藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも


シンジ君が徹頭徹尾成長しない主人公であるのに対し、 戯言シリーズの主人公、いーちゃんは成長してしまう。エヴァではシンジ君が成長したかのようなシーンは確かにある。例:『男の戦い』 しかし話数が進むと、彼がただの一時の気分でその行動を取ったに過ぎない事が、くどいほどに描写される。 劇場版を見れば一目瞭然だろう。彼は全く成長などしていない。変化は多少したようだが。 そう、主人公を成長させ、ストーリーを直そう(トラウマを治そう)としているように見せかけていたのだ。エヴァという物語は。 翻っていーちゃんはどうか。彼は壊れていた。 そこに新鮮さを感じていた。既存の枠に囚われない自由闊達な人物像だと思った。 しかし、彼は壊れていなかった。(と、いう事にした) 身近な人の死を経て、彼はなんと成長してしまった。 人でなしの戯言遣いは、ただのいい人、優しい人になってしまった。 斜に構えているけど本当は優しい
萌えゲーと鬼畜ゲーの表裏 −パッシブとアクティブ− - ロリコンファル 萌えは相手を変えようとする積極的な意志というよりは、相手が変わらないことを 望んでいるように思えます。ゆえに、パッシブな、美的鑑賞性が大きいかな、と…。 萌えの夢中性・気まぐれ性というのは、ヒロインの変化を求めるものなのでしょうか? id:kagamiさんが仰る疑問はもっともだと思います。ツンデレ・ヤンデレブーム以降は揺り戻しがありますが、萌え系の作品はキャラクターが変化しないことが好まれます。だから、キャラのイメージが崩れると、作画崩壊といって大騒ぎするわけです。ある意味で凄く保守的です。しかし、変化がないのであれば、夢中で気まぐれな萌えの性質は満足しないのではないか、という疑問が生じます。 この問題には、ある種のダブルスタンダードで対応していると思います。最初の記事にあるようにヒロインの話で言うと、原作は処女的なイ
●ほめてくれる人の側にだけいたい症候群● マンガが描けた!結構うまくいった!だから…身内イベントで売るかな。 バンド組んだ!新曲作った!だから…身内でライブ開くか。小説書いた!超大作だ!だから…mixiにアップするか(友人のみ公開)。 創作的な作品を作ると言うのは、なかなか大きなこと。正直自分なんかは、それらを生み出そうとする人のパワーすべてを尊敬してしまうのです。作らない人より作る人。それは大原則。 しかし、時々猛烈な不安にかられることってないでしょうか。自分の仕事を第三者が見たらどう感じるんだろうか、自分の作品を批判されたらいやだなあ。 怖い!怖い!怖い! 怖いからまず友人に見せよう…友人の友人に見せよう…気のあいそうな人に見せよう…。 日々、人の目は怖いです、自分も。趣味だとしたら、別にそんな人の目を恐れて胃を痛めてまでやる必要がないわけです。ならほめてくれる人の所にいたいと思う

先週あたりから一部で話題になり始めているので、すでにご存知の人もいるかもしれませんが、著作権法の改定を視野に入れたとんでもない法案が日本国政府関係者によって審議されていますので、ご存知ない方のためにこの場で報告したいと思います。 「とんでもない審議」というのは、もちろん俺自身が「とんでもない」と思っているわけですが、もしこの審議に基づく著作権法改定がなされた場合、俺だけではなく、およそ表現行為をするもの全員にとって、プロアマ問わず等しく重大かつ深刻な影響を与えることになるのではないかと思われます。 今の動きをかいつまんで書くなら、「著作権法の非親告罪化」に向けた準備が政府機関によって進行しているいうことです。これまでも現在も、著作権侵害というものは「侵害されたと思う側」が民事裁判に提訴するなり、あるいは刑事告訴をしない限り逮捕することも裁判を起こすこともできない「親告罪」とされているわけで
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