去る11月、多くのファンに惜しまれつつラストフライトを終えた無尾翼ジェット機「M-02J」。映画「風の谷のナウシカ」に登場する飛行具「メーヴェ」の実現を目指したこの壮大なアートプロジェクトは、今後どこへ向かうのか。開発者であるメディアアーティストの八谷和彦氏に、ラストフライトの反響から機体の未来、そして次なる夢について聞いた。 千葉県野田市の江戸川河川敷で11月16日に開催された「空まつり 2025 in SEKIYADO NODA」。このイベントで、八谷和彦氏が手掛ける無尾翼ジェット機「M-02J」は、その最後の飛行を披露した。当日は、会場でも「普段の5倍の人だかりだった」と言われるほどの観客が詰めかけ、その注目度の高さを物語っていた。 筆者も会場にいたが、ピクニックのように楽しむ家族連れの姿も多く、オープンで和やかな雰囲気が印象的だった。八谷氏も「日本では飛行機に触れる場が少ない。年に

コンピューターの理論を学ぼうと思っても、複雑な専門書を読む必要があったり、講習を受ける必要があったりと、高いハードルに圧倒されて諦めてしまった経験がある人は多いはず。そんなコンピューターの理論やプログラミングの基礎を手軽に学べるゲームが「Turing Complete」です。今回はTuring Completeがどんなゲームか気になったので、実際にプレイしてみました。Steam:Turing Complete https://store.steampowered.com/app/1444480/Turing_Complete/Turing CompleteはSteam上で配信されており、上記リンクから購入可能です。販売価格は2050円。以下は起動した画面で、「Play Campaign」をクリックしてプレイを開始します。Turing Completeは「宇宙人にさらわれた主人公が生存

このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 米ジョージア工科大学と米Microsoft Researchに所属する研究者らが発表した論文「TongueTap: Multimodal Tongue Gesture Recognition with Head-Worn Devices」は、VR/ARヘッドセットなどで、口を閉じたまま舌を使って操作するインタフェースに関する研究報告である。 頭部装着型デバイスにおける舌を使った操作は、ハンズフリーだけでなく、唇や顎を最小限に動かし、口を閉じたままで操作できる利点がある。外部から気付かれにくいため、公共の場でも使用しやすい。 しかし、過去の舌

前人未到の8冠全制覇を成し遂げ、さらなる高みを目指す藤井聡太8冠(21)へ、世界的半導体企業「AMD」(本社米国)の日本法人「日本AMD」が12日、藤井が将棋研究のための自作パソコン(PC)で使用している同社CPU(中央演算処理装置)の最新型が完成次第に提供し、さらなる進化に協力することを明言した。 藤井は人工知能(AI)を使った将棋ソフトで将棋研究を深めている。ソフトの「読み」のスピードを高めるために、極めて高性能なCPUを組み込んだPCを自作しており、処理速度は世界最高水準とされる。日本AMDは22年9月に藤井とCM出演などの広告契約を結んだと発表。販売店などで当時約100万円で取引されていた「Ryzen Threadripper(ライゼン・スレッドリッパー)PRO 5995WX」を提供してきた。 藤井の8冠達成を受け、関路子代表取締役副社長は取材に「サポートさせていただけたのであれば

島耕作持ち晒しみたいになって悪いんだが、「島耕作描いてる人間はレコードの持ち方を知らない」って言うのがバズってるワケよ。 https://twitter.com/belmie2001/status/1709766808201527649 こういうレコードの持ち方批判の投稿がバズってるをよく見る。 「正しい持ち方」っていうのは、レコードの端をもって盤面を指で触らない。指紋が付いて溝に脂が入ったり後でカビたりするから。 だけど、レコードっていうのは実はずっと現役メディアなんよ。何処でか?というとクラブDJで。 それでDJっていうのはそういう持ち方しない。普通に島耕作みたいな持ち方で扱う。 例えばこれは自宅でDJプレイしてようつべ配信している素人愛好家なんだが、島耕作持ちしてる。 https://youtu.be/afjS-Km6juU?si=1ldtDQ1E2mQpzdPs 別に再生しなくても

ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com 取材・リポート キーボードは握る時代に突入。変態ガジェット『Grabshell』は変形、トグルスイッチ、発光とロマンだらけ。慣れればちゃんとタイピングできる

2023年5月12日にNintendoSwitch向けゲーム『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売されました。 投稿者のけいさんは、とくにはまっているというウルトラハンドによる工作で論理回路を作りました。そして半加算器の制作まで成功。ゼルダで1+1を計算します。 まずは、AND回路を作ります。杭を弓矢で打つとプロペラが回り始めます。これで入力「1」の状態に変わります。 右側のプロペラも、杭を打って作動させます。これで入力は「1、1」となりました。 すると、奥に取り付けられた上向きのプロペラまで通電するようになり回り始めます。ちゃんとAND回路になっています。 次にNAND回路を作ります。左右のプロペラは回っていませんが、奥は回っています。 左右のプロペラを回すと、奥のプロペラが止まりました。 同じような仕組みで排他的論理和(XOR)を作り、AND回路と組み合わせて半加算

こんにちは。Ruby x Agile というグループに所属しながらRubyにまつわる記事を一つも書いていない気がするe.mattsanです。 今回もRuby以外のお話です。RISC-Vシミュレータ作り、おさらい プログラミング言語Elixir RV32Simを実行する RV32Sim.Register 初期化 読み出し 書き込み RV32Sim.Memory 初期化 読み出し 書き込み Memory-mapped I/O RV32Sim.Instruction add beq RV32Sim.CPU RV32Sim プログラミング言語には意外な側面があるRISC-Vシミュレータ作り、おさらい 今、なにやらRISC-Vシミュレータ作りが流行っているようです。 局所的かもしれませんけれども、流行っていることにします。Rubyでできる!RISC-Vシミュレータの作りかた 〜 From 4
1983年徳島県生まれ。大阪在住。散歩が趣味の組込エンジニア。エアコンの配管や室外機のある風景など、普段着の街を見るのが好き。日常的すぎて誰も気にしないようなモノに気付いていきたい。(動画インタビュー) 前の記事:大阪・堂島で圧巻の配管ビューを楽しむ > 個人サイト NEKOPLA Tumblr UV-EPROMって何? まずは身近なところから話を始めよう。現代において、ちょっとしたデータを記憶するときに使うのは「USBメモリ」や「SDカード」である。もはやないと困るレベルの生活必需品だ。 それを分解すると出てくるのが、「フラッシュメモリ」と呼ばれる記憶チップである。 この黒いICがフラッシュメモリ。電源を切っても記憶内容を保持できる「不揮発性メモリ」と呼ばれるものの一種だ 少し歴史を振り返ってみよう。 フラッシュメモリが最初に発表されたのは1984年。当時、東芝の研究者だった舛岡富士雄氏

これは【推し祭り】技術書典で出会った良書 Advent Calendar 2019とhttps://adventar.org/calendars/3997のクロスポスティングです。 目次音楽技術書をもっと増やしたい…!本書の内容 MIDIの基礎知識 MIDI回路(FPGA) USB USB-MIDIの仕様 USB-MIDIの実装 MIDI 2.0で変わること音楽技術書をもっと増やしたい…!技術書典は誰でもフルスクラッチで執筆から始められる技術同人誌の即売会で、いわゆる「商業」では販売部数の見込みが立たず全く出版の機会が無いようなマイナー技術の本であっても、自分の信念がある限り何の躊躇もなく執筆して販売するところまでもっていけます*1。 個人的には、書店のコンピューター関連書籍のコーナーにCG・DTM関連のコーナーがあるように、技術書典にもグラフィックス方面のテクニックに関連する書籍
はじめに この記事では私が開発しているKaruta(カルタ)というプログラミング言語と処理系の簡単な紹介をします。 Karutaはプログラミング言語としてはGoやJavaScriptのような雰囲気になるように作っていますが、主にFPGAで動く回路を設計することを目的としています。 Karutaは https://github.com/nlsynth/karuta からソースコードを入手してビルドし、karutaコマンドを実行できる状態にすれば試せるのですが、この記事を書いてる時点では品質が微妙なので間違いなく色々なバグや珍動作に遭遇するのでご了承ください。 (Ubuntuをご利用の方は $ snap install karuta でインストールできます) (Karutaのようなプログラミング言語からの回路を生成する技術は「高位合成」と呼ばれており、興味のある方はこちらからご覧になってくださ

昨日、BLANCAで作ったハードウェア・フーリエ変換機では、FFTの演算をした後、その結果を画面に表示するために、パワースペクトラムの計算をおこなっています。 その計算は、すなわち、log10 √(x2+y2)の計算を行うわけですが、これをハードウェアで計算しなければなりません。 そこで、次のように回路を工夫しました。 まずx2+y2の計算です。xとyというのはある周波数での実部と虚部ですが、これはSpartan3のハードウェア乗算器を使って計算しているので、簡単に実装できます。 平方根をハードウェアで計算するのは難しいのですが、log10 √P、という演算であればそれほど難しくはありません。対数の性質により、平行根の部分をlogの外に出すことができるからです。つまり、log10 √P = 1/2log10 P だからです。 よって、この計算の中心は、logを求めることになります。 さ

そろそろプログラマーもFPGAを触ってみよう! これはbuilderscon tokyo 2016の発表スライドです。 自己紹介 @kazunori_279 クラウドのデベロッパー・アドボケイト エバンジェリストみたいなお仕事 コミュニティ支援:GCPUG、bq_sushi、TensorFlow User Groupetc趣味のFPGA 2013年くらいからいじり始めFPGAエクストリーム・コンピューティング主宰:合計8回 これまでに書いたFPGA記事はてなブックマークでバズった記事たち マイクロソフトはどうやってBingをFPGAで実装したか: 952 users ハード素人が32bitCPUをFPGAで自作して動かすまで読んだ本のまとめ: 576 users 文字通り「ネットワークがコンピューター」な金融HFTでのFPGAの使われ方: 517 users JP Morgan

by Bruce Guenterセキュリティ問題では「マルウェア(Malicious+Software:悪意あるソフトウェア)」という語がよく出てきますが、ミシガン大学の研究チームによって「悪意あるハードウェア」の存在が指摘されています。 A2: Analog Malicious Hardware (PDFファイル)http://www.impedimenttoprogress.com/storage/publications/A2_SP_2016.pdf This ‘Demonically Clever’ Backdoor Hides In a Tiny Slice of a Computer Chip | WIRED https://www.wired.com/2016/06/demonically-clever-backdoor-hides-inside-computer-chip

■小さな飛行ロボットから広がる可能性とは 米国テキサスで行なわれるエンターテインメントの祭典“SXSW(サウスバイサウスウェスト)”で、東京大学関連のスタートアップが出展する“TODAI TOTEXAS”。なかでも注目を集めているのが“フェノクス・ラボ”だ。見た目はただの小型クワッドコプター。しかし、従来のドローンとはまるで別モノ。最大の特徴は、“プログラマブル”であることだ。何ができるようになるのか? チーフエンジニアの此村領氏に話を訊いた。 週刊アスキー3/31号 No1021(3月17日発売)掲載のベンチャー、スタートアップ企業に話を聞く対談連載“インサイド・スタートアップ”、第20回はLinuxを搭載し、ユーザーが自由にプログラミングできるクアッドコプター『Phenox(フェノクス)』を開発した東京大学フェノクス・ラボの此村領チーフエンジニアに、週刊アスキー伊藤有編集長代理が直撃

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