TSMCが「米国シフト」/稼働率2割の熊本工場に失望台湾から来ていた中核技術者が米国へ旅立った。経産省主導の「半導体祭り」は変調あらわ。 2025年10月号 BUSINESS 日本向け売り上げは5% 今春、半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)のチームリーダーは取引先幹部らに自身の転勤辞令を告げた。この台湾人リーダーは日本の製造子会社であるJASM(熊本県菊陽町)に派遣され、熊本第1工場の新設を指揮した生産ライン設計の専門家。工場の施工主体となった大手ゼネコン(建設会社)の鹿島や、半導体装置メーカー大手とも折衝を重ね、計画通りに第1工場を立ち上げた。2025年に着工する予定の第2工場の新設計画も、このリーダー主導で進むとみられていた。第2工場は27年に稼働する予定で、これから杭打ちなどの具体的な建設が始まる。そのタイミングで立ち上げチームの主要人物の米国転勤が決まった。この辞令は、

このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米ボストン・カレッジとアイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリンに所属する研究者らが発表した論文「Work time reduction via a 4-day workweek finds improvements in workers’ well-being」は、給与を減らすことなく週4日勤務を導入することで従業員にどのような変化が起きるかを調査した研究報告だ。 研究チームは、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、英国、米国などの141組織、2896人の従業員を対象に、週4日勤務制の実験を実施した。 この試験では、従業員は通

収穫の最盛期を迎えたアメリカ・ロサンゼルス北方の広大な農地。しかし、人手不足で収穫が追いつかず、野菜や果物が手つかずのまま畑に放置され、腐り始めています。 農場の人手不足の理由は、トランプ政権による不法移民の取り締まりの強化です。 農家 グレッグ・テッシュさん 「『ICE(移民・税関捜査局)』という言葉を聞いたら、誰も安全だとは思いません。たとえ許可がある人でもです」 先月、ICE(移民・税関捜査局)による不法移民の取り締まりが行われたことで、多くの労働者が摘発を恐れて農場に来なくなったといいます。 農場の労働者 「朝起きる時、恐怖とともに目覚めます。家を出たら、もう二度と戻れないかもしれません」トランプ大統領は3日の会見で、雇用主の農場が身元を保証すれば、移民労働者の滞在を認めると発言しています。 「農場から労働者全員を奪うようなことはしたくないです」 (「グッド!モーニング」2025

(CNN) 6月半ば、クルーズ船「ビラ・ビ・オデッセイ」の船内に足を踏み入れたシャロン・レーンさんは、喜びと安堵(あんど)の気持ちで胸がいっぱいになった。 「長年の夢がついに叶(かな)った」とCNN Travelに語った。 これは短期のクルーズ旅行ではない。米カリフォルニア出身で77歳のレーンさんは、今後15年間この船で世界の海を巡り、日本からニュージーランドまでさまざまな場所に立ち寄る予定だ。 ビラ・ビ・オデッセイは「居住型」のクルーズ船で、乗客は原則として短期間の旅行目的では乗船しない。キャビン(客室)は販売され、その契約期間は少なくともオデッセイの推定耐用年数である15年間。船は30年前に建造され、最近改修が完了した。 居住型クルーズ船は、クルーズ船業界にとってまだ新しい分野だ。 海上での暮らし 米クルーズ新興企業のビラ・ビ・レジデンシズが運営するオデッセイは、昨年9月末に出航した。

イランの国営テレビは日本時間の24日午前1時半すぎ、イランが中東カタールのアメリカ軍基地に対し、軍事作戦を開始したと伝えました。カタールの首都ドーハ近郊にある、アメリカ軍にとって最大規模のウデイド空軍基地が標的になったとみられ、イランの国営メディアは「6発のミサイルがカタールのアメリカ軍基地に命中した」と伝えました。 イラン軍は国営メディアを通じて声明を発表し、「アメリカによる、イランの核施設への露骨な軍事的な侵略と国際法の明確な違反を受け、カタールにある空軍基地を、破壊的で強力なミサイル攻撃の標的とした」として、アメリカへの報復だと明らかにしました。アメリカ国防総省の当局者は取材に対し、ウデイド空軍基地への攻撃について「イランから発射された、短距離および中距離弾道ミサイルの攻撃を受けたことを確認した。現時点ではアメリカ人の犠牲者の報告は入っていない」としています。 また、カタールの外

(CNN) トランプ米大統領の貿易戦争により、米国の消費者は厳しい選択を迫られている。中国から米国の港湾に現在入港している船は、中国製品の大半に課される大規模関税が適用される初のケースとなる。つまり、消費者は数週間以内に価格上昇と、一部商品の品不足に直面することになる。トランプ氏が高率の関税を課して以降、中国からの輸入は急減した。特に先月、報復合戦で大半の中国製品に最大145%の関税が課されてからはこの傾向が顕著だ。 「今週の貨物量は前年同期に比べ35%ほど減っている。現在入港しているこれらの貨物船は、中国などに先月課された関税が初めて適用される船だ」。ロサンゼルス港湾当局の責任者ジーン・セロカ氏は6日、CNNの取材にそう語り、「積み荷の量が少ないのはこのためだ」と説明した。 セロカ氏によれば、現在中国から入港している船では、輸入量の減少幅が50%を超える。米国企業は中国製品の価格を2

AShein distribution center in Whitestown, Indiana, US, on Tuesday, April 8, 2025. Photographer: AJ Mast/Bloomberg中国発のファッション通販大手SHEIN(シーイン)は米国向け製品の価格を引き上げた。中国から米国に輸入される少額貨物に対する関税の引き上げを前に、貿易戦争が消費者に与える影響が早くも現れた格好だ。 ブルームバーグ・ニュースの集計によると、米国での値上げは25日に集中し、カテゴリーごとに大きな差がみられた。美容および健康分野の上位100品目では平均価格が前日比51%上昇し、2倍余りの値上げとなった商品もある。ホームおよびキッチン、玩具は平均で30%超値上がりし、キッチンタオル10枚セットは377%もの値上げとなった。婦人服の価格は8%の上昇。トランプ政権は今月、輸

加藤勝信財務相は4日の衆院財務金融委員会に出席し、トランプ米政権の高関税措置に関する質問の答弁で「報復関税措置の発動も可能と考えている」と述べた。「一般論」としたが、米国をけん制した格好だ。
アメリカ トランプ大統領 「使い物にならないので、プラスチック製に戻す。ばかげた状況だ」 【写真を見る】ひじをついたまま握手 石破総理がトランプ大統領と初対面トランプ大統領はバイデン政権が推進してきた紙製ストローの政府機関への導入を取り止め、プラスチック製に戻すとする大統領令に署名しました。 プラスチック製に戻っても、「サメに影響を与えることはない」などと主張。直後には自信のSNSに好物のダイエットコーラの瓶にストローをさした写真を投稿しています。バイデン政権では、世界で深刻化する環境汚染への対策でプラスチック製品の使用などを段階的に廃止する方針を決定していましたが、トランプ政権は真逆の政策を進め、地球環境問題を重視しない姿勢が改めてあらわとなった形です。
女性アスリートらに見守られながら大統領令に署名するトランプ米大統領=5日、米ホワイトハウスのイーストルーム/Andrew Harnik/Getty Images (CNN) トランプ米大統領は5日、トランスジェンダー女性の女子スポーツ競技への参加を禁止する大統領令に署名した。同氏は大統領選で中心に掲げた政治課題の解決に動いている。 数十人の女性と競技ユニホームを着た少女たちが見守る中、トランプ氏は「男子の女子スポーツからの排除」と題した大統領令に署名した。トランプ氏は「この大統領令により、女子スポーツをめぐる戦争は終わった」と宣言した。 政権はすでにトランスジェンダーの権利を標的とした大統領令を発令しており、その一部は法的訴訟に直面している。 署名に先立ち、ホワイトハウスの当局者は、この新たな措置の教育改正法第9編(タイトルナイン)に対する立ち位置はバイデン前政権と逆になると指摘した。バ

「無一文にし家も車も奪う」USスチール買収問題でアメリカの製鉄トップが日本製鉄トップに脅迫まがいの暴言…第二次大戦引き合いに「日本は注意しろ!お前らはおのれを理解していない」 日本製鉄によるUSスチールの買収計画をアメリカのバイデン大統領が阻止したことについて、ライバルのクリーブランド・クリフス社のCEOは13日、バイデン大統領の判断を歓迎すると同時に「日本は中国より邪悪だ」と述べ日本批判を展開しました。アメリカの鉄鋼大手、クリーブランド・クリフスのロレンソ・ゴンサルベスCEOは13日、ペンシルベニア州で会見を行い、2時間近くにわたって持論を展開しました。 ゴンサルベスCEOはアメリカが日本や中国によるダンピングの犠牲者だと主張し、「中国はひどくて邪悪だが、日本はもっとひどい!」と語気を強めました。 ゴンサルベスCEOは、また、石破総理大臣がバイデン大統領に対し、安全保障上の理由で買収計

日本人のお客様によく選ばれる海外の観光地を10ヶ所ご紹介いたします。これから旅行を計画している方の参考になれば幸いです。 日本人に人気の海外観光地 1. ハワイ(アメリカ) ハワイは日本人にとって永遠の憧れの地です。美しいビーチ、豊かな自然、そして買い物や食事も楽しめるオアフ島が特に人気です。ワイキキビーチでのんびり過ごすもよし、ハワイ島でのアクティビティを楽しむもよし、幅広い楽しみ方が魅力です。 > もっと詳しい情報を見てみる 2. ソウル(韓国) 近距離で気軽に行ける韓国の首都ソウルも人気です。ショッピング、グルメ、歴史的な観光スポットが豊富で、特に女性に人気の高い観光地です。明洞や東大門でのショッピングや、伝統的な韓国料理を堪能する旅がおすすめです。 > もっと詳しい情報を見てみる 3. 台北(台湾) 美食の街として知られる台北も、日本人にとって身近な海外旅行先です。夜市での食べ歩き
軽トラの仲介を手掛けるOIWAが日本から仕入れ、カスタマイズしたホンダ「アクティ」1995年モデル/George Zotos/Oiwa.co/OiwaGarage.co (CNN) 車体の全長はフォードの「F―150」の半分ほど。米国の標準的なピックアップトラックに比べると、軽トラックはまるでおもちゃのように見える。だがそれほど小さな車が米国で驚くほどの人気ぶりを見せている。 日本の軽トラック(軽トラ)の米国での販売台数は過去5年で3倍に増え、日本中古車輸出業協同組合によれば、昨年だけで約7500台が米国へ輸出された。 専門家は軽トラ人気について、ピックアップトラックが大型化して平均価格が急騰する中で、家計の苦しい米国人の大型トラックに対する反発が背景にあるとみる。 だがそのカルト的人気は、所有者やファンのネット上の行動の方に表れているかもしれない。 インスタグラムのページ「ケイトラック・

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