最近の大田さん@mixiのところで、Rubyについて考察する機会があったのと、よういちろうの考えと同じことを思っていたので、たまには本音で書いてみる。Railsで、最も良いところは、テストの雛形も自動的に作ってくれて、テストの敷居を下げてくれてるところだと思う。なのに、それについて触れる人があまりにも少ないような気がする。一応、私は、1年半以上、はてなのキーワード検索で毎日Railsについては調べているので、はてなでRailsについて書いている人の記事はたいてい見ています。 理由は、いくつか考えられますが、私の読みだと、テストが当たり前の人にとっては、当たり前すぎてわざわざ書く意味がないし、そうではない多くの人にとっては、ほとんどテストは書いていないんじゃないかな。 実は、テストを書くのは結構工数かかるんですよ。スクリプト言語は、コンパイラがミスを教えてくれることはないので、Javaと比

海外で数十万人と言われるユーザー,二千数百件の関連ソフトウエア開発プロジェクト,数百人が詰め掛ける米国のカンファレンス---オープンソースのオブジェクト指向プログラミング言語Rubyは,日本で生まれて世界で使われる数少ないソフトウエアのひとつだ。なぜRubyは世界の技術者に支持されたのか。 (聞き手は高橋 信頼=ITpro副編集長,写真は新関 雅士) ―― Rubyは海外に多くのユーザーがいます。 正確な数はわかりませんが,数十万人と言われていますね。もしかしたら100万人以上いるかもしれません。 日本より海外のユーザーのほうが多いようです。メーリング・リストへの投稿量で言うと,英語のものは日本語の約10倍あります。Ruby専門のカンファレンス(Ruby Conference)は日本よりも海外で先に始まったんです。米国のRubyConfは2001年からから行われています。毎年行われてい
この本はホワイ・ザ・ラッキースティフ(why the lucky stiff)により愛情を込めて書かれた。 ~ 目次 ~ この本について コンニチハ、Ruby この本を開く 犬の話 赤い太陽が昇る本はどのように始まるか (漫画のキツネと学ぶ)短時間の(そして願わくは辛くない)Rubyコース 言語と、言語で意味しているもの 品詞私がまだあなたのことを十分子供扱いして いなかったなら あなたの成長を促すための例題 そして短い旅はそっとクッション停止する 浮いている小さなコードの葉っぱ アンブローズにおけるステータスシンボルとしての葉っぱ 小さくてほとんど価値のないもの 妄想をつなぎ合わせる ブロックの奇跡 ルールを作るものと夢を生きるもの これは権利を奪われた人のため コンピュータのある城 娘のオルガン教師の話のつづき ヤギは映画を全部見たがっている 盗まれたくじ主 ルールを作る者たち 夢を
皆さんは,業務や研究などでソフト開発を行う際に,どんなプログラミング言語をお使いでしょうか。試しに筆者が勤務する会社の知人に聞いてみると,COBOL,FORTRAN,C,C++,C#,VisualBasic(VB),Java,ABAP*1といった答えが返ってきました。皆さんの中には,これらの言語のほかにPerlやPHPといったスクリプト言語をお使いの方もいるかもしれません。 ここで紹介するRubyについて名前だけは聞いたことがあるという方も多いと思います(カコミ記事「Rubyの特徴」参照)。PerlやPHPと同じスクリプト言語です。ただし,Rubyはオブジェクト指向を意識して設計されているので,オブジェクト指向スクリプト言語と呼ばれることが多いようです。そのため,オブジェクト指向設計(Object Oriented Design)に基づいたプログラミングをする際にRubyは大きな効果を発揮

Perl での print debug の方法の紹介がブーム(?)だったので、自分がよく行ってるRuby での debug 方法7つについて書いてみます。 p ご存じの人も多い Kernel#p メソッド。これを使うとオブジェクトの内容を見やすい形で出力してくれます。 >> p ({:foobar => :baz}) {:foobar=>:baz}Object#inspect を使うと、p で出力するときと同じ文字列を String として取得できます。 >> puts ({:foobar => :baz}).inspect {:foobar=>:baz}初心者の頃この p での出力を使う方法がわからなくて困った記憶が…。 pp pp というライブラリを使うと、p より、より見やすい形式で出力してくれます。たとえば >> a = Array.new(10) { {:foobar => :
プログラミング言語Rubyが注目を集めています。Ruby関連の書籍が次々と出版され,2006年6月には国内初の大規模Rubyイベントである「日本Rubyカンファレンス2006」が催されました。また,Rubyで書かれたWebアプリケーション・フレームワークRuby onRails(以下Rails)が話題となり,Rubyの高い生産性が一般に知られるようになってきました。Rubyの生産性はJavaの10倍とさえいわれます。なぜRubyは生産性が高いのでしょうか。それは,Rubyはいろいろな言語から優れた所を集めた「いいとこ取り」言語だからです。Rubyの特徴は「構文が強力なので,迅速な開発ができる」「人に優しい言語なので,楽しくプログラミングできる*1」「問題が起こりにくいように設計されているので,初心者でも簡単に安全に作業でき,熟練者は高度なプログラミングを行える」といった点です これらの

最近読んだ本の中で衝撃を受けた本のひとつが、「BeyondJava」。 正直なところ、私の中では、自分なりの意見を述べられるところまで消化できていない。が、ネットを検索しても、あまり日本語のレビューが出て来ないので、内容に言及しておくだけでも意味があるかと思い、軽くレビューだけしてみようと思う(単なる読書感想文ご容赦ください)。 この本は、一言で言うと、「Javaの時代は終わった」というRuby賛辞の本なのだが、非常に説得力に富んでいる。その一番の理由は、著者のBruce A. Tate氏が、非常に優れたJava wizardであることだろう。私は残念ながらBruce A. Tate氏の著書を他に読んだことが無いのだが、ちょこっと検索してみた限りでは、「軽快なJava」という本が有名なようで、Amazonでもわりかし良い評価を受けているようだ。 Bruce A. Tate氏は、本書の中で

Joel Spolsky / 青木靖 訳 2006年9月12日 火曜 ジャック・ヘリントンがRuby onRailsのパフォーマンスの問題について私にメールをくれた。 Unicodeの問題は認める。Railsにはまだ成熟のための時間が必要だということも認める。私はたくさんのWebテクノロジーを使っているが、どれも何らかの問題は持っているものだ。 しかしスケーラビリティの話には同意できない。Railsに回避できないようなスケーラビリティ上の問題があるとは思わない。 私がお願いしたいのは、君のスケーラビリティのコメントに、少なくとも説明を付けてほしいということだ。そのスケーラビリティの問題について教えてほしい。たとえ私たちがそれを直せなかったとしても、コミュニティ全体が君の経験から何か得ることはできる。 デビッド・ハイネマイヤ・ハンソンはこう書いている。Railsは大半のWebアプリケーシ
_Perlはやっぱもう駄目か failmalloc に関して、Rubyについては作者のまつもとさん自身が対応してくださったり、PythonについてもNealさんから個人的に連絡を受けたりと、プロジェクトの勢いを感じさせる展開でありました。 私は例に出さなかったにも関わらず、 いろいろ他に試してくださったプロジェクトもあるようです。 しかし何かひとつだけ全く動きのないプロジェクトがあって、 それはPerlなんですよね。 私自身、確か4、5年ぐらいはPerl使いでした。 途中で一度Rubyいいよーと勧められたけれど、 「Perlで出来てるのに何でまた別のを勉強しなきゃいけないのだ」 と、よくあるパターンで、Perlを長年使い続けていたのでした。 しかしPerlで書いたコードは全部ゴミにしかならないのは痛感していて、 前に書いたものを解読するぐらいなら、 また一から書き直した方が手っ取り
Ruby onRailsを利用したドリコムのDrecom Career Search。同社はB2CサービスでRailsを標準に採用している [画像のクリックで拡大表示] その熱気に包まれながら,なんだかこれとよく似た雰囲気を感じたことがあるような気がした。なんだったろう。そうだ。Linuxがブレイクする直前のあの熱気だ---6月に行われた日本Rubyカンファレンス(関連記事)で記者が受けた印象だ。 記者が最初にビジネス用途のソフトウエアとしてLinuxを意識したのは米Netscape CommuncationsがLinuxをサポートする方針を明らかにした時だったと記憶している。正直言って最初は「個人の名前を冠したソフトウエアなんて,どうせホビー用だろう」と思っていた。しかし,それではと調べれば調べるほど,Linux上のソフトウエアや,採用事例はまさに山のように出てくる。 売るわけでもない

rubyユーザガイド はじめにRubyは「お手軽オブジェクト指向言語」だ.ちょっと独特ではある が,慣れれば書きやすく,ある程度は読みやすいようにできている. この「Rubyユーザーズガイド」では実際にrubyを動かしてみながらrubyに慣れることにしよう.また,マニュアルでは分からない 「なぜそうなっているのか」ということも説明しようと思う. 目次 起動してみるrubyの特徴 簡単なプログラム 文字列 正規表現 配列と連想配列 簡単なプログラムふたたびrubyの制御構造 イテレータってなに? 入門・オブジェクト指向 メソッド クラス 継承 メソッドの再定義 さらにメソッドについて(アクセス制御) 特異メソッド モジュール 手続きオブジェクト 変数たち 大域変数 インスタンス変数 ローカル変数 クラス定数 例外処理 後始末を忘れずに(ensure) Last modified: M
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