今回はファッションについてではないので 興味のない方は飛ばしてください。 坂本龍一さんがお亡くなりになって約2年半以上 が経つ。正直複雑な心境なのである。 私が会ったことのある坂本龍一は すごく穏やかな人だった。 ほんの数分だけれど、2人だけで話すことが できた。私は仕事中でファンだとは告げず 気付かずないふりをしていたが、 とても紳士的で優しい人だった。 私は筋金入りの坂本龍一ファンだった。 中学生のときに中谷美紀のファンになり プロデュースしている教授のファンに。 過去のアルバムを買い漁り、近所のおばさんから YMOのレコードを貰い、行けるコンサートも 全て行き、彼が好きだという音楽も聴いていた。 究極の音楽の先生だったと思う。 同じようなに教授がきっかけで色々な音楽に 触れることになった人は本当に多いと思う。 なんとなくおかしいなと思ったのは Instagramでの様子だった。 20

私たちは「人前でエロ本を広げ」たいわけではないけれど―――「性的広告の配信停止」ニュースに見る、滑り坂の危険性 さて。 「性的な電子コミック広告」の配信停止については、表現者の立場からも一概に否定できない側面があります。ゾーニング(閲覧環境に応じた適切な区分け)が十分に行われてこなかった結果、作家の意図とは異なる形で断片的に切り取られた広告が、不快感や誤解を生むことがあったのは事実です。 とはいえ、こうした動きが「ひとまず妥当」と受け止められた先には、“正しさ”を理由にあらゆる表現を萎縮させる連鎖が起こりうる、という懸念も拭えません。この文章では、意外と伝わりにくい、「表現規制の滑り坂」への懸念について説明していこうと思います。 たとえば、今回の対応に対して、国民民主党の山口花議員は「児童ポルノに近いシーンのみが切り取られ、誤解を招く」としてゾーニングの重要性に言及し、反表現規制界隈で話題

1. 事の発端 それは昨年2023年の秋頃。いつものように新潟県立歴史博物館開催の企画展の内覧会に行ったところ、とある学芸員さんに「ちょっと話が……」と別室(食堂兼フリースペース)に通されました。「え、私たちなんかやっちゃいました……?(心当たりがありすぎる)」とビビっていたら「売店を運営しない?」という予想外の話が飛び出てきたのでした。 ちなみに歴博(新潟県立歴史博物館)の売店は昨年2023年3月26日で閉店しています。 ミュージアムショップ「柏屋」閉店のお知らせ(3/26までの営業) | 新潟県立歴史博物館公式サイト http://nbz.or.jp/?p=28796 このときの話は 売店の運営期間は4月20日から6月9日までの春の企画展期間だけ。(でも、やる気があるならそのあとも入ってもらってかまわない。) 販売する商品は委託販売の形で提供される。それとは別に自分たちで仕入れたものを
1980年代以降に『無縁・公界・楽』や『異形の王権』などの著書で「日本中世史ブーム」を巻き起こし、「網野史観」を打ち立てたとも言われる歴史学者・網野善彦さん。多くの読者を獲得した一方で、「異端」のイメージを持たれることもあった。 そんな網野さんの没後20年を期に、その謦咳に接し、著作の解説も執筆する明治大学教授の清水克行氏が、イメージに反して「きわめてオーソドックス」であったという網野さんの研究を振り返り、当時のベストセラーであり今なお読み継がれる名著『歴史を考えるヒント』(新潮選書、2001年)から、網野さんの真の姿を紹介する。 清水克行・評「“異端の歴史家”の真実」 一九八〇年代からゼロ年代にかけて日本中世史ブームを巻き起こし、「日本」論や「日本人」論の脱構築を試みた歴史学者、網野善彦さん(一九二八~二〇〇四)が亡くなって、今年で二十年が経つという。このタイミングで、代表作『無縁・公界

マーティン・スコセッシ、スーパーヒーロー映画が「映画文化にもたらす危険性」を指摘 ─ 「我々は抵抗しなければ」発言の真意を読み解く Photo by THE RIVER 2019年10月、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界的ヒットから間もない頃に、巨匠マーティン・スコセッシが「マーベル映画は映画(cinema)ではない」と発言したことは大きな物議を醸した。「よくできているし、俳優も与えられた環境下でベストを尽くしているけれど、最も近いのはテーマパークだと思う」と語ったのだ。 あれから4年、スコセッシの危機感は変わっていなかった。英GQのロングインタビューで、スコセッシは再びスーパーヒーロー映画のありかたに警鐘を鳴らしている。フランチャイズ作品やコミック原作映画の氾濫を、彼は“映画文化に対する一種の危機”として捉えているのだ。 では、スコセッシの真意とはいったい何か。実際のところ、スコセ

美術系の大学に通ってるんだけど、サブカル系の講義で諸星大二郎が絶賛されていた。世界的評価が高く、今の漫画やアニメに多大な影響を与えていると。 名前も聞いたことがなかったので、大学の友達と一緒に『マッドメン』やら『暗黒神話』やら『妖怪ハンター』やら読んでみた。 オカルトや文化人類学、SF要素があって、内容的には面白そうというか、好きなタイプの話だ。五十嵐大介は好きだし、文化人類学の書籍を趣味で読んだりもするし。 でも、なんか乗れない。 読み進めていくほどの力が感じられない。 自分がわからないだけかと思って、他の友達にも聞いてみたが、皆いまいちな反応。 アイデアが面白い話はあるけれど、それを活かしきれてないというか…。 こういうこと言ったら失礼かもしれないけど、諸星大二郎って絵があまり上手くない。昔はこれぐらいの漫画家が標準だったのかもしれないけど、今、巨匠という意識で読むにはちょっとしんどい

学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」1月9日に岡山県立美術館で行われた前代未聞のイベント、美術館学芸員によるラップバトルトーナメント。開催前から話題をさらっていたこの試みを、同じ岡山県内にある大原美術館で学芸統括を務める柳沢秀行が振り返る。 文=柳沢秀行(大原美術館学芸統括) 私も、美術館やアートを世の中に近づけるための活動を、かなりアレコレとやってきたつもりだが、年末にこの企画を知ったときには、正直びっくり! &にわかには信じ難かった。 まず、岡山県立美術館(以後、県美)の主催事業であること。私の実家(最初に10年務めた館)であり、我が身のやったことを振り返っても、それほど硬い館だとは思わってはいないが、逆に「いきなり、これやる!」というのが偽らざる心情。 次なる理由が、あの県美の200席を超えるホールのステージ上で、作品への愛をラップで語るスキル&度胸がある学芸員が

経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU
オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」が話題になっているようです。私も署名しているので、改めて読み返したのですが、問題点がどこにあるのかわからないので困惑しています。オープンレターは以下で公開されています。 sites.google.comオープンレターは、日本語圏の言説空間において、性差別を指摘する行為をからかったり揶揄する「遊び」の文化があることを指摘しています。そして、そこから距離を取ることを宣言しています。私はこのオープンレターのきっかけとなった、ある歴史学者による差別行為、さらにそれを多くの研究者が加担したり、見て見ぬふりをしたりしていたことに強い衝撃を受けました。以前から書いていますが、私はほぼ衝動的にそれまで使っていたTwitterのアカウントを消しました。自分もその文化の一翼にいたのだろうし、自分自身もそれに加担しているのかもしれないというのは恐怖でしかなかった
和包丁という文化が無くなるかもしれんよという話 日本の包丁というのは切れ味が格段に良くて海外からわざわざ取り寄せる人が居るほどカルト的な人気がある。 コロナ前はかっぱ橋道具街にも外国人が沢山いて数万円もする包丁がよく売れていた。 だが実はこの高級和包丁の原料を作っている会社というのはほんの僅かなのだ。寡占市場なんである。 その一番の鋼材供給元である日立金属安来工場の先行きが不透明である。 和包丁には作りが二つあって 1.刃物鋼を軟鉄でサンドイッチして鍛造する「霞」(割り込み包丁) 2.全身が刃物鋼の「本焼き」(全鋼とも) 一般的に霞より本焼きの方が高くて玄人好みなのだが、どっちの包丁でも肝心の切れ味を左右する刃先は刃物鋼という特殊鋼で作られる。 この刃物鋼には炭素鋼の白紙、炭素鋼にタングステン等を混ぜて切れ味を長持ちさせた青紙などがある。 だがこの白紙も青紙も作っているのは島根県の日立金属

まとめ 【随時更新】セレブって何食べてるの?お買い物どこでするの?創作の参考になる「セレブの暮らしぶり」を教えてもらった 富豪マシュマロまだまだあるそうなので、適宜ツイート追加していきます 557937 pv 1947 3392 362 users 99 ひいろ @firecracker0230 富豪知見まとめ:受けを拾ったセレブ攻めの年収は自営業なら3000万代、勤め人なら4000万代にしよう!まだワンチャン出歩く可能性があるので服屋に行ったり家具屋に行ったりするシーンが描けるが5000超えるとほぼ確で外商さんが家に全部持ってきてしまいあらゆるシーンが吹き飛ぶ 2021-04-24 01:38:55 シネマ座 @TKH3D なるほどなwwwwwww 創作ってそういう所に気を使うんだな!まぁでも、外商利用してても出かける機会は一応あるよ!百貨店にはブランドフロアやホテルの大広間を貸し切って

チームワーク チームワークあふれる社会 マネジメント 新しいチームのあり方を探求 人事制度 多様な働き方を支える仕組み ワークスタイル 働き方、生き方、もっと自由に 情報共有 チームワークは情報共有からテクノロジー 課題はテクノロジーで解決 多様性 100人100通りの個性 キャリア人生の「積み上げ方」を見直す 青野慶久 サイボウズ社長の想いと覚悟 コラム サクッと気軽に読める 初めて「少数派」になった僕 僕はスイス育ちの白人男性だ。人生の大半は多数派に属していて、少数派になった経験はなかった。4年前、日本に来るまでは──。 日本人の要素はゼロ、日本語と文化の知識は初心者レベルという状態で日本にやって来て、最初の2年間は語学学校に通った。 しかし、それだけでは日本への理解はほとんど深まらず、自分が育った文化とはまったく違う日本文化にどっぷり浸かる体験がしたいと思った。日本について学ぶだ

芸術(文化)関係の知人がそろそろ生活を維持できなくなってきたのを見守っている増田が今の気持ちを書くよ。増田は、地方の田舎の、でも田舎の中では文化的な都市に生まれたんだけどね。図書館や本屋があって、市民ホールがあって、 年一回くらいはみんなが知ってる芸能人が巡業で来るみたいなところ。 どうしても東京に出たいと憧れて、 予備校もないのにめっちゃ勉強して、 憧れの作家さんの出身だった、いろんな小説にも出てくる有名な大学に合格して、 上京したときには、やっと世界を手に入れた、と思った。 幸い、実家はまあまあ硬い家で、バイトしなくても大丈夫な生活費と学費を払ってくれたんだけど、 サークル活動として憧れだった華やかな文化系サークルを選んで(卒業生が業界で活躍してるような) ほとんど授業も行かず、バイトしまくって活動費を稼いでた。 100人くらいだけど、お客さんのいるステージに立てた時はほんと震えた

私はCulture Evangelist という肩書で「LINEのエンジニア文化を広め伝える」という仕事をしていて、具体的には技術に関連するブログやSNSの担当と技術イベントを担当しています。今の仕事をすることになったのはWebディレクターから技術広報へジョブチェンジし、自分本位の考え方からチームのためにどんな態度をとるべきか考えキャラチェンジした結果です。 このnoteで伝えたいこと このnoteでは、ディレクターやPMと呼ばれる仕事をしている方のキャリアパスの1つかもしれない「エバンジェリスト」という仕事についてや、同じ会社にい続けても自分次第でやりたい仕事はできるよ、という話をします。また、ライブドアだった頃のちょっと変わった体験についてもご紹介します。長いので適宜飛ばしながらでも見てください。 先日、チームのワークショップで「出来て1年のチームなので、お互い知らない事もあるしバック

“なぜ、会長にしても西野さんにしても、「ハリル、問題があるぞ」と一度として言ってくれなかったのか”ロシアW杯開幕を2カ月後に控えた2018年4月9日、日本代表監督解任が突如発表されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏。異例とも言える日本サッカー協会の決断に対しては賛否両論、議論の渦が巻き起こったが、当事者であるハリルホジッチ氏は何を想うのか。4月27日に日本記者クラブで開かれ1時間半に及んだ会見の全文を公開する。 お集まりのみなさま、こんにちは。今日はみなさまお越しいただきまして、どうもありがとうございます。今回初めて、4月7日以来、私の口からお話をさせていただく機会を得ました。 やはり、ここ日本で3年間仕事をしてきましたので、この地でお話をさせていただきたいと思いました。この日本という素晴らしいお国で私自身いろんな体験をしてまいりました。 そして、この私どもが家族とともに大好きな日本というお

芹沢一也 2018年4月5日 読者のみなさま、いつも「Fact Check 福島」の記事をお読みいただきありがとうございます。この度、私たちの配信した記事に対し、いくつかのご批判やご意見をいただきました。それらを踏まえて、改めて「Fact Check 福島」の編集方針について見直し、反省点と改善点を吟味しておりました。 とくに今回多くのご批判を受けることになったのは、辛淑玉氏の講演への批判記事がきっかけでした。この記事が彼女への差別的攻撃に便乗するために、3年も前の出来事をわざわざ蒸し返したのだというのは、誤解です。他の記事もご覧になっていただければ分かるように、「Fact Check 福島」では直近の出来事にかぎらず、事故から今日までのさまざまな出来事を振り返って記事にしており、記事は長い時間をかけてつくったものです。辛淑玉氏に対する不当な差別的攻撃がなされている時期に重なったのは、決し

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