宮城県金華山の東方沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内を23日に航行したのが確認された海洋調査船を所有する中国水産科学研究院の高官が27日、朝日新聞の単独取材に応じ、東京電力福島第一原子力発電所の事故による海水汚染の調査が目的であったことを明らかにした。 高官によると、調査にあたっているのは、同研究院所属の環境科学調査船「南鋒」(1537トン)。ベトナムなどと領有権をめぐって対立する南シナ海での海洋資源の調査を目的に昨年8月に就役した最新型だ。最長で60日間連続航行が可能で、今回が初の本格的な遠洋での調査となるという。 期間は、16日から約1カ月間の予定。同研究院の研究員や国家海洋局の隊員ら約40人が、西太平洋一帯で原発による放射性物質の影響を調べている。高官は「中国でも原発事故への関心は高く、中国海域にどのぐらい影響があるのかを正確に分析したい」と話す。
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