2008/08/31 DJBによるDNSセキュリティ方式「DNSCurve」 qmailやdjbdnsの作者でも有名なDJBこと、Dan Bernstein氏 (Kaminsky氏もDanだ) がDNSのセキュリティ向上を、現状のDNSプロトコルやメッセージ形式の範囲で改善する方法「DNSCurve」を提案している(djbdnsのメーリングリスト)。この方式は、楕円曲線暗号(Curve25519)を使った公開鍵方式を使ったもので、 機密性: クエリと応答の全パケットが暗号化される 完全性: 偽の応答を排除するため、全ての応答を暗号化認証する 可用性: 偽造パケットの高速に見分けて排除する という特徴がある。DNSキャッシュはDNSCurveを実装する必要があるが、DNSサーバについては、DNSCurveを実装するのが難しければDNSCurve forwarderを使う事で対応できる。DNS
DNSサーバソフトウェアといえば BIND が有名だが、これから新たにDNSサーバを構築するのなら djbdns が断然お勧めだ。安全なこと。軽量なこと。ドメインネームシステムの規定に忠実に作られ、動作構造にもそれがよく反映されていること... 優位点を挙げればきりがない。しかしそれらにも増してウレシイのは、設定やレコード記述が簡便だという点だ。 djbdns を知るまでは、「BIND のゾーンファイル =Domain Name System」 のように思っていたが、今となっては、あれはDNS と闘っていたのではなく BIND と闘っていたのだとつくづく思う。 参考にしたページ EZ-NET 特集:DNS サーバ djbdns NemunekoのWebななめ読み(クラスレス逆引き委譲の実例あり)Netsphere Laboratories Life With djbdns
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