1. 『世界』最新号(10月号。9月8日発売)を見て驚いた。シリア情勢を扱った記事・論文が一つもないのである。シリアという言葉すら、管見の範囲ではどこにもない。 月刊誌であるから発売日までに間に合わなかった、ということでは恐らくないのである。校了日が何日かは分からないが、情勢のさらなる緊迫化を促した化学兵器使用による虐殺は8月21日であったから、校了日前に、少なくとも、比較的小さいスペースで時事問題を扱う「世界の潮」欄で取り上げることくらいはできたはずである。実際、私の編集部在籍中でも、校了日前に重大な事件が生じたために大急ぎで「世界の潮」欄に書いてもらう、というのは普通に行なわれていた。 また、同号の編集長による編集後記には、「品川正治さんが8月29日朝、亡くなられた。」との記述がある。8月29日朝と言えば、米国によるシリアへの軍事介入の是非が世界的に問題になっている時期であるが、この編

(CNN) ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官は9日、ニューヨークでCNNのクリスティアン・アマンプールのインタビューに応じ、オバマ大統領が準備を進めるシリアへの限定的な軍事介入を支持すると表明した。「我々は世界の警察官にはなれない」「だが世界の最後の手段になることはできる」と語っている。 キッシンジャー氏はインタビューの中で、「私は米国の軍事介入にはずっと反対の立場であり、公の場でもそう公言してきた」「しかし今回使われたのは大量破壊兵器であり、影響はシリアにとどまらない。その理由から、そして大量破壊兵器使用を罰するという限られた目的のため、私はオバマ大統領の要請を支持する」と述べた。 議会に対しては、武力行使を承認するようできる限りの働きかけを行ったと述べ、「これが国連での公式な投票であればはるかにその方がよかった」「しかし最後の手段として、そしてその問題が十分に重要なものであるならば

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