中国・重慶市にあるモノレールが吸い込まれていくように見える建物/Sky_Blue/iStock Unreleased/Getty Images (CNN) カナダ出身の旅行コンテンツクリエーター、ジョシュア・グビさんは2024年11月に初めて中国・重慶市を訪れた際、SNSで見た街が現実にはあれほど素晴らしい場所ではないのではないかと心配していた。中国南西部の山岳地帯に位置する大都市・重慶は複雑かつ多層的な構造で知られ、中国の「8D都市」と呼ばれることもある。郊外の農村部を含めると市全体の面積はオーストリアに相当する。内陸という独特な地形と急速な発展によって、重慶は上に延びるしかなく、ある建物は真ん中をモノレールが走っているほどだ。 観光客にとり、そして地元の一部の人にとってさえも、曲がりくねった、目を見張るような重慶の街並みに迷い込むのは楽しみの一つだ。 グビさんは「実際、期待をはるかに

雪が積もった路上でベビーカーを押す女性=1月、韓国ソウル/Jung Yeon-je/AFP/Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 子どもが誕生してから18歳になるまでの子育て費用が世界一高いのは韓国――。米金融機関ジェフリーズがこのほど、そんなランキングを発表した。 今回のランキングでは、中国の人口調査機関のデータをもとに、1人当たりのGDP(国内総生産)に占める割合で各国の子育て費用を比較した。 その結果、子育て費用の高さで韓国に次ぐ2位は中国、3位はイタリアの順だった。米国はドイツと日本の間に挟まれて、上位14カ国の中間に位置していた。 ただし出費した額で比較すると、中国は少ない方だった。 東アジアの子育て費用がかさむ理由は、教育費の高さと保育施設の充実度の違いにある。ジェフリーズによると、中国の保育所は最近までほとんどが私立だった。中国で子どもが18

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて書かれたウラジーミル・ソローキン(*)のエッセイ「プーチン 過去からのモンスター」は多くの海外メディアに掲載された。「文藝2022年夏季号」(2022年4月7日発売)では、オリジナルのロシア語テクストからの全訳を緊急掲載している。 その掲載を受け、ソローキンの多くの作品の訳者であり、「プーチン 過去からのモンスター」を翻訳した松下隆志氏による、ソローキン作品とプーチンに関するエッセイを掲載します。 *ウラジーミル・ソローキン 1955年ロシア生まれ。コンセプチュアリズム芸術運動に関わりながら、非公式に作家活動を行う。「現代文学のモンスター」の異名をとる。主な作品に『ロマン』『青い脂』『氷三部作』『テルリア』、短篇集『愛』など。 対峙する二人の「怪物」 松下隆志 2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻を受け、ソローキンは速やかに「過去からのモンスタ

『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日本の文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日本経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも本当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招き猫に地蔵、それからラムネのような飲み物といった日本的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日本人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、本作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

米ホワイトハウスで、国連安保理常任理事国の代表とドナルド・トランプ米大統領の昼食会に出席した中国の張軍国連大使(2019年12月5日撮影)。(c)MANDEL NGAN / AFP 【9月25日 AFP】中国の張軍(Zhang Jun)国連(UN)大使は24日、国連安全保障理事会(UNSecurity Council)の会合で、さまざまな国際問題で米国が取った対応を厳しく非難し、「もうたくさんだ!」と述べた。 2日前の22日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は国連総会(UN General Assembly)一般討論のビデオ演説で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)をめぐり、中国の責任を厳しく追及するよう求めていた。 幾つかの国のトップもビデオ会議システムを通じて参加した、グローバル・ガバナンス(多国間統治)について討議するオンラインの公開会合で張氏

9月15日、中国の通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する半導体の出荷停止がついに始まった。そんななか、複数の半導体メーカーが自社製品のファーウェイ向け出荷許可をアメリカ商務省に申請していることがわかった。ただし現時点では、申請に対する同省の判断は明らかになっていない。 今回の出荷停止は、商務省が今年5月と8月に打ち出した対ファーウェイ制裁の強化に伴うものだ。同省は5月15日、半導体メーカーがファーウェイや子会社の海思半導体(ハイシリコン)が設計したチップの製造を請け負う場合、その過程でアメリカ由来の技術を含む装置やソフトウェアを使う際には、アメリカ国外での生産を含めて許可の取得を義務づけた。 これにより、半導体の受託製造(ファウンドリ)で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)や、中国のファウンドリ最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)は、ファーウェイからの新規受注を停止せざる

ことし6月までの3か月間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済が悪化したことから前の年の同じ時期と比べて16%の減少となりました。一方、メーカー別では、中国国内での販売を伸ばしたファーウェイが初めて首位となりました。 これは前の年の同じ時期と比べて16%の大幅な減少で、IDCは新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済が悪化したためだとしています。 メーカー別のシェアは、 ▽中国国内での販売を伸ばしたファーウェイが20%で初めて首位となり、 ▽韓国のサムスン電子が19.5%で2位、 ▽アメリカのアップルが13.5%で3位でした。 ファーウェイに対しては、ハイテク分野での中国への警戒を強めるアメリカ政府が締めつけを強め、IDCは「ファーウェイの国際市場での不確実さは今後も続くだろう」と分析しています。

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く