Published 2025/01/14 17:06 (JST) Updated 2025/01/14 18:24 (JST) 【キーウ共同】ロシア西部クルスク州でウクライナ軍との戦闘に従事する北朝鮮兵が、手りゅう弾を顔付近で爆発させて自殺する例が相次いでいることが14日、ウクライナ政府当局者と軍関係者の話で分かった。捕虜になるのを回避し、遺体が収容されても容貌から身元を特定させないためとみられる。軍関係者によると、自殺者は20人近くに上る。政府当局者は「北朝鮮の参戦を隠蔽する狙いだ」と分析した。ウクライナ当局は、北朝鮮軍が捕虜回避の自殺を組織的に命令しているとの見方を強めている。韓国情報機関は、北朝鮮兵の所持品から捕虜になる前に自決するよう強要するメモが発見されたと説明した。 前線に展開するウクライナ兵の目撃証言を聞き取ったウクライナ軍関係者によると、北朝鮮兵は銃弾を撃ち尽くしたり、負

ウクライナの前線でロシア軍と協力するために派兵された北朝鮮の兵士たち。どうも戦闘以外のことに心を奪われているらしい。北朝鮮国内で禁止されているインターネットへのアクセスが可能になった彼らは、ポルノサイトばかり見ているというのだ。プーチン大統領は困っているに違いない。 インターネットが厳しく規制される北朝鮮 金正恩はインターネットの利用を容赦なく制限しており、ほんの一握りの人々にしかアクセス許可を与えていない。海外メディアによれば、北朝鮮内のインターネット利用に関する最近の調査が1016年に行われており、人々がアクセスできるサイトはわずか28しかないとの結果が出ているそうだ。しかも、そのほとんどが金正恩総書記を讃える、国営サイトや国営のニュースサイトだという。ロシアに派兵された兵士たちもこうした環境の中にいたわけだが、国外に出たとたん、ネットに自由にアクセスできるようになった。その結果本

ロシアに派兵された北朝鮮軍がウクライナ軍と初めて交戦し、1人を除いて全員戦死したという主張が提起された。 【写真】ウクライナ戦争に参戦するために訓練中の北朝鮮兵士 リトアニア非政府組織(NGO)「ブルー・イエロー」の代表を務めるジョナス・オマーン氏は28日(現地時間)、現地メディアLRTインタビューで消息筋の話として「25日、ウクライナ軍が占領中のロシア西部クルスク地域ですでに北朝鮮軍と初めての戦闘が起きた」と主張した。 ブルー・イエローは2014年からウクライナ軍を支援してきた団体で、ウクライナの意思決定権者だけでなく最前線情報にもアクセスすることできるという。 オマーン代表は「私が知っている限り、ウクライナ部隊と北朝鮮軍の初交戦で北朝鮮軍のうち1人を除いて全員死亡した」とし「生存した1人はブリヤート人という書類(身分証)を持っていた」と話した。 ブリヤート人は、モンゴル北部のロシア・ブ

【ソウル堀山明子】韓国の青瓦台(大統領府)高官は18日、記者団に対し、休戦状態の朝鮮戦争(1950~53年)を終結させて平和体制に転換するため、当事者間で終戦宣言をする方向で検討していることを明らかにした。27日の南北首脳会談で戦争終結に合意した後、米国を加えた3者首脳による終戦宣言や、中国を加えた4者による平和協定締結を模索している模様だ。トランプ氏が17日の日米首脳会談で朝鮮戦争に言及したことを受け、背景を説明した。戦争終結を北朝鮮に提起したか言及を避けながらも米国とは緊密に協議していることを認め、「(南北首脳会談で)『終戦』という表現が入るかは分からないが、南北間の敵対行為禁止に関する合意が含まれるよう期待している」と述べた。

北朝鮮によるミサイル発射という事態に、どうやら私たちは慣れてしまったようだ。 少なくとも私は、かなり頑強な耐性を獲得している。 ニュースを見ても、驚かない。 毎度毎度、定期便が上空を通過するのを見上げているみたいな気持ちで、ニュースの画面を眺めている。 この数年で地震にビビらなくなった事情と似ていなくもない。 震度3までは、毛ほども動揺しない。 震度4でもまだまだ落ち着いている。 おそらく、そう遠くない将来、最終的な地震が襲ってくるのだとしても、私は、その時までそんなにあわてないのではないかと思う。 あたりまえの話だが、慣れるということと、危機が去るということは、同義ではない。 危機感が鈍麻しているのだとしたら、むしろ危機は深まっていると考えなければならない。北朝鮮によるミサイル攻撃のリスクに関して言うなら、われわれが慣れれば慣れるほど、危険度は増している。 危険度が増している理由のひと

北朝鮮のICBM発射を受け、7月30日に米爆撃機B-1Bと自衛隊F2戦闘機が朝鮮半島南方で共同訓練を行った(提供:航空自衛隊/AP/アフロ) 「嫌がらせ」をあきらめた文在寅 鈴置:文在寅(ムン・ジェイン)大統領が7月29日未明、米軍のTHAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の追加配備を認めました。7月28日深夜、北朝鮮が米本土まで届くと見られるICBM(大陸間弾道弾)を試射したからです。 180度の姿勢転換です。文在寅政権は追加配備に難色を示したうえ、国を挙げて在韓米軍のTHAAD基地を封鎖するなど嫌がらせをしてきました(「『THAAD封鎖』でいよいよ米国を怒らせた韓国」参照)。 態度急変の前日、7月28日には韓国国防部が「すでに配備した装備を含めTHAADすべてに関し、環境影響評価を実施する」と正式発表したばかりでした。 文在寅大統領は2017年3月、テレビ討論会で「THAAD問題を

「北朝鮮の核問題を解決するためのすべての選択肢がテーブルの上にある」とする米国に対し、韓国は明確な支持を表明しない。ペンス副大統領と黄教安大統領代行の会談でも、進展はなし(写真:ロイター/アフロ) 「属国扱い」で大騒ぎ 「中国の属国扱いされた」と韓国人が怒っている、という話で前回は終わりました。 鈴置:ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)との会見でトランプ(Donald Trump)大統領が「韓国は歴史的に中国の一部だった」と語りました。「WSJ Trump Interview Excerpts: China, North Korea, Ex-ImBank, Obamacare,Bannon, More」(4月12日、英語版)です。韓国メディアは大騒ぎ。記者会見などを通じ、米中両国政府に発言の真意を質しました。保守系3紙はこぞって社説で怒りを表明しました。中国政府にも質したの

米国のドナルド・トランプ大統領は4月6日の米中首脳会談で「中国が、北朝鮮を抑えないのなら、米国単独で行う」と述べた。米国が単独でシリアにミサイル攻撃をした直後のこの発言は、米国は北朝鮮を限定攻撃する意向だと受け止められた。攻撃については、4月15日説や25日説が、まことしやかに流されていた。 しかし、朝鮮半島で軍事衝突や戦争が年内に起きる可能性は極めて低い。トランプ大統領は「中国が北朝鮮の核開発を抑えなければ」と条件をつけており、6回目の核実験をしても米国が直ちに単独攻撃をするわけではない。一方、中国の習近平国家主席は、対北朝鮮向けの石油輸出を禁止すると米国に約束した。北朝鮮の側から仕掛けることも考えづらい。北朝鮮は全面戦争できない国である。歴史的な石油禁輸の約束 米ニューヨーク・タイムズ紙は4月13日に「習近平国家主席は、北朝鮮が核実験をすれば石油禁輸に踏み切る、とトランプ大統領に伝え

閣議に臨む(左から)石原伸晃経済再生担当相、安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相=31日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影) 麻生太郎財務相は31日の閣議後記者会見で、北朝鮮情勢に関して「いま日本の新聞が書いているより深刻じゃないか」と述べた。仮に有事が起きた場合、朝鮮半島から難民が日本に流入する可能性について「ゼロではない」としたうえで、経済にはマイナス影響になるとの見方を示した。 麻生氏は「(朝鮮戦争のあった)昭和25、26年、おれの住んでいる筑豊、北九州じゃ『北朝鮮機が入ってきました。電気は消してください』というのをやっていた」と説明。 「今度は(ミサイルに)核弾頭がついているという話になると、規模の大きなことになりかねないから、それに備えないといかん」と話した。 一方、経営再建中の東芝について「誰が社長で、誰が決めているのかと外から見て思う。きちんとした経営判断をやる人が社内にいないと非

北朝鮮の軍部は4日未明、「核攻撃に関連する作戦が承認された状態にあることをアメリカ政府に通告する」と発表し、アメリカのヘーゲル国防長官の演説に合わせてアメリカに圧力をかけるねらいもあるとみられます。北朝鮮の国営メディアは、4日午前3時ごろ、臨時ニュースとして朝鮮人民軍総参謀部の報道官談話を伝えました。 談話は、アメリカ軍が韓国との合同軍事演習にステルス性能が高く核兵器も搭載できるB2爆撃機などを投入したことを非難し、「韓国とその周辺水域は、アメリカの核攻撃手段が集中した殺人兵器の展示場であり、危険極まりない核戦争の発生地と化した」としています。 そのうえで、「アメリカの核による威嚇は、小型化、軽量化されたわれわれの先端核攻撃手段によって粉砕されるであろう。それに関連する作戦が最終的に承認された状態にあることをホワイトハウスとペンタゴンに対して正式に通告する」としています。北朝鮮が臨時ニ
【ソウル時事】北朝鮮の祖国平和統一委員会は8日、声明を出し、国連安全保障理事会の制裁決議採択や11日から始まる米韓合同軍事演習などに反発し、同日から南北間の不可侵に関する全ての合意を無効にすると表明した。また、南北の非核化共同宣言の完全白紙化も改めて宣言。板門店の連絡ルートを閉鎖し、南北直通電話を即時断絶するとした。朝鮮中央通信が伝えた。
猪木 南北開戦危ぐ「戦うしかない…」 Tweet 険しい表情で朝鮮半島情勢を語る猪木=東京・高円寺のUWFスネークピット・ジャパン 朝鮮半島に極度の緊張感が走る中、北朝鮮との交流を精力的に続けているアントニオ猪木・IGF会長(67)が24日、都内で取材に応じ、現状について「(北朝鮮と韓国は)戦うしかないんじゃないか」と“開戦”を危ぐした。1995年に平壌で「平和の祭典」を開催して以来、北朝鮮で英雄的な存在となった猪木だが、今回ばかりは自らが現地に赴いて調停に乗り出す可能性については慎重な姿勢。一方で、米国が水面下で韓国‐北朝鮮の間で“手打ち”に動いている見方を示した。 ◇ ◇ 北朝鮮の朝鮮人民軍による、韓国・延坪島(ヨンピョンド)への砲撃から一夜明け、ついに民間人の犠牲者が発見された。1953年に結ばれた朝鮮戦争休戦協定が破られ、再び半島が戦火に覆われかねない緊迫した情勢の中、猪木は険
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