太平洋沿岸にある千葉県匝(そう)瑳(さ)市の今泉浜地区に整備された津波避難タワーの腐食が進み、2015年の完成から10年しかたっていないのに使用不能になっている。予算の関係で建て替えの時期も不透明で、近隣住民やサーファーからは「こんなに早く駄目になってしまうなんて」「いざという時に困る」と困惑の声が上がる。(大治有人) 【写真】タワーの手すりはどれもさびついている

新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜に入港してから3日で5年を迎える。乗客乗員712人が感染し、13人が死亡した「未知の感染症」は、今や季節性インフルエンザと同等に位置付けられ、国際クルーズ船の受け入れも再開された。だが、元乗客は危機感をあらわにする。「災害級の感染拡大で多くの人が亡くなったのに、政府の対応は検証されないまま。果たして、これでいいのか」 「船内はまさに『地獄』だった」 ダイヤモンド・プリンセスに乗っていた80代の無職男性は当時を回顧する。 日本生まれの大型客船が那覇港から横浜港・大黒ふ頭沖に到着したのは2020年2月3日夜。すぐに厚生労働省の検疫官が乗り込んだ。 その2日前、香港で下船した乗客のコロナ感染が判明。那覇港に続く再検疫の結果、31人のうち10人の陽性が確認された。 だが患者の搬送手段も、受け入れ先もなかった。政府は船内

「中電病(なかでんびょう)」という言葉が、首都圏のJR運転士の間でささやかれている。中央・総武線の各駅停車(三鷹―千葉)で運転士の体調不良によるオーバーランなどが相次ぎ、所属する職場(旧・中野電車区…

<インフルエンザによく似た症状を引き起こすこのウイルスは、比較的新しいため、治療法もワクチンもまだない> ニュース報道やソーシャルメディアへの投稿では、中国でヒトメタニューモウイルス(HMPV)というあまり知られていないウイルスが流行していると警告されている。中国当局はまだこの事実を公式に認めていない。 その代わり、中国疾病予防管理センターは2024年最終週までのデータに基づく公式報告で、中国において複数のインフルエンザ様疾患の発生率が上昇傾向にあることを指摘した。 このデータからは、インフルエンザが疾病の流行の先頭に立っていることがうかがえる。検査を受けた患者の30.2%がインフルエンザ陽性で、前週より6.2%増加しており、重度の呼吸器疾患で入院した人の17.7%が陽性と判定された。 だが、このデータは同時に、HMPVの感染率が新型コロナウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスといった他
今回の豪雨では能登半島地震の被災者向けに石川県などが建設を進めてきた仮設住宅が浸水した。背景には能登半島は山間地が多く、洪水の浸水想定区域に整備せざるを得ない現状がある。識者は用地確保の難しさを指摘し、入居者たちへの災害リスクの周知を訴える。

平塚市を管轄する警察や消防によりますと、この大雨の影響で、市内の道路の冠水や床下浸水などの被害、それに車が水につかって立往生しているといった通報が 複数寄せられているということで、情報収集を急いでいるということです。 現在のところけが人などの情報は入っていないということです。 駐車場と隣の川との境が分からない状態に 30日午前7時ごろ神奈川県平塚市で建物の5階から撮影された映像です。 外は雨が降り辺りは茶色く濁った水が一面に広がっていて、20台ほどの乗用車がドアの半分あたりまで水につかっている様子がわかります。 自宅のベランダから撮影した諏訪井創介さんによりますと車が止められている場所は駐車場で、そのすぐ脇を流れる川との境が分からなくなっているということです。

気象庁は今日8日(木)19時15分に、南海トラフ地震臨時情報を発表しました。キーワードは【巨大地震注意】です。 今後1週間程度、地震が発生したらすぐに避難できる準備をし、通常の生活を行ってください。 » 関連記事 津波情報 » 地震情報一覧» 地震情報一覧 » 発表中の津波情報» 発表中の津波情報 ○「巨大地震注意」のキーワードの出る条件 評価検討会により、監視領域内においてモーメントマグニチュード7.0以上の地震が発生したと評価された場合 → 今回の地震は、モーメントマグニチュード7.0の地震と評価されました。今後は「南海トラフ地震関連解説情報」で地殻活動の状況等が発表されます。 気象庁による発表の内容です。 ** 見出し **本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の

気象庁によりますと17日午後11時14分ごろ、豊後水道の深さ39キロを震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。 観測された揺れは次のとおりです。 【震度6弱】 愛媛県愛南町、高知県宿毛市 【震度5強】 愛媛県宇和島市 【震度5弱】 愛媛県八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、鬼北町、大分県佐伯市、津久見市 このほか、震度4から1の揺れを西日本と東日本の広い範囲で観測しました。この地震による津波はありませんでした。 この地震のあと18日午後5時までに豊後水道では震度1以上の揺れを観測する地震が30回、発生しています。 前線が西から近づく影響で強い揺れを観測した愛媛県や高知県、大分県では20日以降、断続的に雨が降ると予想されています。 気象庁は揺れの強かった地域では家屋の倒壊のほか、これまでより少ない雨で土砂災害が発生する危険性が高まっているとして、今後の地震活動や雨に十分注意するとと

解体作業が急ピッチで進む「天王星ビル」。瓦礫や粉塵が飛散しないうように消防車から放水が行われた=8日午後、台湾東部・花蓮(桐原正道撮影) 【花蓮(台湾東部)=白岩賢太、五十嵐一】台湾東部沖地震で被害が大きかった花蓮市では、地元当局が発災翌日に傾いたビルの解体に着手するなど、日本の災害現場とは異なる迅速な対応が注目を集めた。台湾では被災建物が周囲に危険をもたらすと判断した場合、所有者に通知することなく強制的に撤去できると法律で規定しており、危機意識の高さが際立つ。 8日午後、解体が進む花蓮市中心部の9階建てマンション「天王星ビル」の前で、重機を使った工事の進捗状況をじっと見守る住人女性(69)の姿があった。 「自室には貴重品が残っている。何とか入らせてほしいと、何度も頼んだがダメだった」。6階に住んでいた女性は、十数年前に80万台湾元(約400万円)でマンションを購入。間取りは1DK。「狭い

Published 2024/03/13 21:17 (JST) Updated 2024/03/14 00:30 (JST)自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派議員ら85人が受け取った還流資金の相当額を寄付する方向で検討に入った。能登半島地震の被災地支援に充てる案が浮上している。還流資金を個人所得として納税しないのは脱税に当たると野党が追及しており、批判を回避する思惑もありそうだ。党関係者が13日明らかにした。 離党や除名となった議員らを除き、政治資金収支報告書に記載せず裏金化したのは2018~22年の5年間で総額約5億7949万円に上る。85人の内訳は安倍、二階両派の現職82人、選挙区支部長3人で、解散方針を決めた安倍派の「5人組」や二階派の二階俊博元幹事長らが含まれる。 裏金は既に使用したと報告した議員もいるが、全額分を寄付させることを執行部は想定する。不記載額は

能登半島地震の直後、停電中でもごはんが炊ける炊飯器がX(旧Twitter)上で話題になった。 【動画】新聞紙でどうやって米を炊く…?動画はこちらから タイガー魔法瓶の炊飯器「魔法のかまどごはん」だ。 米と水以外に必要なものは、「新聞紙」と「火」だけ。かまどを使った炊飯器が開発された背景には、「防災用品として使い、災害に備えてほしい」「災害時でもおいしいごはんを食べてほしい」という開発者の思いがあった。 開発を率いた、「魔法のかまどごはん」のプロジェクトリーダーに話を聞いた。 令和を生きる私たちにとって「炊飯」とは、多くの場合、研いだ米と水を炊飯器に入れて、「炊飯ボタン」を押すという動作を意味する。 しかし、「魔法のかまどごはん」では、一昔前の「かまど」と同じような原理で、なべに直火でごはんを炊き上げる。 炊き方は至ってシンプル。まず、新聞紙を割いてねじり棒状にしたものを、かまど下部にある2

能登半島地震の発生から1カ月以上が経過し、現地では避難所運営を巡り、一部の被災者に特定の役割が固定化されることへの懸念が高まっている。特に毎日の食事作りは女性に偏る傾向があるという。ボランティアの聞き取りに対し、「男性もカレーくらい作ってくれたらいい」と打ち明ける声もある。民間の支援団体は「持続可能な避難所運営ができるように、役割分担やルール作りの調整役が必要だ」と訴える。 【写真】断水が続く中、避難所で食事を作る女性たち ■日中の避難所に男性がいない 「発災から2~3週間くらいまでは、被災者自身も命を守ることを優先して過ごしていた。1カ月以上が経過した今は、避難所を実際に切り盛りしている人たちの積み重なった疲労やストレスが心配だ」 そう話すのは、これまでに2回、石川県穴水町で避難所運営の支援を行った「男女共同参画地域みらいねっと」代表理事の小山内世喜子さんだ。 東日本大震災以降、「防災に

能登半島地震は、路面の陥没や倒木、土砂崩れで道路が寸断されて多くの地区が孤立状態となり、救援物資の輸送が困難を極めた。こうした中、国内の大規模災害としては初めて、発生から間もないタイミングでドローンによる物資運搬が実現したが、現地に入ったドローン操縦士は、思ってもみなかった「壁」をいくつも感じた。ドローンという新たな救援手段を今後の災害に生かすために必要な備えとは――。 道路が寸断され、孤立状態となった石川県輪島市の西保地区。NHK連続テレビ小説「まれ」のロケ地となった大沢漁港にほど近い西保公民館に地震発生から10日後、約1・5メートル幅のドローンが医薬品を降ろし、再び空に飛び立った。操縦士の青木孝人さん(45)は「何とか間に合った」と胸をなで下ろしたが、「もっと早く飛べたはず」と課題も感じた。 青木さんは過疎地を中心にドローンの物流実験を行うネクストデリバリー(山梨県小菅村)の取締役。加

「ゆりかもめ」の運行会社によりますと、「ゆりかもめ」は5日午後9時15分ごろ雪の影響で ▽竹芝駅と汐留駅の間と ▽汐留駅と新橋駅の間で あわせて2本の列車が動けなくなったため、乗客550人を軌道上に降ろし、汐留駅まで歩いて誘導したということです。 けがをした人や体調の不良を訴えた人などはいないということです。 この影響で、「ゆりかもめ」は午後10時半現在、全線で運転を見合わせていて、再開のめどはたっていないとしています。 乗客「滑りやすかったので怖かった」 雪の影響で軌道上で動けなくなった「ゆりかもめ」に乗っていた女性は「走行中に急ブレーキがかかり車内が暗くなりました。その後『降りてください』と車内アナウンスが流れ、駅員が外からドアを開けて、列車から降りて歩いてきました。足元が滑りやすかったので怖かったです」と話していました。 この列車に乗っていた乗客が撮影した写真や映像では、乗客たちが明

岸田文雄首相は1日の衆院代表質問で、2025年大阪・関西万博の準備作業が能登半島地震からの復旧・復興に与える影響について、「現時点で、万博関連の資材調達等によって復興に具体的な支障が生じるとの情報には接していない」と否定し、「万博の延期、中止の必要は認識していない」と述べた。

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