「政治は人間関係や好き嫌いで動く」自民党の権力闘争の火種が公明党・創価学会に飛び火し、炎上した。わずか6日後だった。どんでん返しの自民党総裁選が、公明党の連立政権離脱というちゃぶ台返しを呼び込んだというところだろうか。 公明党の斉藤鉄夫代表は10月10日、自民党の高市早苗総裁と3度目の会談を国会内で行い、企業・団体献金に対する規制強化案が受け入れられなかったことを理由に連立政権からの離脱方針を通告した。1999年から野党時代を含めて26年間続いた自公連立が解消される、という歴史的な節目を迎えた。 斉藤氏は、10月下旬召集の臨時国会での首相指名選挙で「高市早苗とは書けない」と伝え、高市氏が継続協議を求めたが、会談は打ち切られた。高市氏は会談後に「一方的に連立離脱を伝えられた」と不満を口にしたが、周りに公明党にパイプのある人がおらず、自公首脳会談の目的や段取りについて、事前に打ち合わせができ

まずはじめにカミングアウトするが、私は創価学会員である。出身大学は創価大学だし、出身高校は関西創価学園だ。べつにゲイを論じる人間がゲイである必要はないし、暴走族の研究者が元ヤンである必要もない。ただ、私は創価学会員である。生まれた時からずっと。たぶんこれからもそうだ。 その上でいうが、さいきんの公明党はおかしい。いやずっと前からおかしいという人も、そもそも創設当初からおかしいという人もいるかもしれない。しかし私にとってはさいきん特におかしい。自民党が右傾化しているのはまだ理解できる。イデオロギー的な背景も、統治構造上の理由もある。でも公明党がそれに付きあう理由はない。安保法制にしろ、生活保護費の減額にしろ、教育行政における首長の権限強化にしろ、これまで公明党が支持してきた政策やイデオロギーとは開きがありすぎる。 このような疑念にたいする一般的な回答は、「公明党は創価学会の出先機関であり、本

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