記録的な暑さの影響で野菜の不作や品質の低下が問題となる中、理化学研究所の研究グループは野菜にアルコールの1種「エタノール」を与えることで、気温が高い環境でも安定して成長させる研究を進めています。 農林水産省によりますと、暑い日が続くと、キャベツなど葉物野菜の成長が止まったり、トマトの実がならなかったりとさまざまな農作物に影響が出るため、生産量の減少や品質の低下が懸念されています。 暑さに強い野菜の栽培方法を研究している理化学研究所・環境資源科学研究センターの関原明チームディレクターのグループは植物にアルコールの1種「エタノール」を根から吸わせたり、葉の上から噴霧したりすると気温が高い環境でも安定して成長することを突き止めました。 研究グループの実験では、ミニトマトに0.1%ほどに薄めたエタノール液を吸わせたあと、50度の気温に数時間さらして成長をみたところ、水だけを与えた場合と比べて、葉が

■色や厚さが違う? イカの生き造りに大葉。うなぎにも、冷ややっこにも。いま旬を迎えている大葉ですが、しそとの違いを知っていますか? 街の人(40代) 「色とかが違うかな、あと厚さが違うとか。全然意識しないでスーパーとかで買ってた」 街の人(60代) 「しそって赤いものもありますもんね。大きさも違う?」 「しそは薬味に使わないよね?大葉は薬味に使っても」 大葉としそには様々な認識があります。一体、何が違うのでしょうか?大葉の名産地、愛知県豊橋市で50年以上続く「しそ農家」の3代目、豊橋温室園芸農業協同組合・大葉部会・企画広報役員の白井己裕さんに教えてもらいました。 白井さん 「日本で出回る大葉の3枚に1枚が、豊橋温室園芸組合から出荷されたもの」 日本に出回る大葉の3枚に1枚を生産している大葉のプロが、しそとの違いについて解説!大葉としそには決定的な違いがありました。その違いとは何なのでしょう

住民らの声で伐採計画が見直されることになった「玉川上水旧水路緑道」の樹木=4月25日、東京都渋谷区で(松崎浩一撮影) 東京都渋谷区は、地下水路となった玉川上水の上の緑道(笹塚-代々木、2.6キロ)の再整備で、当初伐採を予定していた樹木158本の状態を再調査し、8割以上の134本を残すと決めた。方針転換には「木を残して」という住民たちの働きかけがあった。4月24日に開かれた周辺住民への説明会で、長谷部健区長は「ロープを張ったり、添え木をしたりして残せる物は残す。地域にさらに愛される緑道を目指したい」と説明した。(中村真暁) 玉川上水旧水路緑道の再整備事業 緑道は1982~85年度に整備された。傷みや老朽化が進み、東京都渋谷区が農園や遊び場、広場などを再整備する。2024年7月以降、笹塚、大山、幡ケ谷の各緑道で着工予定で、総事業費は約100億円を見込む。 緑道は、渋谷区内の笹塚、大山、幡ケ谷、

窒素は大気の大部分を占めていますが、動植物で窒素を直接利用できる生物は見つかっていません。ところが、非常に小さな海の藻の仲間が窒素を取り込んで利用する能力を獲得しつつあるとする研究結果を、高知大学などがまとめ、生命の進化を考えるうえで重要な発見として注目されています。 この研究結果は、高知大学やカリフォルニア大学などの国際研究チームが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表しました。 窒素は地球の大気のおよそ8割を占める主成分ですが、窒素を直接利用できるのは一部の細菌やバクテリアだけで、動植物など真核生物で窒素を直接取り込んで利用できる生物はこれまで見つかっていません。 研究チームでは、真核生物の1種で20マイクロメートルほどと非常に小さな海の藻の仲間を、安定的に培養できる方法を初めて確立し、詳しく分析しました。 その結果、従来はこの藻の細胞には窒素を利用できるバクテリアが共生していると考

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