世界の野鳥の間で感染が続く鳥インフルエンザ。米国での新たな流行は2022年1月に始まった/CDC/NIAID/AP (CNN) 米ワシントン州保健当局は21日、鳥インフルエンザに感染して入院していた州在住の男性が合併症で死亡したと発表した。男性からはこれまで人間で未確認だったウイルス株が検出されていた。 患者は基礎疾患を抱える高齢者で、H5N5型鳥インフルエンザに感染し、入院治療を受けていた。 米国で人間への鳥インフルエンザ感染が報告されるのは9カ月ぶり。死亡報告は2例のみで、米疾病対策センター(CDC)は一般の人に対するリスクは依然低いままだとしている。 当局は、当該の男性と濃厚接触した人々への監視を継続しているが、他に鳥インフルエンザの陽性反応を示した人はおらず、人間同士の感染の証拠も見つかっていない。 「この人物は裏庭で鳥類の混合飼育を行っていた」と州保健当局は声明で発表。「保健当局

米首都ワシントンで行われた上院保健委員会の公聴会で証言する、米疾病対策センター(CDC)のスーザン・モナレズ前所長(2025年9月17日撮影)。(c)Brendan SMIALOWSKI/AFP 【9月18日 AFP】米疾病対策センター(CDC)のスーザン・モナレズ前所長は17日、上院保健委員会に出席し、科学的根拠のない小児ワクチン接種スケジュールの変更を承認しなかったために解任されたと述べた。 先月突然解任となったモナレズ前所長はまた、ロバート・F・ケネディ・ジュニア米厚生長官から、理由なくCDCの専門家学者を解雇するよう要求したとも明かした。 共和党の上院保健委員長で医師でもあるビル・キャシディ氏の質問に対してモナレズ氏は「科学的根拠があれば、接種スケジュールの変更に前向きである」と伝えたものの、ケネディ氏は「根拠となるデータや科学的証拠を何も提示しなかった」という。 キャシディ氏が「

米疾病対策センター(CDC)所長のスーザン・モナレズ氏(2025年6月25日撮影)。(c)Kayla Bartkowski/GETTY IMAGES NORTH AMERICA/AFP 【8月28日 AFP】米国のドナルド・トランプ政権は27日、ワクチン懐疑論者として知られるロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官との対立の中で辞任を拒否した疾病対策センター(CDC)のスーザン・モナレズ所長の解任を発表した。 健康科学者で長年公務員を務めてきたモナレズ氏がCDCの所長に就任してから1か月経過していないものの、ケネディ厚生長官が率いる保健福祉省はX(旧ツイッター)に、「彼女はもはや所長ではない」と投稿した。 ホワイトハウスのクシュ・デサイ報道官はAFPにあてたメールで「スーザン・モナレズは再び米国を健康にするという大統領のアジェンダに賛同していない」「スーザン・モナレズは、保健福祉省幹部に辞

この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【6月26日 AFP】米国のロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官によって任命された疾病対策センター(CDC)の予防接種実施諮問委員会(ACIP)は25日、初会合を開き、小児の予防接種スケジュールを再検討し、反ワクチン派が長年支持してきたテーマを推進する考えを表明した。 ワクチンに関する誤情報を数十年広めてきたケネディ氏は、ドナルド・トランプ政権の厚生長官に就任。 今月に入り、バイデン前政権下で任命されたACIP委員には利益相反があると非難した上で、委員17人全員を突然解任し、新たに8人を任命した。この中には、新型コロナウイルスの感染拡大期に虚偽の主張を広めたことで知られる科学者のロバート・マローン氏も含まれている。 委員長に就任したマーティン・

米上院保健教育労働年金委員会で証言する保健福祉省のロバート・ケネディ・ジュニア長官=5月20日/Tasos Katopodis/Getty Images/File (CNN) 米保健福祉省のロバート・ケネディ・ジュニア長官は9日、疾病対策センター(CDC)の予防接種実施諮問委員会(ACIP)の全委員17人を解任し、新たなメンバーに交代させると発表した。ウォールストリート・ジャーナル紙への論説で明らかにした。同委員会が「利益相反を抱えている」ことを理由に挙げている。 ACIPはCDCに対しワクチン接種日程や予防接種の必要な対象範囲について助言する役割を担う。ケネディ氏はACIP委員の任命・解任権限を有しているが、全員の任期満了前の解任は前例がない。任期は通常4年。 ケネディ氏は、従来小児科医や疫学者などが務める委員の多くがバイデン前政権の「退任直前に任命された」としている。「今の委員を解任し

鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの電子顕微鏡写真。米国疾病予防管理センター(CDC)提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / Jackie Katz and CynthiaGoldsmith / Centers for Disease Control and Prevention (CDC) 【5月31日 AFP】米当局は31日、乳牛の鳥インフルエンザ感染に関連し、3人目の感染者が確認されたと報告した。 今回確認されたのはミシガン州の農場労働者で、同州では2例目。4月の最初の感染者はテキサス州で確認された。 米疾病対策センター(CDC)は3例とも、より懸念されるヒト-ヒト感染ではなく、牛からヒトへの感染だと説明した。 ただし、これまでの2例が軽い症状だったのに対し、今回は「インフルエンザ・ウイルス感染に伴う急性呼吸器疾患のより典型的な症状」が報告された。また発熱を伴わない咳

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は19日までに、昨年はほぼ影を潜めていたインフルエンザの発生が米国内の多くの場所で現れ始めていると警告した。 CDCのインフルエンザ対策チームを率いるマニシュ・パテル博士が米国の臨床医との間で最近開いた連絡会議で述べた。 インフルエンザが流行すれば、新型コロナウイルスのオミクロン、デルタ両変異株の猛威に加えた公衆衛生対策の「三重苦」になりかねず、医療態勢への負担がさらに増すとの警戒感が強まっている。 同博士によると、過去18カ月間に米国内ではインフルエンザの活動がなく、世界的に見ても南半球や北半球で最小限の水準にとどまった。同チームによるインフルエンザ監視が始まって以降、見られなかった現象だったとしその理由はまだ判断がつかないとも説明した。 CDCによると、12月の第1週に入り、インフルエンザに感染して841人の入院が記録された。前週の496人から増

米国内で新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人のうち、新型ウイルスに感染して死亡した例は0.001%未満にとどまっていることがわかった/Francine Orr/Los Angeles Times/Getty Images (CNN) 米国内で新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人のうち、新型ウイルスに感染して死亡した例は0.001%未満、重症化した例も0.004%未満にとどまっていることが、米疾病対策センター(CDC)の最新データで明らかになった。 専門家らはこれまでも、ワクチンは重症化や死亡を防ぐ大きな効果があり、最も有望なパンデミック対策だと指摘してきた。 CDCによると、ワクチンを接種したにもかかわらず陽性反応が出る「ブレークスルー感染」の症例は、7月26日までに6587件報告された。このうち入院した患者は6239人、死者は1263人だった。米国内では同日までに、1億6

米ニューヨーク市内で観光バスに乗るために並ぶ人々(2021年7月30日撮影)。(c)Ed JONES / AFP 【7月31日 AFP】新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」は水痘並みの感染力があり、従来株より重症化しやすく、ワクチン接種済みの人でも未接種者と同様に感染を広げる可能性があることが、米疾病対策センター(CDC)の内部文書で明らかになった。 CDCが作成した発表用のスライドでは、デルタ株によって「戦局が変わった」と指摘されている。スライドについては米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が最初に報じ、AFPもその存在を確認した。 スライドによると、ワクチン接種済みの人が感染する「ブレイクスルー感染」は以前考えられていたようにまれではなく、今では接種済みの米国人1億6200万人のうち、週に3万5000人が感染して症状を示している要因となっている。 他国の調査結果に

横浜港の大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区で2020年2月22日、本社ヘリから 新型コロナウイルスの感染が拡大した英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、感染者が滞在していた客室内にこの感染者が下船してから17日後もウイルスが残っていた。米疾病対策センター(CDC)が23日にウェブサイトに掲載した調査報告書で明らかにした。ウイルスは客室の表面部分に残っており、接触などで感染を引き起こすかどうかは不明だが、環境によってウイルスの生存期間が2週間を超える可能性が出てきた。 調査報告書は、CDCの新型コロナウイルス対応チームなどがまとめた。クルーズ船でのウイルスの感染拡大例を分析し、閉鎖的な環境で多数の国出身の旅行者や乗員を介して感染が拡大しやすいことを警告している。この中で、ダイヤモンド・プリンセスで感染者の下船により空室になった客室内の表面から

黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 【ワシントン、ニューヨーク共同】米疾病対策センター(CDC)幹部は12日、電話会見し、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について「感染者数が多くて懸念している。船内にいる米国民の安全が確保されるよう日本の保健当局と緊密に協力する」と述べた。 CDC幹部は「米国民の感染者がいる。症状のない人も含め、最善の対応を受けられることが最優先だ。(米国が)次にどう行動するのが正しいか、国務省や在日米大使館と検討している」と説明した。 米メディアでは、船内に乗客乗員をとどめる日本政府の対応を疑問視する報道も増えている。

10月12日、テキサス州ダラスの病院は、院内の医療関係者がエボラ出血熱に感染したと発表した。感染した医療関係者の自宅を閉鎖する医療チーム(2014年 ロイター/Jaime R. Carrero) [ダラス 12日 ロイター] - 米テキサス州ダラスの病院は12日、院内の医療関係者がエボラ出血熱に感染したと発表した。この関係者は、8日にエボラ出血熱で死亡した患者の治療を担当しており、米疾病対策センター(CDC)の検査により感染が確認された。
【ワシントン=中島達雄】米政府の保健機関「疾病対策センター」は、絶滅した天然痘のウイルスが、倉庫の瓶から見つかったと発表した。 瓶から漏れた様子はないため、センターは「感染する心配はない」と話している。 瓶は、ワシントン郊外のメリーランド州にある米食品医薬品局の施設の倉庫で、引っ越し作業中の職員が見つけた。1950年代の研究用試料とみられ、ラベルに「天然痘」と書いてあった。中身を分析したところ、ウイルスの遺伝子が見つかった。 天然痘は致死率が高い感染症だったが、ワクチンが普及し、世界保健機関(WHO)が1980年に根絶を宣言した。現在は、疾病対策センターとロシアの国立研究所だけが、研究用としてウイルスを保管している。ただし、今回、瓶が見つかった倉庫は、本来の保管場所ではなく、普段は使っていなかったという。
アトランタ(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は19日、職員約75人が手違いによって炭疽菌(たんそきん)にさらされた可能性があると発表した。対象となる職員には抗生剤を投与して経過を観察しているが、「感染の可能性は極めて低い」としている。 それ以外のCDC職員や職員家族、一般市民が危険にさらされる事態とは考えておらず、特に対策を講じる必要はないと説明している。 これまでの報道によると、特定の研究施設で試料の不活性化が適切に行われず、その試料が生菌を扱う設備のない研究施設3カ所で実験に使われた。この3施設の職員は、菌が不活性化されていると思って適切な感染予防措置を講じなかったという。 今回の事態は6月13日に発覚した。 炭疽菌は皮膚や肺、腸を通じて感染する。発熱や頭痛などかぜのような初期症状が出て、最悪の場合は死亡することもある。 CDCは再発防止に向けて安全対策を見直すと発表した。

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