昨年の衆院選不出馬で国会議員を引退した自民党元幹事長の二階俊博氏。参院選の行方から、「ブラックボックス」と批判された約50億円の政策活動費まで国民の関心事に二階氏が本音で答えた。聞き手を務めたのは、二階氏と40年来の付き合いがある政治解説者の篠原文也氏だ。 【画像】小泉政権では郵政民営化特別委員長を務めた二階氏。その横には石破茂氏の姿が ◆◆◆ ――参院選の結果にもよりますが、いずれ連立の組み替えも必要になってくるかもしれません。例えば、自公連立の枠組みに国民民主党も加えて、政権を安定させることも選択肢の一つなのでは。 二階 今の自公でさえ、「これで完璧だ」と、ぎっちり握れていないでしょう。それを踏まえると、なかなか難しいんじゃないでしょうか。立憲民主党との大連立も一つの方法だけどね。ただ、それは参院選の結果が大きく影響しますから、選挙後の情勢次第でしょう。 ――参院選に向けた与野党の争点

「いや、今は何も……」 と絶句したまま、電話が切られた。 携帯電話を鳴らした相手は二階俊博元自民党幹事長の三男、二階伸康氏だ。10月の衆院選では、引退した二階元幹事長の後継者として和歌山2区から自民党公認候補として出馬したが、裏金事件で処分を受けて無所属で立候補した世耕弘成・元参院幹事長に惨敗した。 【写真】二階伸康氏のスキャンダルで「支部長」ポストが近くなったのはこの人 その後は捲土重来とばかりに次の選挙に向けた活動をしていたはずだが、12月16日に発売された週刊ポスト(12月27日号)が、 〈二階俊博の三男伸康が10歳年下美女と隠密不倫旅行!〉 と題したスクープ記事を掲載したのだ。 記事によると、伸康氏は銀座のバーのママA子さんと親密な関係にあり、8月に2人で広島に“不倫旅行”をしていた。10月の衆院選中に石破茂首相が和歌山2区に応援演説に来た際にはA子さんも見にきていて、伸康氏が所有

自民党の裏金問題をきっかけに、注目が集まる「政策活動費」。政党から政治家に対し支給されるが、原資や使いみちなどについては公開されていない。自民党は政策活動費の原資は税金ではないと主張するが透明化を求める声は大きい。 そんな「政策活動費」について波紋を呼んでいるのが、自民党の二階俊博元幹事長(84)の3500万円にものぼる書籍代だ。2月14日には、二階元幹事長が代表を務める政治団体がその内訳を公表したものの、明かされた”大量購入”に批判が高まっている。 事務所の発表によると、購入したのは17種類、計2万7700冊。購入は“政策広報”のためで、“選挙区外の関係者に配布”したという。また、”出版社(作家)より最低買い取り数量を提案され購入”したものもあると説明した。 果たして、出版や購入の経緯はどのようなものだったのか? 本誌は購入額面の大きかった『小池百合子の大義と共感』(大下英治著/エムディ

検察庁を所管する小泉法務大臣と中野法務政務官は、二人が所属する二階派が東京地検特捜部の家宅捜索を受けたことを踏まえ、あす20日、そろって二階派を離脱する方向で調整に入ったことがテレビ東京の取材で分かりました。 捜査の公正性を期すことが目的で、二階派会長の二階元幹事長の意向も確認したうえで、二人はあす20日、そろって派閥の退会届を提出する見通しです。

2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が20年1月に河井克行元法相(60)=服役中=の自宅を家宅捜索した際、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見し、押収していたことが7日、関係者への取材で分かった。検察当局は、元法相が広島県内の地方議員や後援会員に現金を配り回った買収の原資だった可能性があるとみて捜査していたという。 【図解】大規模買収事件を巡る金の流れ 関係者によるとメモはA4判。上半分に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と書かれ、それぞれ入金された時期が付記されている。その下に「+(プラス)現金6700」と手書きで記され、さらにその下に「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」と手書きされていた。 「第3 7500万円」と「第7 7500万円」の記載について東京地検特捜部

俳優の坂上忍が18日、「NewsBAR橋下」(ABEMA TV)に出演。フジテレビ系「バイキングMORE」のMC時代に受けた〝圧力〟についてぶっちゃけた。 番組事前アンケートで当時の番組作りについて「圧力はあった」と記述していたという坂上。進行役の高橋茂雄からどういう圧力か尋ねられると「難しいのって、圧力と忖度だと思うんです。僕多くは忖度だと思うんです。僕はテレビ局が弱くなったと思います。放送局の根幹って報道だと思ってるんで、報道が弱くなったと思います」と返答した。 MCの橋下徹氏から「具体的にプロデューサーかなんかが『こういうことは言わないで』とか?」と聞かれると、「分かりやすく言うと、その場合忖度じゃないですか。言われたことはいくらでもあります。でもそれの場合は、『ああそうですか、はいはい』って聞いてるふりして、生放送で言っちゃえばいいだけなんで」と告白した。 一方で「でも、ビックリす

旧統一教会と自民党の議員との接点が相次ぎ浮上している問題をめぐり、二階元幹事長は「自民党はビクともしない」と述べました。自民党 二階俊博 元幹事長 「電報を打ってくれって言われりゃ打つんですよ。『応援してやろう』と言ってくれたら『よろしくお願いします』っていうのは、もうこれは合言葉ですよ。モノ買いに来てくれたら『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと同じなんですよね。究明し修正をしてやっていくべきだと思いますが、自民党はビクともしないよ」 二階氏は講演で自身と旧統一教会との関係を否定したうえで、「応援してくれる人たちをこっちが選択する権利はほとんどない」、支援者が旧統一教会関係者かどうか「すぐ瞬時にわかるわけがない」と述べました。 また、政府が決定した安倍元総理の国葬の実施については「当たり前のことで、やらなかったら馬鹿だ」と述べました。
日本中を政治不信の渦に巻き込んだ2019年の河井克行・案里夫妻による巨額の買収事件。実行犯である克行氏には3年の実刑、案里氏には懲役1年4ヶ月(執行猶予5年)・公民権停止5年の判決が言い渡された。 また、2022年1月20日には、河井案里氏が親族へ「さようなら」と自殺をほのめかし、約20錠の睡眠薬を服用。命に別条はないものの、病院に搬送された。しかし、事件の本質は本当に「個人の問題」のみに帰するものなのか。 ここでは、中国新聞「決別 金権政治」取材班が当事件を追ったノンフィクション『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録』(集英社)の一部を抜粋。河井夫妻に提供された1億5千万円をめぐる二階俊博氏とのやりとりから、日本の政治が抱える根深い問題に迫る。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 被買収議員に処分なし 今回の事件は、「昭和の事件」でもないし、広島特有の問題でもない。河井夫妻の属人的

自民党の二階俊博元幹事長は19日、BS11の番組で、一票の格差是正のために政府が見直しを進める衆院選の定数見直しを改めて批判した。選挙区の区割りで、地元の和歌山県の定数が3から2に減ることをめぐり、…

おととしの参議院選挙で、自民党本部から河井案里 元議員側に1億5000万円が振り込まれたことをめぐり、自民党は、検察に押収されていた資料を河井氏側が調べた結果、買収には使われていないことが確認されたと報告を受けたことを明らかにしました。 “ほとんどが機関紙や政策チラシの作成などに” おととしの参議院選挙で、公職選挙法違反の買収の罪で有罪判決が確定した河井案里元議員側に、自民党本部から1億5000万円が振り込まれたことをめぐっては、野党などが原資や使途を明らかにするよう求めています。 これについて、自民党の柴山幹事長代理は22日午後、記者会見し、検察が押収していた資料が返還されたことを受けて、河井氏側が使途などを調べた結果の報告を受けたとして、その内容を発表しました。 それによりますと、党本部からの1億5000万円のうち、1億2000万円が政党交付金によるもので、ほとんどが機関紙や政策チラシ

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