8月26日(金)の公開直後から快進撃を続け、現在も大ヒット上映中の、日本が誇る新進気鋭のアニメーション監督・新海 誠が描き出す青春活劇『君の名は。』。「新海らしい」という言葉まで生まれているほど緻密に描かれた美しい背景は代名詞ともいえる。本記事では、3Dレイアウトやシミュレーション、美術素材を使ったカメラワークなど、気づかないような些細なところも含めて多用された3DCG制作の現場を垣間見る。 ※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 218(2016年10月号)からの転載となります ※書籍『アニメCGの現場 2017』では、巻頭特集として『君の名は。』のメイキングを本誌掲載時の3倍のボリュームで再レイアウトして収録していますTEXT_大河原浩一(ビットプランクス) EDIT_斉藤美絵 / Mie Saito(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko
2017年5月9日,都内で開催されている「Unite 2017 Tokyo」で,ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンのコミュニティエバンジェリスト小林信行氏による「Unityで楽しむノンフォトリアルな絵づくり講座:トゥーンシェーダー・マニアックス」と題した講演が行われた。ゲームで3Dグラフィックスを扱うにも表現方法はさまざまだ。海外の最新ゲームのようにリアルタイム処理でひたすらフォトリアリスティックな表示を追い求める方向もある一方で,まったく写真調でない絵柄,つまりノンフォトリアリスティック(NPR)でのレンダリングもゲームでは多用されている。いわゆるアニメ調のキャラクターが登場するような作品だ。世界的にはさほど人気があるとは言えないのだが,こと日本国内ではフォトリアルよりも好まれる傾向にある。 そこで用いられる,一般にセルシェーディングやトゥーンシェーディングなどと呼ばれる描画法は,基礎
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