ネット通販大手のアマゾンがことし8月、日本で開始した電子書籍の読み放題サービスは、“黒船来航” “満を持して登場”と消費者の間で受け止められました。ところがサービス開始後、配信が停止される書籍が続出し、出版社が抗議声明を出す事態に発展しています。いったい何が起きているのか?NHKが独自に入手した双方の契約に関する資料でその実態が明らかになりました。(経済部 木下健/長野幸代) 「弊社はこの一連の事態に遺憾の意を示すとともに、アマゾン社の配信の一方的な停止に対して強く抗議いたします」 10月3日、講談社が公表したアマゾンへの抗議声明です。アマゾンは、月額980円(税込)で国内の書籍や雑誌など約12万冊が読み放題になるという電子書籍の定額配信サービス「キンドル アンリミテッド」を8月に日本で始めました。 ところが、講談社によりますと8月中旬ごろに人気の高かった10数作品の配信が停止され、講

ネット通販大手、アマゾンが手がける電子書籍の読み放題サービスをめぐり、大手出版社が一方的に配信を停止されたとして抗議声明を発表した問題で、アマゾン側は17日に開かれた新商品の説明会で、「顧客を第1にする会社の精神は変わらない」と述べるにとどまり、具体的な言及は避けました。 アマゾンは17日、都内で新商品の説明会を開き、この問題が明らかになってから初めて担当者が公の場に姿を見せました。 この中で、アマゾンデバイスマーケティング本部の橘宏至本部長は、この問題の経緯について記者が質問したのに対し、「出版社とのやり取りはお答えする立場にはない」と述べ、具体的な言及を避けました。 そのうえで、「読み放題サービス以外で、電子書籍を購入して楽しんでもらえることには変わりはなく、顧客を第1にする会社の精神は変わらない」と述べました。

“これまでお決まり芸のように危ない危ないと叫んできたビームですが、現在、史上最大の崖っぷちに追い込まれております”―― 今年(2016年)で創刊21周年を迎える、KADOKAWAの漫画雑誌「月刊コミックビーム」が、公式サイトで異例の「緊急事態宣言」を出しています。要約すると「ビームがとにかく売れていない」「ビームだけでなく漫画雑誌自体がこのままだとなくなってしまう」といったもの。そのための実験策として、月額1980円のプレミアムサービス「読もう! コミックビーム」を10月1日からスタートするとしています。 ビーム緊急事態宣言 ビーム読者からすると、ビームがピンチなのはもはや「何を今更」ですが、定価500円そこそこの月刊誌が1980円の月額サービスを開始するというのはかなり異例のこと。また、どうやら窮地にあるのはビームだけでなく、漫画雑誌全体が今、同じように崖っぷちに立たされていると言います

人気作品を突如ラインアップから削除するなど、サービス内容をめぐって混乱が広がっている、Amazon.co.jpの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」ですが、ITジャーナリストの西田宗千佳氏は10月5日放送のニコニコ公式生放送に出演し、最大の失敗要因について「Amazonが(需要を)読み違えた」ことだと分析しました。また、同番組には現役の出版社社員も匿名で出演しており、「5カ月分の予算を1週間で食いつぶしてしまった」と、Kindle Unlimitedの内情についても語られています。 ニコニコ公式生放送「【Amazon vs 出版社!?】Kindleアンリミテッドに限界はくるのか?」より 番組には西田氏のほか、ITジャーナリストの津田大介氏、弁護士の福井健策氏も出演。「Kindle Unlimitedは今後どうなるのか」というテーマで、Kindle Unlimited

電子書籍業界に関わる中で経験した出来事を書き連ねていきます。電子書籍取次サービス「電書バト」運営中。 さて、先日、twitterに投稿した下記のコメントが、間もなく2000RT(10/4現在)に達しようとしています。 その後、状況に変化がないまま、アマゾンジャパン合同会社(以後、アマゾン社)側の回答期限まで後2日という所まできました。前向きな回答が得られない場合は、訴訟に発展するかもしれません。 僕の投稿に続いて、10/3には講談社がアマゾン社に対して抗議声明を発表。10/4には小学館もアマゾン社に改善を申し入れたとの報道がありました。9月には徳間書店も不満を漏らしていましたね。規模の大小を問わず、弊社以外にも多くの出版社が同様の理不尽な対応を受けていることが明らかになりつつあります。 「講談社声明」http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.

という記事をたくさん見かけたものの、どれもピンとこなかったので書く。 アニメ原作漫画多め。 バーナード嬢曰く。(1〜2巻)なんと、アニメ原作漫画が全部読めちゃう。すごい。 ワカコ酒(1〜5巻)ちょっと読んで、ほっとする。 荒野のグルメ(1〜2巻)この作者、作画コンビの作品中ではギャグ成分が抑えめなのもいい。 こういうのでいいんだよ、こういうので。 かんぱち(1〜9巻)何気に「かんなぎ」も10冊目まで読み放題であるが、自分は「かんぱち」しか読んだことない。 ゆゆ式(1〜8巻)僕らの愛したゆゆ式。 ゆるゆり(1〜14巻)最新刊まで対象になっていて、だいぶマジかよ感がある。大室家もUNLIMITEDの対象になっている。 青い花(1〜8巻)艦これをやっていると、大井BOTが1日に一回薦めてくるやつ。 Landreaall(1〜26巻)などおがきちか作品ゆるゆりと比べて、最新刊は対象になっていない分

[追記] 創刊号から13年に及ぶバックナンバーが登録され、誰もが閲覧可能な状態になっていましたが、おそらく任天堂やその他権利者からの要請により、その貴重なコレクションは削除。アーカイブには雑誌の紹介ページが残るのみとなっています。 以下、オリジナル本文。 2012年に休刊した任天堂アメリカの公式マガジン「Nintendo Power」のバックナンバーが、インターネット・アーカイブ(archive.org、ウェブ・マルチメディア資料のアーカイブを収集・管理、および運営する非営利団体)に登録され、無料で閲覧できるようになりました。 登録されたのは1998年の創刊号から13年分。2001年6月発売号の Issue 145 まで。ファミコン後期からゲームキューブ前辺りまでの情報を、懐かしさとともに振り返ることができます。 「Nintendo Power」のアーカイブはこちらからどうぞ。 攻略情報が
![[Update] インターネット・アーカイブに登録された、13年分の米任天堂公式情報誌「Nintendo Power」バックナンバーが削除 | t011.org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f93af12e66804b442c2b124a712e0e9adba427c89%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Ft011.org%252Fblog-wordpress%252Fwp%252Fup%252F2016%252F08%252FNintendo_Power_Internet_Archive.jpg&f=jpg&w=240)
日本でも始まった「Kindle Unlimited」を、雑誌読み放題という観点で「dマガジン」と比較してみました。うーん、これは。 [追記:8月9日に「楽天マガジン」が登場したので、新たに3サービスの比較表を作りました] 誌名順でソートしてあります。Kindle Unlimitedが約250誌、dマガジンが約160誌。どちらにも配信されているのは50誌(色づけしておきました)で、あまり重複していないというのがポイントになるでしょう。 ※スマートフォンの方は、画面を横にしてください [ソース:Kindle Unlimited雑誌ジャンル・dマガジン参加雑誌一覧] 目視で拾い、シリーズ化されていないムックは外してあります。単純に数で比べるとKindle Unlimitedのほうが多いのですが、dマガジンにあってKindle Unlimitedにない雑誌に大手の週刊誌系が目立つあたりが気になりま

昨年の10月に4,980円で購入したAmazonの格安タブレット「Fire タブレット 8GB」ですが、その手軽さからiPadAir を持っているにもかかわらずけっこう気に入ってちょこちょこと愛用しています。 kun-maa.hateblo.jp 上の記事でも書いたのですが、購入当初は microSDカードにKindle本が保存できると思い込んでいまして、狙いとしてはKindle本のコミックを全部 microSDにぶち込んで漫画専用機にしようと思っていたんです。 ところが実際買ってみたらこんなことが書いてあって、もちろん microSDにKindle本は保存できませんでしたヽ(ll゚д゚)ノ アンビリバーボ漫画専用機にすることはすっかり諦めて、Amazonプライムビデオを観たり、細々とコミックをダウンロードしたりして使っていました。まあ可愛いやつなんでね。 とはいえ、なんといっ
![[ま]Amazonの格安「Fire タブレット 8GB」で microSD に Kindle本が保存できるようになってうれしすぎる @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2feda9366ec1267540ff199341ada5da63013d1211%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fcdn.image.st-hatena.com%252Fimage%252Fscale%252F8a0f56d3b23b85476788cdac662e22916ff5f005%252Fbackend%253Dimagemagick%253Bheight%253D1300%253Bversion%253D1%253Bwidth%253D1300%252Fhttp%25253A%25252F%25252Fcdn-ak.f.st-hatena.com%25252Fimages%25252Ffotolife%25252Fk%25252Fkun-maa%25252F20151011%25252F20151011215352.jpg&f=jpg&w=240)
マンガ図書館Zとは 皆さんは「マンガ図書館Z」を利用しているでしょうか? 昔は「絶版マンガ図書館」と仰々しい名前だったり、「Jコミ」とジャンプが関係してそうな名前だったりと色々名称を変更してきたようですが、どうやら今は「マンガ図書館Z」になりました。次はGTでしょうか。 www.mangaz.com そんな「マンガ図書館Z」では絶版になった漫画を作者が投稿すると、なんとユーザー登録するだけでその漫画が無料で読めちゃいます。僕みたいな貧乏人オタクの暇潰しには格好のサイトですね。 このサイトの特色として、絶版された漫画だけに古い作品が多いです。そして何とも濃い。絶版になった後でも需要があるような作品だらけですから濃くて当たり前です。中にはプレ値で中古が数万する本だってあります。 今回の記事では、その中で自分がお勧めの漫画を選んでみました。多分僕のブログを好んで読むようなオタクには満足できる筈で

漫画原作者の猪原賽(@iharadaisuke)です。昨年末「マンガ図書館Z」に実装された新しいマンガアップロードシステムが「違法アップロード助長では?」というネガティブな話題でプチ炎上していますね。 プチ炎上中?マンガ図書館Z 誰が? どのように怒っているのか? それはいくつかネット上に散見しますが、具体的にリンク等で例示するのはやめておきます。お怒りはごもっとも、と思いますが、それに対する回答は、「マンガ図書館Z」を運営する赤松健先生ご本人の説明のとおり。 d.hatena.ne.jp マンガ図書館Zの新しいアップロードシステムは、第三者がマンガをアップロードし、作者本人の「許可」により公開され、広告収益が作家本人に入るようになるシステム。 現在問題になっているのは、その「作者本人」の確認が“ざる”じゃないかという点で、善意の第三者がアップロードしたマンガを、悪意の第三者が「作者です、

前振り:【動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないの?】 YouTubeやニコ動も「違法なアップロードの排除」には取り組んでいるのだと思うのですが、残念ながら私の作品のアニメ版やCDが、今もYouTubeにも大量に、ニコ動にもバンバン掲載されまくっているのが現実です。 ・・・動画投稿サイトは、著作権侵害のコンテンツを掲載していても、なぜ罪に問われないのでしょうか? それは、プロバイダ責任制限法があるからです。 この法律では、権利侵害の被害が発生した場合であっても、その事実を知らなければ、プロバイダは被害者に対して賠償責任を負わなくてもよいとしています。 YouTubeの規約にも、投稿する際はちゃんと「第三者の著作権により保護された マテリアルや、その他の第三者が財産的権利を有するマテリアルが含まれないことに同意」すると書いてありますね。現実は「そんなわけ

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宇野常寛 @wakusei2nd 宇野常寛 (評論家/「PLANETS」編集長) 連絡先→ wakusei2ndあっとhttps://t.co/1MpXIjJCP6 著書に『母性のディストピア』『遅いインターネット』『チーム・オルタナティブの冒険』『庭の話』など。質問はこちら。→ https://t.co/lqPdUuGPKY 明治大学特別招聘教授。 https://t.co/78NzvhKkxU

文中のハイフンが多すぎるという理由で、発売から1年以上経っている英ホラー小説家 Graeme Reynolds氏の小説「High Moor 2: Moonstruck」の販売をAmazon.comが一時中止していたそうだ(graeme reynolds'sblogの記事、 The Guardianの記事、 Business Insiderの記事、 The Telegraphの記事、本家/.)。 Moonstruckは昨年3月に発売され、Amazonでも100件を超えるレビューの大半が星5つを付けるなど高い評価を得ていた。しかし、ある読者からハイフンに関する苦情を受けたAmazonが内容を確認。9万語の小説の中で100語がハイフンで結ばれており、読みやすさに大きな影響を与えるため販売を中止するという通知がReynolds氏に電子メールで送られてきたという。ハイフンの使い方に間違いはないと
竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666 子供の頃は漫画家になりたかったのですが、漫画を書くとそれを載せる雑誌が作りたくなり、そのうち雑誌を作るために漫画を書くようになって、雑誌編集者になりたいと思いました。ところが編集者になるためには出版社に就職しなければならず、それにはいい大学を出ないと駄目だということが分かり、 2014-12-04 10:09:26 竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666 [承前]大学に落ちてプロ編集者を断念しました。その後業界事情が少しずつ分かってくると、編集者になったとしても、編集長になるまでには最低20年はかかる事がわかり、出版社に入らなくてよかったと思いました。出版社に入れないなら、出版社を作ってやれと思ったのですが、これが大変で、 2014-12-04 10:15:32 竹熊健太郎《Aタイプ》 @kentaro666 [承前]日本で出版社を作

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