パスキーの本質はユーザー側としてはパスワード入力機会の削減、サービス側としては企業のセキュリティリスクのユーザーへの責任転嫁とコストカットである。 サービス側 企業がユーザーにパスキーを使わせようと強要するのはログイン情報の流出や流出したログイン情報による攻撃のリスクと責任とコストから企業を守るために認証に関する問題がユーザーの責任によってしか発生しないよう責任転嫁したいからに過ぎない。このため認証情報の紛失や盗難などによる喪失リスクと復旧の困難性やその他新たに発生する問題については隠蔽または矮小化される。企業にとってパスキーとはパスワードの定期的変更の最新版なのでありユーザーがパスキーを強要されるのはパスワードの定期的変更を強要された歴史を繰り返しているに過ぎない。 ユーザー側 パスキーの適切な実装におけるユーザーの本質的利益はパスワード入力機会が減ることによりフィッシング被害を受ける機
iPhoneの画面ロック、Apple IDに必要なパスコードを忘れてしまった時に役立つツール「AnyUnlock」が、iOS15に対応、新機能が追加されました。 今回はiMobie様からご提供頂いたテスト用アカウントを使い、iPhone Xの画面ロック解除を試してみました。 AnyUnlockとは? AnyUnlockは、iPhoneのパスコードを忘れ、何度も間違えて入力してしまった場合、あるいは画面が割れてFace IDやTouch IDが機能しなくなり、パスコードも入力できないといったトラブルに見舞われたとき、ロック解除をしてくれるツールです。 4桁/6桁の数字コードも、カスタム数字コードも、カスタム英数字コードも、Touch IDまたはFace IDも、AnyUnlockは問題なく解除してくれます。Apple IDも削除できるApple IDのパスワードを忘れてしまうと、App

今年も「最も酷いパスワード・ベスト50」が発表される季節になりました2019.12.22 09:00136,166 Catie Keck - Gizmodo US [原文] ( 岡本玄介 ) 重要性が超低いサイトだとしても、これらのパスワードを登録しないように。 漏洩、侵害、それに無数のプライバシー・リスクなど、あらゆる問題があるというのに、大多数の人々はいまだに「password」と「123456」のパスワードを使っています。もうずっと前から危ないといわれているのですが…。 第9回ワースト・パスワード・オブ・ザ・イヤーセキュリティー・サービス会社SplashDataが、ハッカーによって最も一般的に共有されているパスワードを特定するべく、流出した500万以上のパスワードを評価する第9回ワースト・パスワード・オブ・ザ・イヤーを発表しました。 今年のリストによると、人々は今でも簡単に推測できる

■ 天動説設計から地動説設計へ:7payアプリのパスワードリマインダはなぜ壊れていたのか(序章)7payの方式はなぜ許されないのか、なぜあんな設計になってしまったのか、どう設計するのが正しいのか、急ぎ書かなくてはいけないのだが、前置きが長くなっていつ完成するかも見えない。取り急ぎ以下のツイートでエッセンスを示しておいた*1が、すでにわかりかけている人達にしか刺さらなそうだ。 そもそもスマホアプリ の時代、もはやauthenticationですらないと思うのよね。(何を言ってるかわからねえだろうと思うが。) — Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) July 8, 2019 同様のことは4年前にNISCのコラムに書いたが、消えてしまっているので、ひとまず、その原稿を以下に再掲しておく。 スマホ時代の「パスワード」のあり方を再考しよう 高木浩光 2015年2
宅ふぁいる便から平文パスワードが漏洩した件を受けて、あらためてパスワードの安全な保存方法が関心を集めています。現在のパスワード保存のベストプラクティスは、パスワード保存に特化したハッシュ関数(ソルトやストレッチングも用いる)であるbcryptやArgon2などを用いることです。PHPの場合は、PHP5.5以降で使用できるpassword_hash関数が非常に便利ですし、他の言語やアプリケーションフレームワークでも、それぞれ用意されているパスワード保護の機能を使うことはパスワード保護の第一選択肢となります。 なかでもbcryptは、PHPのpassword_hash関数のデフォルトアルゴリズムである他、他の言語でも安全なハッシュ保存機能として広く利用されていますが、パスワードが最大72文字で切り詰められるという実装上の特性があり、その点が気になる人もいるようです(この制限はDoS脆弱性回避が

by Misha FeshchakWi-FiのセキュリティプロトコルであるWPA/WPA2を用いることで、最新のWi-Fiルーターからも簡単にパスワードを盗み出すことが可能であるとセキュリティ研究者が明かしています。 How to Hack WiFi Password Easily Using New Attack On WPA/WPA2 https://thehackernews.com/2018/08/how-to-hack-wifi-password.html 最新のルーターからもWi-Fiパスワードを盗み出してしまうというハッキング方法を発見したのは、人気の高いパスワードクラッキングツール「Hashcat」の開発者であるJens 'Atom' Steve氏。この手法は「Pairwise Master Key Identifier(PMKID)」ベースのローミング機能を有効にしたW

定期的に変えるのはかえって危険――。総務省がインターネット利用時のパスワードについて、従来の"常識"を覆すような注意喚起を始めた。「推測しやすい文字列になって不正アクセスのリスクが増す」というのが理由で、複雑なパスワードを使い続けるよう呼びかけている。方針転換に困惑する声も少なくない。「定期的にパスワードを変更しましょう」。3月1日、総務省の「国民のための情報セキュリティサイト」からこんな記述

記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements. iOSのポップアップを偽装し、Apple IDやそのパスワードを盗み取るPoCが公開されています。詳細は以下から。 iOSを利用しているとiTunes Storeやアプリ内課金などを行うプロセスでApple IDのパスワード入力を求められると思いますが、悪意のある攻撃者がこのポップアップを偽装し簡単にApple IDのパスワードをユーザーから盗み出すコンセプト(以下、PoC:Proof of Concept)をGoogleのエンジニアFelix Krauseさんが公開し、話題になっています。 📝 One of these isApple asking you for your password and the other one is a phishing popup that s
ブルートフォースアタックを利用したmacOSの「FileVault」と「Keychain」用クラッキングツール「FileVault/Keychain Cracker」が公開されています。詳細は以下から。macOSにはディスク全体をXTS-AES 128暗号方式を用いて暗号化するFileVault 2とパスワードマネージャーKeychainという機能が備わっていますが、この両セキュリティ機能のユーザーパスワードをブルートフォースアタックにより取得するためのツール「FileVault/Keychain Cracker」をiOSデバイス用管理ツールiMazingやccacheアプリなどを開発しているスイスDigiDNA SARLのエンジニアJean-David Gadinaさんが公開しています。 Disclaimer I wrote this software in order to help
by Christoph Scholz 2016年9月下旬に発生した毎秒1テラビットという史上空前のDDoS攻撃は、「Anna-senpai」を名乗るユーザーが作成した「Mirai」というマルウェアがIoTデバイスに感染してボットネットを形成し行われたものでした。このボットネットに組み込まれて攻撃の「踏み台」にされたデバイスの多くで、「セキュリティがザル」としか言いようのないユーザー名とパスワードの組み合わせがハードコード(ソースコードに直接記述)されていたことがわかりました。 These 60 dumb passwords can hijack over 500,000 IoT devices into the Mirai botnet https://www.grahamcluley.com/mirai-botnet-password/ Over 500,000 IoT Devices

Appleが提供するクラウドサービス「iCloud」のパスワード4000万件分が漏洩した可能性がある、と海外ニュースサイトCSO Onlineが報道し、老舗アンチウイルスソフトメーカーのカスペルスキーもAppleユーザーに対して警告を発しています。Apple devices held for ransom, rumors claim 40MiCloud accounts hacked | CSO Online http://www.csoonline.com/article/3093016/ Change youriCloud password NOW | https://blog.kaspersky.com/change-icloud-password/12544/ CSO Onlineによると、少なくとも4000万件分のiCloudアカウント情報が漏洩したそうで、これを駆使してi

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