1963年、コルグ(当時の社名は京王技術研究所)が世に送り出した国産初のリズムマシン、Doncamatic(ドンカマチック)DA-20。創業者である加藤孟さんと長内端さんの発想から生まれたこの一台は、やがてスタジオで使われるクリック音の代名詞、ドンカマの語源ともなり、日本の音楽史にその名を深く刻むことになったのです。しかし、時の流れとともにその音は失われ、浜松市楽器博物館で静かにその姿をとどめるのみとなっていました。そんな歴史的な一台が、コルグの技術者チームの手によって約半年の歳月をかけて修復され、再びその特徴的なサウンドを奏でるようになりました。 先日、浜松市楽器博物館にて、この修復完了を記念した記者発表会が開催され、私も現地で取材を行ってきました。そこで今回は、その発表会の内容と、イベント後に個別に行ったインタビューをもとに、このドンカマチックがいかにして生まれ、どのような驚くべき仕組

インタビュー | 2024.09.19 Thu 1人ビートルズで全曲完コピを目指す、60歳からの宅録ライフ “日々を生きる”ためのDTM 〜Akifumi Tamagawaさん(70)の場合〜 職業的な作業としてではなく、ただただ日常を満たすためだけの切実な営みとして音楽を作る人々にフォーカスしていく「 “日々を生きる” ためのDTM」。音楽を「作る」ことが「聴く」ことよりも特別な行為だと考えている人は、現代では少数派かも知れない。 ラップトップ一台で誰でも手軽に楽曲制作ができる今、作曲や録音は特権的なことではなくなった。 例えば、その人にとって音楽を聴くということが、日常を潤したりエキサイティングなものにするためのものだったとしたら、より能動的な作曲という習慣は、その人が求める癒しや興奮をさらに手応えのあるものにしてくれるのかもしれない。 今回登場してもらったのは、埼玉県蕨市在住のAk

2023年12月現在 / β版につき仕様や料金は変更になる場合があります ちなみに生成されるMIDIデータは、生成された後にピッチの補正をしたい場合に利用するためのもの。ただし、現在のMelisma(β)ではまだサポートされておらず、今後搭載される機能になるようです。 そんなMelismaをどんな目的で作ったのかなど、開発者である中迫酒菜さんにインタビューしてみました。 Melisma開発者、神楽音楽出版の中迫酒菜さんインタビュー --このMelisma、音を聴いてみて驚きましたが、どういう経緯で作られたのですか? 中迫:私自身は普段は作曲家として、ゲームなどの音楽を作っていて、クラシック向けの作曲や編曲も行っているほか、最近はVTuberのオリジナル曲などを作っています。一方、家に320種類の楽器があり、発音の仕組みや楽器の歴史を研究するなど楽器研究家でもあります。そうした作曲活動をして

ウェブブラウザで音楽制作! 手持ちの音源からステム作成できる「音源分離」も――Soundmain StudioレビューDTM コラム 最新テック 機材 Soundmainはソニーミュージックによる、【サウンドパック(音源素材)】【ウェブブラウザで動くDAW】【ブロックチェーンを用いた著作権処理の仕組み】を一括して提供することを目指し開発中のプラットフォームです。このうち【ウェブブラウザで動くDAW】が先日ついに「Soundmain Studio」としてローンチしました。現在も改良を重ねている最中ですが、「ウェブブラウザでDAWの基本的な機能が使える」「ソニーの目玉技術である“音源分離”が使える」というコアの部分については体験いただけるようになりました。 【PR】AIの進化を作曲しながら体験できるSoundmain Studio。ブラウザで手軽に使える音楽制作ツールが、今ならお得に試せるキ

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