Network Time Protocol(NTP)は、時刻を同期するためにインターネットのあらゆる場所で使われています。しかしNTPはこれまで何度か、その脆弱性を突かれ攻撃の道具として使われてきました。 参考:DNSよりも高い増幅率の「理想的なDDoSツール」:NTP増幅攻撃で“史上最大規模”を上回るDDoS攻撃発生 - @IT NTPの脆弱性を改善するために始まったのが「NTPsec project」です。そのNTPsec projectがNTPsecの最初のベータ版となる「NTPsec 0.9」をオープンソースとして公開しました。 NTPsec 0.9の発表の中で、NTPsecの目標はNTPの脆弱性を減らし、とりわけ増幅攻撃に強くすることだと説明されています。 Thegoal of the project is to harden againstsecurity vulnerab

被害者はntpdプロセスが悪質な時刻源と同期させられて、攻撃者の任意の時刻に変更されてしまう恐れがある。 インターネット経由で時刻を取得するためのNTPデーモン(ntpd)に脆弱性があり、攻撃者に時刻を変更されてしまう恐れがあることが分かった。Network Time Foundation(NTF)は10月21日、更新版を公開してこの脆弱性に対処した。 米Cisco傘下のセキュリティ企業Talosによると、脆弱性は特定の暗号NAKパケットの処理におけるロジックエラーに起因する。認証を受けない攻撃者が不正なパケットを送りつける手口で認証をかわし、被害者のntpdプロセスを悪質な時刻源と同期させて、任意の時刻に変更できてしまう恐れがある。 脆弱性はntp 4.2.8p3までのバージョンで確認された。Talosが行った実験では、この脆弱性を突いてntpdを不正なピアと同期させ、システムの時刻を5

2012年7月1日 08:59:59 秒(JST)の後に1秒が追加される、うるう秒が発生しま す。 うるう秒に関する基本的な情報は以下のNICTのページで説明されています。 うるう秒の対応(2012年7月実施版) このうるう秒発生時における、Linux上のNTPの動作について検証してみた所、 各種Linuxディストリビューションによって動作が異なる事が解ったのでまとめ てみました。 検証はNICTで公開されている 簡易NTPサーバー を利用して、LIフラグが01のパケットを受け取る方法で行いました。 うるう秒発生時の挙動として以下3種類のパターンが挙げられます。 kernelの機能を利用して時刻の補正を行う LIパケット受信時、ntpdはシステムコールの adjtimex(2) を発行し、kernelの機能を利用して時刻の調整を行います。結果として、 うるう秒発生時に時間の逆行が発生します
2011年05月23日23:46 カテゴリTipsiTech tips - ntpサーバー選びの傾向と対策 について書くことにしたのは、 Ubuntu ntpdate 時刻合わせ - tigre 福岡大学の公開NTPサーバーを利用する - NTPSERVERS="ntp.ubuntu.com" + NTPSERVERS="clock.nc.fukuoka-u.ac.jp" という2009年の記事がブクマされていて軽くのけぞったから。 というのもこのclock.nc.fukuoka-u.ac.jp、使われすぎていてわざわざWikipediaにもこんな記述があるぐらいなのだ。Network Time Protocol -Wikipedia - clock.nc.fukuoka-u.ac.jp問題 日本では福岡大学が1993年からNTPサーバを公開しているが、ここを参照するように設定された機

Linuxのシステム上では、伝統的にntpd(network time protocol daemon)で時刻の同期が行われてきた。しかし、かなり以前からOpenSSHの開発者らは、安全でシンプル、かつ設定が簡単な新しいNTPデーモンを作成してきた。OpenNTPDと呼ばれるそのアプリケーションは、今や多くのディストリビューションで提供されている。しかし、残念ながらデフォルトのNTPDサービスとしてそれを利用している人はまれである。Linuxディストリビューションに含まれている伝統的なNTPサービスは、クライアント/サーバモデルで動作している。クライアントであるntpdateは、NTPサービスに接続してシステムクロックをできる限り正確に保つように設定を行う。ntpdも同様のことを行うのだが、ntpdの場合は、タイムサーバのチェックを継続的に行ってシステムクロックを正確に保つと同時に、他の
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