親族が拘束され抗議する新疆ウイグル自治区出身の人々=2021年3月9日、カザフスタン・アルマトイの中国領事館外/Abduaziz Madyarov/AFP/Getty Images (CNN) バチェレ国連人権高等弁務官は8月31日、中国・新疆ウイグル自治区でのウイグル族や他のイスラム系少数民族の待遇に関する報告書を公開した。報告書の発表は以前から待望されていた。 報告書はこの地域で「深刻な人権侵害が行われてきた」と結論付けた。その原因として、中国政府のウイグル族や他のイスラム系少数民族の地域社会を対象とした「対テロ、対過激主義の戦略の適用」を挙げた。 報告書は「強制的な医療行為や収容の悪条件を含め、拷問や虐待のパターンに関する主張は信頼できる。性的及び性差に基づく暴力の個別事案の主張も同様だ」と記した。中国は報告書の公開に反対してきた。中国の駐ジュネーブ国連代表団は、報告書が「偽の情報

前々回(「中国とモンゴル:中国を毛嫌いするモンゴル人」)のモンゴル人に続き、今回はウイグル人を取り上げる。現在の中華人民共和国において彼らは「中華56民族」の1つである「ウイグル族」に分類されている(「中華民族」の歴史的経緯については、既に書いたので繰り返さない)。 これに対し、世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長は「私たちはウイグル人です。中国人ではありません。中国政府は私たちの母国を1949年に占領し、そのあと中国政府は私たちの母国の名を東トルキスタンから新疆に変えました」と述べている。 また同議長は、「今日、もし東トルキスタンに行けば持てる者が漢族であり、持たざる者がウイグル人であることが昼と夜のごとく明確に分かります」とも述べている。中国政府と世界ウイグル会議の一体どちらが正しいのだろうか。これが今回のテーマである。中国公式説明の嘘中国系の日本語ウェブサイトによれば、中国に

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