日本語 English 日本のテレビ局や新聞社が、特定の政治家を少しでも批判すると、 一斉に大量の苦情が押し寄せる。 高市早苗首相に関する報道は、その典型だ。わずかな指摘でも抗議が殺到し、制作現場では 「もう触れないほうが安全だ」 という空気が広がっている。 だが、これは単なる“熱心な支持者の反応”ではない。実態としては、 組織的なメール爆撃や電話攻撃が、番組内容を実質的にコントロールしている という危険な構造が存在する。 そしてさらに深刻なのは、 日本の制度が、この“量による圧力”を民主主義への妨害として扱う枠組みを一切持っていない という事実だ。 ここでは、問題の構造、日本が抱える制度的欠陥、海外との比較を通して、 なぜ日本だけが“民主主義が守られない国”になっているのかを解きほぐす。 ■ 1. 大量の苦情が報道を黙らせる——日本で起きている「量の暴力」 民主主義とは、本来「異なる意見

おもちゃや家電を改造して競技する番組『魔改造の夜』NHKで放送される『魔改造の夜』を教えてくれたのは妻だった。「これ面白いのよ」と指差すテレビ画面では、何かごちゃごちゃした醜い機械がおかしな動きをしている。なんだこれは?「こないだはパンダちゃんが大玉転がししてたの」と説明するのだが、何を言っているのかわからなかった。 25m走を競うために「魔改造」された脚立:筆者撮影月に一回あるかないかの放送に偶然接するうち、私にも面白さがわかってきた。企業や大学の開発チームが、おもちゃや家電を「魔改造」して走らせたり跳ばせたりして競い合うのだ。 バカバカしい課題に著名企業(社名はM菱電機など見え見えの伏字で示されるのだが)が真剣に取り組み、勝ったら抱き合って泣き、負けても肩を組んで泣く。バカだなあと見ているこっちも気づくと泣いている。最初にチームを紹介される時、社名のアルファベットを大真面目にザッザッと

一度、ここで書いてみたいと思ってた。初老が近いおじさんである。 会社勤めとしてのディレクター業について執筆したい。辞めてから時間が経つけど、たまにあの頃の夢を見るのだ。 最近の夢だと……バラエティ番組の収録の時だった。当時は新入社員に毛が生えたくらいの若造の頃。 ナインティナインの2人がネタ合わせしてる横で、ADである自分が怒鳴られてる夢である。夢じゃなくて、本当にあったことなんだが。いい夢を見ることもあるけど数は少ない。 今はフリーランスの映像ディレクターをやってる。仕事は順調……とは言い難い。仕事が少ない年もある。 でも、食いっぱぐれる心配はない。一応そういう実力がある。お金がなさ過ぎて餓死なんてことはない笑 だから、もう時効かなと思って、昔の話を書こうと思った。大手テレビ局にいた頃の話だ。 え、なに。守秘義務?エンタメ業界にそんなものはない。特定個人や企業の名前を出さない限りは、お見

「父のキゲンは、巨人が決めている」──6月15日の父の日に合わせ、読売ジャイアンツ公式Xアカウントがこんな一言と共に投稿した画像が、X上で不評を買っている。リプライ欄や引用ポスト欄には「巨人が負けたせいで父に暴力を振るわれたことがある」など、良くない思い出を語るコメントが多数。画像と同時に投稿した専用ハッシュタグも、同様の反応で埋まっている状態だ。 ジャイアンツ公式Xが投稿したのは、大柄な男性が一人、テレビで野球観戦している様子を描いた画像に、冒頭の一言やハッシュタグ「#父とジャイアンツ」を添えたもの。本文では「今日は、父の日。あなたのお父さんと、ジャイアンツの思い出はありますか」と記載し、見た人に父親との思い出を投稿するよう促していた。 しかしXではネガティブな反応が続出。父親との良い思い出ではなく「巨人戦のせいで父にテレビを占拠され、見たい番組が見られなかった」「ジャイアンツが負けると

横浜美術館が、リニューアルオープン記念展として、表現者であり、教育者でもある佐藤雅彦の創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」を開催する。期間は6月28日から11月3日まで。 佐藤雅彦は、1954年静岡県生まれ。1990年代からTVコマーシャルや教育番組、書籍、ゲーム、アニメーションなど、メディアを問わない作品群を発表してきた。代表作には、NHK教育テレビのコーナー「ピタゴラスイッチ」やオリジナル曲「だんご3兄弟」、プレイステーションのパズルゲーム「I.Q Intelligent Qube」などがある。 「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」では、佐藤が40年にわたり創作したテレビ番組やCM、キャラクター、物理学や認知科学の研究から生まれた映像作品、メディアアートを一挙に展示。「私は作り方を作っているんです。作り方が新しければ、出来たも

多様性,公平性,包摂性の向上が重視される中,メディアは社会の多様性を反映することができているのか。NHK放送文化研究所では2021・22年度に続き,2023年度もテレビ番組に出演・登場する人物の多様性について,NHKと民放キー5局の番組を対象に2つの調査を行った。メタデータに基づく番組全般の出演者のジェンダーバランスの分析(6月の1週間)と,コーディング調査による夜の全国向けニュース報道番組の登場人物(発言した,もしくは発言引用があった人物)のジェンダーバランス,障害の有無,人種的多様性,取材地の分布などの分析(6月と11月の月~金,計10日間)である。 調査の結果,ジェンダーバランスは過去2回の調査とほぼ変わらず,女性と男性の割合が番組全般では4対6,夜のニュース報道番組では3対7だった。夜のニュース報道番組では,女性のレギュラー出演者が3回の調査で初めて男性を上回ったが,年層別にみる

この記事の写真はこちら(全3枚) 公式サイトには「放送を楽しみにしてくださっている皆様 大変申し訳ございませんが、次回放送日は未定となります」との説明文が掲載されたが、休止の理由は明かされていない。 爆笑問題らが所属する芸能事務所・タイタンの太田光代社長は同日、自身のXを更新。「放送を楽しみにしてくださっている皆様へ」と書き出し、大変申し訳ございませんが、今日から放送日は未定となります 出来るだけ早く復活出来ることを祈ってます」と伝えた。 専門職と芸人の2つの顔を持つ「専門家芸人」が、法律や各業界のルールやしきたりを題材にしたネタを披露する6分間のミニ番組。2024年10月7日からスタート。2月10日の放送では、こたけ正義感とコンプライアンス小松崎が出演していた。
日本テレビの福田博之社長は17日の定例記者会見で、元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビ社員が関与していると週刊誌が報じた問題に絡み、女性アナウンサーが広告代理店やスポンサーらとの会食に同席することについて「間違ったことだと思っていない」と述べた上で、「人脈を作り知識を得る良い機会になるという期待もある。あるべき形で楽しい会食になるよう、同行する人間が考えなければいけない」と強調した。 一連の問題を受け、日テレは女性アナウンサーや制作現場に聞き取りやアンケートを実施。「性的接触を伴う不適切な会食」はなかったと発表している。福田社長はフジテレビの問題については「第三者委員会の調査結果を注視している。メディア全体の問題としてひとごとではないと受け止めている」と述べた。 また、中居さんに対して1月6日に聞き取りしていたことも明らかにした。山田克也取締役は「先方(中居さん)から説明

12月25日、中居正広の“女性トラブル”の続報が「文春オンライン」によって報じられた。多くのレギュラー番組を抱える人気タレントのスキャンダルは波紋を呼んでいる。 そもそもの発端となったのは、12月20日配信の「NEWSポストセブン」の記事。 「中居さんを含めた3人での会食の場のはずが、ひとりが欠席。急遽、2人だけになった中居さんと女性との間で深刻な問題が発生し、約9000万円を中居さんが支払うことで解決した、とのことでした。 それに続くように『文春オンライン』の記事は、トラブルの詳細や金銭を支払った経緯、被害を受けた女性への取材など、詳細な内容を報じています。その後、スポーツ紙もこの件を報道する事態に。中居さんの代理人弁護士は、メディアの取材に対して、トラブルが“解決済み”であることを強調しています」(芸能記者) 【関連記事:中居正広「9000万円トラブル」の衝撃も“大型冠番組”復活の間の
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こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。松本人志さんが、予定されていた二回目の弁論をせずに訴訟を取り下げたことに関して、無視するわけにはいかない論点がいくつかあったので、遅ればせながら言及しておきます。 * 今年1月に書いたブログ記事 『松本人志さんの罪についての考察と提案』はネットメディアに転載されて大きな反響を呼びました。その後、 『松本さんについての記事への反響など』 『被害者の存在を消すな』 この2本の追加記事を出してから、私は松本さんの件には言及してません。なぜかと聞かれたこともあったんですが、いまに至るまで自分の考えにまったく変化はないので、言及する必要がなかったというだけのことです。 寄せられた多くのご意見にはすべて目を通しました。ご意見といっても、批判の99.9%はまともな日本語の文章にすらなってない誹謗中傷、悪口雑言、泣きごと、負け惜しみ、呪詛、邪言の類。こういった、膿の
ダウンタウン・松本人志(61)が今月8日、自身の性加害疑惑を報じた「週刊文春」の発行元である文藝春秋などを相手に起こしていた訴訟を突如、取り下げた。どうやら、芸能活動を再開したいようだが、果たして彼の主戦場であったテレビ復帰は可能なのか。また、その場合はどの番組で復帰することになるのか。 【写真をみる】“松本不在”で「むしろ視聴率がアップした」意外な番組とは? *** 司法記者が解説する。 「今回、松本さんが訴訟を取り下げたのは、勝ち目がないと判断したからでしょう。そもそも、自ら振り上げた拳を自ら下ろすこと自体が理にかなっていません。結局、被害に遭ったという女性に証人出廷されるのが嫌だったのだと思います。とはいえ、文春側にも性被害を直接示す物的証拠はなかった。結果、両者は協議し、お互いコメントを発表することで手打ちとなったのです」 彼が所属する吉本興業は訴訟を取り下げたその日のうちに、〈活

本当のオールタイムは選べなかったため平成に絞って俺もやる。テレビドラマは消えものでアーカイブされにくいジャンルで、時代をここ35年に絞ってみても網羅できないという問題はある。そのため、俺の観ていない重要作の話をどんどんしてほしい。1脚本家1作品に絞った。俺はテレビドラマは脚本家のものだと思っている。 1.坂元裕二『東京ラブストーリー』 平成3年(1991年) フジテレビトレンディドラマの代表作の1つにして、トレンディドラマの終末期の傑作。フジ「月9」枠の代表作でもある。「東京では誰もがラブストーリーの主人公になる」をキャッチコピーに掲げ、等身大の若者たちの姿を描き出した。2010年以降の坂元裕二の影響なども考えランクイン。 2.野島伸司『101回目のプロポーズ』 平成3年(1991年) フジテレビこちらもトレンディドラマの終末期の傑作であり、お世辞にも男前とは言えない武田鉄矢の叫びは、"ト

アイドルグループ「KAT-TUN」の中丸雄一(40)が都内某大学に通う橋本環奈似の女子大生とアパホテルで密会していたことが「週刊文春」の取材でわかった。中丸が所属するSTARTO ENTERTAINMENTは事実関係を認め、「今後についてですが、本人の希望も含め謹慎することとさせて頂きます」と回答した。 ◇◇◇ 最年長としてグループを牽引してきた 中丸は1998年に旧ジャニーズ事務所に入所し、2006年に「KAT-TUN」の一員としてデビューした。 KAT-TUNの中丸雄一(40)(中丸雄一のインスタグラムより) 「2001年に6人組で結成され、デビュー前に東京ドーム公演を行うなど、異例の人気を博していた。CDデビュー曲『Real Face』はミリオンセラーを記録。だが、その後、赤西仁、田中聖らメンバーの脱退が相次ぎ、2016年に活動休止を発表。そこから約2年の“充電期間”を経て、現在の体

現在、放映中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」は、様々なマイノリティーや弱者の姿も描いています。主人公の寅子(伊藤沙莉さん)の同級生で、ハ・ヨンスさんが演じる朝鮮半島からの留学生、崔香淑(さい・こうしゅく、チェ・ヒャンスク)も、そんな重要な登場人物の一人です。当時の女子留学生は日本でどんなふうに学んでいたのでしょうか。香淑にモデルはいたのでしょうか。近代朝鮮教育史が専門で、このドラマの朝鮮文化考証に協力した大阪産業大学准教授の崔誠姫さんに聞きました。 ――ドラマのどんなところについて、考証をしていたのでしょうか。 朝鮮半島の近代女子教育について研究しています。主に事実関係や用語などを確認しましたが、NHKの担当者は資料や文献などを丁寧に読んで詳しく調べていました。たとえば食事。兄と食事中に特高警察が来る場面がありますが、当時の資料をもとに食卓には大根のナムルのようなおかずと、赤いスープが細か

藤井さんお元気ですか? 僕の住むタイは雨季に入り暑さも少し和らぎました。それでも昼間に外に出れば汗は吹き出す気候です。それと色々あって僕は最近疲れています。今日はその理由をお伝えしたいと思い筆を取った次第です。 ⚠️この記事はガチで最後まで無料で読めます⚠️ この記事を読む前に①-③を先に読む事をおすすめします。 🥊今回はネットニュースにするのもOKです🥊 💥その際は変に内容を歪めず書いてください💥 ここから本題。 この数日間は頭の中で様々は感情が蠢きまくり正直かなり辛かった。14年間ずっと封印してきたものを今になって思い出すべきではなかったのではないかと後悔すらした。おかげさまで沢山の人がこのnoteを読んでくれて有料部分も驚くほど沢山売れた。それでもこの数日間の辛さや14年前の事を思い出せば思い出すほどに売上金は決して安くはないけど高くもない金額なんじゃないかと思うくらいにしん

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