欧州合同原子核研究機関(CERN)は13日、ヒッグス粒子の存在が確認できる可能性が高まっていることを発表した(MSN産経ニュース、マイナビニュース、本家/.)。 ヒッグス粒子の存在はCERNの2つの国際的な研究チームATLASおよびCMSがそれぞれ別の実験装置で行った実験から示唆されているとのこと。ATLASの実験データから導き出されたヒッグス粒子の存在確率は98.9%だったという。ただしまだ存在確認までは至っておらず、その「一歩手前」という段階にあるというが、2012年には確認できる見通しであるとのことだ。ATLASには東京大学や高エネルギー加速器研究機構など日本の研究機関も参加している。 ヒッグス粒子とは万物の質量の起源であるとされている素粒子。ヒッグス粒子と他の素粒子が相互作用することで素粒子が質量を得たと考えられてきたが、存在したとしても極めて短時間でしか存在せず、未だその存在は確
スイス・ジュネーブ(Geneva)の欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear Research、CERN)で開催中の展覧会「Universe of Particles(粒子の宇宙)」で、2個の高エネルギー光子の軌跡を示したグラフィック(2011年12月13日提供)。(c)AFP/CERN 【12月14日 AFP】(図解追加)欧州合同原子核研究所(European Organisation for Nuclear Research、CERN)は13日、「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)が存在する兆候が見つかったと発表した。 ヒッグス粒子は、素粒子に質量を与えたとされる理論上の素粒子で、宇宙の成り立ちに関する謎を解く手がかりにもなると考えられている。現在まで、現代物理学の基礎である標準理論の中の「失われた環」となってい
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