しかし熊谷氏によると、実際には地域防災計画に基づき災害対策本部を災害「警戒」本部に移行しただけで、24時間の動員体制は解除されていなかったという。つまり本部の看板は一時架け替えたが、市による実質的な対応は変わっていなかったというシンプルな話だ。 東京新聞やNHKなども時事通信を「後追い」 ところが、時事通信の記事は「(市の)対応を問題視する声が上がっている」と紹介したうえで、「国や千葉県の初動対応の遅れも指摘されている」と結び、千葉市の対応にも問題があったのではないかとほのめかした。その一方、記事は災害警戒本部に移行した事実には触れていない。熊谷氏は「本当に悪意のある記事。『解散』という表現自体が不適当です」と話す。 熊谷氏によれば「悪意のある」報道はそれだけでは終わらなかった。時事の一報を受けて、ほかの新聞・テレビの取材が千葉市に殺到。まさに災害対応に当たっているさなかに、市の危機管理部


(※コールセンターはその特性上取り扱う機密事項、守秘義務も多く、ありのままをコラムにするのが難しい。若干の誇張や変更、修正を交えながらノンフィクションの範囲を外れないコラムとしてお届けしたいと思う。このコラムは間違いなく「実話」である) 2018年7月。台風7号と梅雨前線の影響による集中豪雨は、西日本各地に甚大な被害をもたらした。関西地方に本拠地を置くオリックス球団も、6日は京セラドームの閉館時間の前倒し、7日はほっともっとフィールド神戸でのソフトバンク戦の中止と、少なからず集中豪雨の影響を被った。そして8日は京セラドーム大阪での「Bsオリ姫デー2018」の開催。日本中を日常と非日常が交錯する最中、Bs球団のコールセンターに、とある相談がファンから寄せられる事になる。 コールセンターに寄せられたファンからの相談 さて。以前このコラムにも書いたと思うが、オリックス球団は12球団でいち早くコー

茶色く濁った水からのぞくグレーの病棟に、自衛隊のボートからはしごが伸びる。岡山県倉敷市真備(まび)町地区の小田川の堤防が7日未明に決壊し、2階まで浸水した「まび記念病院」。搬送は2日間続き、約300人の救出完了を確認できたのは9日未明だった。 2014年に新築された病院の屋外にある非常用発電機も水没した。災害時の設備だが、高さ50センチの場所にあり、役に立たなかった。「地元の方から70センチまで浸水したことがあると聞いていたのに……」。入沢晃己(てるみ)事務部長は言葉をのみ込んだ。 岡山県西部を流れる高梁川流域では1893年以降、100棟以上が浸水する水害が11回あった。約4600世帯が浸水した今回の規模の水害は、1970年代以来だった。

西日本を襲った豪雨。死者は9日現在で120人と平成最悪の被害となっている(写真は7月6日、岡山県倉敷市で撮影)。REUTERS/Issei Kato 「〇〇川が氾濫危険水位になった」 2018年7月6日午前、教室に防災速報が鳴り響く中、授業が続いた。大学が休講を判断したのは、近くを通る阪急電車が運休してから。「運休してから、休講と言われても」と、ツイッター上などで、休講判断に疑問の声が相次いだ。 「記録的な大雨」の中、なぜ大学は授業を続けたのか。学生は授業に行くかどうか、どう判断すれば良いか。 阪大『阪急宝塚線が全線運休したので以降休講します!』 学生『は?電車動かないのにどうやって帰るんですか??』 阪大の判断はどうかしています 帰宅難民多発です — 少名 恵希奈(echina sub) (@echinasub) 2018年7月6日 2018年7月6日、大阪大学の1限目(午前8時50分〜

7月5日から8日にかけて西日本各地が豪雨に襲われた。被害は甚大であり、避難指示と避難勧告は全国で約360万世帯・863万人に発令され、3,779ヵ所の避難所に約28,000人が避難をした(最大時の7月7日時点)。 救助や避難対応にあたった方々の懸命の努力には頭が下がる。その一方で、体育館などへの避難を余儀なくされた人々の生活環境は劣悪であり、個人の努力では解決が困難である。 そこには、海外の避難所の実態とは大きなギャップがあることをご存知だろうか。 災害多発列島・日本において、何が求められているのか再考が必要である。 エアコン付き6人部屋、個別ベッドの避難所自然災害時の避難生活の場所としては、床に毛布を敷いて大勢がひしめきあう体育館が思い浮かぶ。エアコンや間仕切りはないことが多い。 大規模災害のたびに報道される光景であるが、これを当然視してはいけない。海外の災害避難所と比べれば、日本の避難

NHK生活・防災 @nhk_seikatsu 【岐阜のみなさん、最大級の警戒を!!】市街地に水が流れ出すのを防ぐため、岐阜市の長良橋の両岸にある「大宮陸閘」と「長良陸閘」がおよそ14年ぶりに閉鎖されました。長良川上流の美濃市には記録的短時間大雨情報が出たばかりです。最大級の警戒をしてください!! 2018-07-08 01:09:37

全国治水期成同盟会連合会TEL. 03-3222-6663〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目8番26号 ロイクラトン麹町4階 お問い合わせ・アクセス
徳島県南部で多数の死者を出した1512年の「永正(えいしょう)津波」は、海底の地滑りが原因で局地的に起きた可能性が高い――。徳島大などの研究グループが、そんな調査結果をまとめた。15日から茨城県つくば市で開かれる歴史地震研究会で発表する。 永正津波の死者は、一説には約3700人とされる。ただ、南海トラフ沿いのほかの地域では大津波の記録が見つかっていないことから、「謎の大津波」とされてきた。徳島大の馬場俊孝教授(地震学)らは、古文書「震潮記」の記述などから、海岸から約500メートルの家屋が流され、津波による浸水の深さは2メートル以上と推定した。 馬場さんらは海底地形図を調べ、徳島県南部の宍喰(ししくい)地区(同県海陽町)の24キロ沖に幅約6キロ、高さ約400メートルの崖があることに注目。昨年、海洋研究開発機構などと共同で、音波探査によって海底の地形を詳しく調べた。その結果、この巨大な崖は海底

77人が犠牲になった大規模土砂災害が起きた広島県で、過去の水害の被害状況が刻まれた石碑の調査が進んでいる。教訓を伝えようと広島大の研究チームが難解な漢文を含む約40基を解析、忘れ去られつつある惨事に光を当てた。土砂災害の発生から20日で3年。各地で豪雨災害が相次ぐ中、関係者は「歴史に学び、備えに生かすことが大切」と訴えている。「一気に水が押し寄せ、岩石が折り重なり、土砂が田畑に堆積し……」。広

本県の現状が誤って伝えられるようなことが繰り返されれば、風評や偏見はいつまでたってもなくならない。テレビ朝日が系列局とともに6日に放送予定の特別番組「ビキニ事件63年目の真実」について、副題として掲げていた「フクシマの未来予想図」を削除した。 現在は削除されたが、取材を担当したキャスターは公式ブログで「今も続く放射能汚染の問題。そして帰れない故郷...。それは、福島の問題にもつながってきます」と書いていた。 番組の副題を巡っては「水爆によって多くの人が被ばくしたビキニ事件と、福島第1原発事故が混同されるのではないか」などの批判がネット上で相次いでいた。同社にも多くの疑問が寄せられたため、副題を削除したという。 ビキニ事件について伝える上で、なぜ福島を絡ませる必要があるのか。批判が相次ぎ、疑問が寄せられたのは当然といえる。テレビ朝日広報部は取材に対して、「原発事故をビキニ事件や広島・長崎
山や川の資源利用の変化が川の樹林化につながっていることに危機感を持つ北海道大学大学院農学研究院教授の中村太士氏。「流木被害が増えているから木を伐採する」という対症療法的な解決策は危険だと説く。

決壊した藤沼ダム。東日本大震災の発生時は150万トン近い水が写真の左から右に流れ出た=須賀川市で2011年4月21日 東日本大震災で決壊し、復旧工事が進んでいた須賀川市の農業用ダム「藤沼ダム」で24日、7年ぶりに水の供給が再開された。関係者は、田植えを前にした下流域の水田に再び豊かな水が送られ始めた様子にほっとした表情を見せながら、震災直後の惨状を振り返り、安全な運用を誓った。【笹子靖】 市所有の藤沼ダム(貯水量150万トン)は2011年3月11日の震災で、堤防(高さ約18・5メートル、長さ約133メートル)に亀裂が入って決壊した。鉄砲水が下流域を襲って7人が死亡、1人が行方不明となり、民家など22棟が全壊する被害が出た。 県が代行したダムの復旧工事は13年10月に着工し、約68億円をかけてダム本体の耐震強度も高めた。今年1月からはダム湖を満水にして安全性を確認する試験を実施していた。県に

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