元ホンダ・浅木泰昭 連載 「F1解説・アサキの視点」第1回 前編 ホンダの技術者として、F1最強のパワーユニット(PU)と日本一売れている車N-BOXを開発した稀代のエンジニア・浅木泰昭氏。2023年にホンダ(本田技研工業)退職後は、モータースポーツ解説者としても活躍している。 そんな浅木氏による新連載がスタート。記念すべき第1回のテーマは、「なぜ世界各国の自動車メーカーは今、F1を目指すのか?」。 F1は2026年の車体とPUのレギュレーション一新と同時に、新たな自動車メーカーが続々と参戦してくる予定だ。アメリカ最大の自動車メーカー・GM(ゼネラルモータース)が「キャデラック」ブランドで11番目のチームとして参戦し、ドイツのアウディもザウバーを買収して加わる。 ホンダは、新たにアストンマーティンと組んでワークス復帰し、フォードもレッドブルとともにPU開発を行なうという。そして自動車界の巨

FORMATION LAP Produced by auto sport : Hands in the Fight|0.25mmの戦い

フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のロゴ(2025年5月22日撮影)。(c)GABRIEL BOUYS/AFP 【6月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の主催者は10日、20206年シーズンの暫定日程を発表した。新たにマドリードでのレースが追加され、来季はバルセロナと合わせ、スペインで二つのGPが開催されることになった。 開幕戦は、2年連続でオーストラリアGPとなり、3月6日〜8日に行われる。 新たに追加されるマドリードでのGPは9月11日〜13日の日程で組まれ、欧州シーズンの最後を飾る。マドリードのサーキットは、市街地と非市街地のコースを組み合わせたレイアウトとなる見通し。 シーズンは計24戦で構成され、最終戦は12月4日〜6日のアブダビGPとなる。モントリーオールでのカナダGPは、各チームの移動負担を軽減する目的で、5月のマイアミGPの直後にスケジュール変更

ローソンはフル参戦1年目にして、セルジオ・ペレスの後任としてレッドブルの期待を背負っていたが、開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPでは不振を極めた。スプリントも含めた計3度の予選ではいずれもQ1突破すらできず。ポイントもまだ獲得できていなかった。 対照的に角田はオーストラリアGPでの予選5番手をはじめ、Q3進出を続けている。チームの戦略ミスもありレースでは思うようにポイントを稼げていないが、レースペースも安定している。 F1中国GP後から、レッドブルがローソンの代わりに角田の起用を検討しているのではないかと報じられるようになったが、角田の母国レースである日本GPを前に、それが現実のものとなった。 レッドブルの今季用マシンであるRB21はドライブしにくく、一方でレーシングブルズのVCARB02はドライブしやすいマシンだという評価もあるが、レッドブルはこの冬に決めた決断を残酷なほど早く翻し

いくつもの疑問が浮かんでは消え、いまもそれは人々の頭の中で浮遊している。 12月19日、レッドブルが2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメートとしてRBのリアム・ローソンを起用すると発表した。この結果、ローソンのチームメートだった角田裕毅のレッドブル移籍という希望は露と消えた。 なぜ角田はレッドブルのドライバーに選ばれなかったのか? その答えを導き出すためには、ローソンが角田のチームメートになった過程を辿る必要がある。 ADVERTISEMENT 24年開幕時点で角田のチームメートはローソンではなく、ダニエル・リカルドだった。親チームのレッドブルにとって、リカルドは将来が不透明のセルジオ・ペレスの後任として適材だった。元々レッドブル・ジュニア出身のリカルドは、14年から18年まで5年間、レッドブルに在籍したかつての仲間であるだけでなく、8度の優勝経験という実績があるからだ。 ロー

Twitter Facebook B!Bookmark 自動車レースのF1イタリアGPは現地30日に同国の伝統コース、モンツァ・サーキットで開幕する。同29日にはさまざまなテスト走行などが行われたが、セーフティカーが高速コーナーでクラッシュするというまさかの事態が発生した。英専門メディアは「奇妙な事故」「何かが予想通りに機能しなかったのでは」などと報じている。

F1マイアミGPのスプリントレースでは、ケビン・マグヌッセン(ハース)のドライビングが話題となった。複数回をペナルティを受けたマグヌッセンの振る舞いについて、マイアミGPのスチュワードは報告書で見解を発表した。 スプリントの中で、ポイント獲得を巡ってルイス・ハミルトン(メルセデス)と激しいバトルを繰り広げた。ただマグヌッセンはコース外を走ってアドバンテージを得たとして、合計3つものペナルティを受けてしまった。 タイムペナルティで順位が下がることが決まったマグヌッセンは、前を走るチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグの入賞をアシストするためになりふり構わず防御に徹した。こういった戦術は、サウジアラビアGPでも見られたものだ。 スプリントを終えたマグヌッセンは『Sky Sports F1』に対し、受けたペナルティは全て妥当なものだとして、次のように語った。 「それ(ペナルティを受けたこと)で僕は

F1サウジアラビアGPの決勝でハースのケビン・マグヌッセンがRBの角田裕毅らを相手に繰り広げた”ブロック戦術”について、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは少々ズルいと考えており、他チームも同様の手法を取るかもしれないと懸念している。 マグヌッセンは決勝で、セーフティカー明けのレース再開時にアルボンと接触してまず10秒のタイムペナルティを受けた。その後角田とのバトルの最中にコース外でアドバンテージを得て抜き返したとして、更に10秒のタイムペナルティが科されることとなった。 これでマグヌッセンに科されたタイムペナルティは20秒。熾烈な中団グループの戦いにおいて入賞を狙う可能性は実質的に潰えたが、ハースはそのマグヌッセンを盾に角田やアルボンを含む後続グループを抑え込み、ステイアウト戦略を取っていたニコ・ヒュルケンベルグを援護する作戦に出た。 マグヌッセンは1周あたり1秒近くスローダウンしつ

秋に開催されるのが常だったF1日本GPは、今年から春開催となる。 開催地である鈴鹿サーキットは先日、F1日本GPの開催契約を5年間延長したことを発表。少なくとも2029年まで同サーキットでのF1日本GPが継続されることになった。 ただ最近契約を延長したり、新規契約を交わしたりしたサーキットは、10年の長期契約を結ぶ例が多い。しかし鈴鹿の契約延長は5年。この契約期間となったのは、鈴鹿サーキット側の意向だったという。 「5年間契約を延長できたことは、率直に申し上げて嬉しいし、安心したというのが正直な気持ちです」 鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランドの斎藤毅社長はそう語った。 「これまでF1をやってこられたのは、三重県や鈴鹿市の行政の皆さん、地元の皆さんの協力があってのことだと思っています。そしてファンの皆さんの支援もあって、鈴鹿サーキットを盛り上げていただきました。それが評価されたの

自動車レースF1の今季第21戦、ラスベガスGPで16日行われたフリー走行が排水溝のふたの緩みの影響でスタートから約8分で中止となったことを巡り、この日のためにチケット購入していた3万5000人の観客が主催者らに対して集団訴訟を起こした。米ネバダ州ラスベガスで18日撮影(2023年 ロイター) [ラスベガス 19日 ロイター] - 自動車レースF1の今季第21戦、ラスベガス・グランプリ(GP)で16日行われたフリー走行が排水溝のふたの緩みの影響でスタートから約8分で中止となったことを巡り、チケット購入していた3万5000人の観客が主催者らを相手に集団訴訟を起こした。 ラスベガスGPの初日、1回目のフリー走行中に排水溝のふたの緩みによりカルロス・サインツ(フェラーリ、スペイン)らのマシンが損傷し、開始から約8分間で中止された。補修などによる5時間半の休憩を経て、2回目のフリー走行開始は午前2時

22F1第11戦オーストリアGP。サーキットの建物に記されたF1のロゴ(2022年7月8日撮影、資料写真)。(c)CHRISTIAN BRUNA / POOL / AFP 【1月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は17日、中止になった中国GP(Chinese Grand Prix)の代替開催地を見つけられなかったものの、今季は史上最多となる全23レースを開催すると発表した。 昨年12月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の問題が継続していることを理由に、中国GPは4年連続で中止が決定。過去に開催経験のあるポルトガルやトルコが代わりの開催地になる可能性が取りざたされていた。 しかしF1はこの日、日程が23戦のままになると発表。4月2日の第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix2023)から4月30日の第4戦アゼルバイジャンGP

日本パワーボート協会物語 Ver.1「パワーボート」という競技を知っていますか?「パワーボートの今」を作った「小嶋松久」氏 ジェットスキー(水上バイク) 「パワーボート(Powerboat)」という競技をご存じですか? パワーボートとは、モーターボートを使った競技(モータースポーツ)および、それらで使われる船体のことをいいます。競技カテゴリーによっては、最高速度200km/hを超えるものもあり、「海のF1(エフ・ワン)」とも呼ばれているスポーツです。 パワーボートは、アメリカやヨーロッパなどでは、比較的ポピュラーなレースで、日本でも、比較的小さいボートを使うレースは各地で行われています。 オフショア艇もエントリーできるビッグレースは、昨年、小豆島で行われた「日本グランプリパワーボートレース」があります。過去には、瀬戸内ローズカップや熱海オーシャンカップなどが行われていた時期もありました。
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