国際社会は現在、日本も含め、ヨーロッパに流入するシリア難民の問題に関心を向けている。しかし、難民はシリアだけの問題ではない。本年(2015年)5月には東南アジアの海域で生じたロヒンギャ難民のボート・ピープルに注目が集まった。この問題は忘れ去られつつあるが、全く解決されていない。なぜ、解決が難しいのだろうか。 (1)難民としてのロヒンギャ ロヒンギャとは、ビルマ(ミャンマー連邦共和国)のラカイン州北西部に住むイスラム系少数民族のことである。ラカイン州はビルマ西岸部に位置し、その北西部はナーフ河をはさんで隣国バングラデシュと国境を接している。 ロヒンギャは1970年代末と90年代初めの2回にわたり、バングラデシュへ20万人規模の難民となって大量に流出し、そのことで国際的に知られるようになった。バングラデシュ最南部のテクナフからコックスバザール周辺には、現在もロヒンギャの難民キャンプが複数残って

エッセイ「私の音楽旅」で「ナイジェリア」をテーマに楽しく書かせてもらいました。https://www.min-on.or.jp/quarterly/76/ セイン・ボ・ティンに続いて、今回もまたミャンマーの伝統音楽なんですが、 なんとこれは、日本人がヤンゴンでレコーディングしてきたというアルバム。 サイン・ワイン楽団の演奏やパッ・ワインのソロ演奏、18・19世紀の古典歌謡から仏教歌謡、 民間信仰の音楽など、さまざまなミャンマーの伝統音楽を収めたアルバムです。 いずれも一級品といえる演奏がずらり並んでいて、 トップ・クラスのミュージシャンたちを揃えたことがわかります。 なんでも、日本からトランク7個分の機材をヤンゴン郊外の小屋に運び込み、 13年の4月から5月にかけて40日間、毎日レコーディングを重ねたとのこと。 地元の11の伝統音楽のグループが集まって100曲が録音され、 そのなかから厳選

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く