険にも介護保険にも、自己負担額が一定額を超えると還付を受けられる制度があるということをご存じだろうか。 健康保険も介護保険も自己負担額が 一定額を超えると還付を受けられる ●健康保険「高額療養

腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 2012年11月18日に放映されたNHKスペシャル「がんワクチン~夢の治療薬への格闘~」を見た。がんに対する新しい治療薬が開発されることは、大いに推奨されることであるし、我が国では、新薬開発の取り組みが遅れているため、その点を指摘しながら、患者・国民啓蒙にしたことは良い点であったと思われるが、効果未確認の治療の報道の仕方、未承認治療の治験・臨床試験の報道のあり方に関しては、いくつかの問題点があると考えられたため指摘したい。 評価すべき点 1. 我が国の新薬開発が遅れていることを指摘した点 2. 新薬開発に対して、患者・国民を啓発し、理解を深めた点 1に関しては、海外との比較例を出して、米国では、国の機関であるNIHが臨床研究、治験までもサポートし、豊富な研
検診で見つかった早期の前立腺がんは、手術をしても手術をせずに経過観察しても、死亡率に差はないとの調査結果を米ミネソタ大学などのグループがまとめ、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。 前立腺がん検診は、前立腺で作られて、がんになると血中にもれるたんぱく質「PSA」の量を調べる。無症状の小さながんを見つけることができるが、すぐに進行せず、寿命に影響しないがんも多い。手術によって性機能が失われるなどの不利益もあり、すぐに手術すべきかどうか世界で議論になっている。 研究グループは、1994年から2002年にPSA検診でがんが疑われ、転移のない前立腺がんが見つかった患者731人を、手術群と経過観察群に分けて10年1月まで追跡した。経過観察群も症状が悪化したケースは手術した。 その結果、全死因を含めた死亡率は手術群が47・0%、経過観察群が49・9%と、統計的に意味
この日曜日から眼が痛い。多量の涙が眼尻からこぼれる。北京の砂埃にやられたのか?鏡をのぞいてみると右目の奥が白く腫れている。明らかに「物もらい」だ。午後からは痛みがひどくなったので、近くの大学病院に行くことにした。そこは、眼科の北京最大の病院で大学に併設する病院だ。 病院に着くなり、入口で異様な光景に出くわした。なんと寝袋やテントを立てて病院の前で立てこもっている一群がいるのだ。何のデモかと聞いてみると、診察の順番を待っている人の列なのだという。 「目が痛いのですが、どちらに行けばいいですか」とごったがえす受付で聞くと、「紹介状はあるのか、どの先生からの紹介か」と聞かれる。実は初診なのだと告げると、看護師は「この列に並びなさい」と、先ほど見た診察を待つ列の最後尾を指さすのだった。月曜日の診察を受けるために地方からもやって来た人もいるらしい。驚くことに皆、土曜日から並んでいるのだという。 北京

東北新幹線「一関」駅から南部北上山系が連なる山間を西に向かって車で走ること約40分、緑の稲田が途切れて町に入ってしばらくすると、藤沢町の古びた役場と隣接して、国保藤沢町民病院があります。 一見何の変哲もない病院に見えますが、ここは全国の自治体から地域医療のモデルとして、また若い研修医たちからも「憧れの地」として注目されている施設なのです。 というのも、この病院は16年間にわたって毎年黒字経営を続け、累積黒字の一部を藤沢町の一般会計に低利で融資しているからです。 多くの公立病院が自治体から財政援助を受けているのに、藤沢町では逆なのです。財政状況が悪化して目下再建中の藤沢町にとって貴重な収入源になっているというのですから、驚くばかりです。 2006年には病院機能評価認定(一般A部門)を受け、また自治体立優良病院総務大臣表彰を受賞という実績を上げています。 経営面だけではありません。医療の質とい

(新潟症例情報のところ一部修正) 予防接種を子どもにしたくないという親から「しないと人生上なにか不都合があるのでしょうか?」と聞かれました。 集団免疫の話などはまた別の機会に。ここではご本人のリスクを考えてみたいと思います。 「医学部とか看護学部とか教育学部の進学はあきらめますかねえ・・・」(実習できない→免許はとれない) 「アメリカやオーストラリアなどメジャーなところの留学とか駐在も難しい、問題がおきると大ごとですかねえ・・・」 「妊娠・育児のとき怖いでしょうねえ・・・」 といったらそんなことは考えたこともなかった、といわれました。 (まあ、その頃には本人が自分の意思で接種できますが。それまでが怖い) 医療関係者としては「怖い」が先にきます。 怖さの実感が一般の人と医療者でずいぶんことなります。 医療機関には当然のことながら重症になった人がきます。 このため、医療者は子どものときに予防接

奈良県立奈良病院(奈良市)に勤務する産科医の当直勤務は違法な時間外労働に当たるうえ、割増賃金も支払っていないとして、奈良労働基準監督署が、同病院を運営する県を労働基準法違反容疑で書類送検していたことがわかった。同病院は昨年4月、産科医2人が当直勤務に対して割増賃金の支給を求めた民事訴訟の奈良地裁判決で、計1540万円の支払いを命じられ、控訴審で係争中。公立病院の医師の勤務実態に関して、刑事責任を問われるのは異例という。 捜査関係者らによると、同病院では、産科医らが当直中に分娩(ぶんべん)や緊急手術など通常業務を行っているが、病院は労基法上は時間外労働に相当するのに割増賃金を支払っていなかったうえ、同法36条に基づき、労使間で時間外労働や休日労働などを取り決める「36協定」も結ばず、法定労働時間を超えて勤務させた疑い。 昨年4月の民事訴訟判決で、奈良地裁は「当直の約4分の1の時間は、分娩や緊
・代替医療のトリック 現代のタブーに真っ向勝負。 『フェルマーの最終定理』『暗号解読』『ビッグバン宇宙論』を著した現代最高の科学ライター サイモン・シンが、次はどんな定理に挑むかと思ったら、意表をついて「代替医療」を斬る本を出してきた。ドイツの代替医療研究の大学教授と組んでの共著。翻訳はサイモン・シンの名訳を生み続けてきた青木薫氏。 まだ「代替医療」という言葉が一般にわかりにくい気がするのだけれど、要は、鍼、ホメオパシー、カイロプラティック、ハーブ治療などを指す。代替医療のほとんどは科学的にはインチキで治療効果はまったくないという事実を科学的に明らかにした本だ。それらを職業や商売にしている人たち(国内でも何十万人もいるだろう)に死刑宣告をしたようなもので、かなりヤバイ本かもしれない。今後、論争が起きそうだ。 やり玉に挙げられるのは、ホメオパシー、鍼、カイロプラティック、ハーブ療法、アロマセ
厚生労働省は2009年11月26日、医療の世界におけるIT利用に大きな影響を及ぼす改正省令を施行した。この改正省令は、医療機関が報酬を受け取るために提出する診療報酬明細書(レセプト)を審査支払機関にオンラインで送信する、いわゆる「レセプトオンライン」の推進を大幅に遅らせる内容になっている。 改正点は大きく三つある。第一は、レセプトのデータをインターネットや専用回線を利用して提出する「オンライン請求」に加えて、データをCDやフロッピディスクに格納して提出する「電子媒体請求」も認めたこと。つまり、レセプトのデータを電子化しておくなら、オンライン送信しなくてもよくなった。 第二に、オンライン請求ならびに電子媒体請求に切り替える期限が最大2014年度末まで猶予された。猶予が認められるのは、レセプトのデータの電子化に対応していないレセプト作成用コンピュータ(レセコン)を導入しており、現時点でリースあ

産科崩壊 昨年大病院で延べ人数にして産科医4人心臓外科医1人救命センターの外科医1人麻酔科医8人麻酔科研修医5-6人、看護師15-20人、臨床工学技師2-3人を動員して術中心停止をなんとか救命できた癒着胎盤(子宮全摘)の症例→追記あり 2008-08-22 産科崩壊 大野病院事件と同様の「癒着胎盤」に都内の大病院で「子宮全摘」をしても死亡@2006年11月 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/08/200611_95f8.html の続き。 上記記事に、R. Takahashi先生が、貴重なコメントをくださったので再掲する。 http://www.typepad.jp/t/comments?__mode=red&user_id=300039&id=14929020 画質が悪くて申し訳ありません。 書いた人が夏休み中なので、スキ

前回は,なぜ口コミを主体にした病院検索サイトが脚光を浴びているのか,生活者=患者の立場から考察しました。実際にQLifeを使ってみて,その可能性を体感した方も少なくないでしょう。 今回は,口コミで評価される病院・医師の立場から,病院検索サイトを集客とリピーター獲得に積極活用する手法を考えてみます。その影響力が増加の一途であったとしても,ただいたずらに口コミサイトの評価に怯(おび)える必要はありません。この口コミ・ネットコミパワーを逆に積極活用することで,良い評判が集まりファンを増やすことができるはずです。 賢い生活者は,ネットをかく用いて病院を探す 例えば,私の家族が,何かの病魔に見舞われたと分かったら,まず何をするでしょうか。 インフォームド・コンセントの徹底で,以前よりは患者に情報が開示されるようになりました。とはいえ,まだまだ十分とはいえません。仮に信頼に足る主治医がいたとしても,も

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く