助動詞『れる・られる』は、『る・らる』が変化したものと考えられます。元来、この『る・らる』は主に自発と受身表現に用いられていました。 受身というのは、『あいつにプリン食べられた』というような用法です。 自発というのは、『当時が偲ばれる』『不安に駆られる』というような用法です。 そこから、尊敬表現と可能表現が派生したと考えられています。 尊敬表現は、目的語を主部として文を構築することから発生しました。 偉い人がわざわざアクションを起こしたような印象になることを避けるためです。 (絵は)先生によって見られました ↓ 先生が絵を見られました 可能表現は、自発の否定が結果的に不可能表現となることから、 (否定を伴わない)『る・らる』が、次第に可能を表現するようになったと考えられます。 なお、(否定を伴わない)『る・らる』が可能表現に使われるようになったのは、おおよそ室町時代以降です。 このように、

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