若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が、日本映画批評家大賞の作品賞を受賞した。若松さんには昔、仕事でちょっとお世話になったので、まずはおめでとう。 しかし映画の出来は、残念ながらそれほどのものとはいいがたい。若松さんの連合赤軍への「思い」が過剰で、彼らを客観的に突き放して見ていない。特に最初の学生運動の経緯を資料フィルムで追う部分は、説明的で冗漫だ。殺し合いのシーンの演出も説明的でアップが多く、テレビのホームドラマみたいだ(ビデオ撮影というせいもあるが)。 最近の若者が見ると、こんな凄惨な殺し合いが行なわれたという事実に驚くようだが、私が大学に入ったのはこの事件の翌年で、東大駒場では2年間に5人が内ゲバで殺された。そのうち4人が私と同じサークルだったので、この映画の世界は他人事ではない。なぜそういうことが起こったのかもよくわかる。それはこの映画で美化されているような崇高
この先生の前では、私なんて〈子供〉だ。と思いましたね。日野原重明さん(97才)に、やっと会えた。「あっ。この前、新幹線で会った鈴木さん」と覚えていてくれました。「いつでしたっけ?」「12月の中旬でした。新神戸で講演だと言ってました」「あっ、あの日か。2日に1遍は地方に講演に行ってますし。外国にも研究発表や講演で年に5回は行ってます」。凄い。世界一元気な97才だ。話を聞いて、〈元気〉をもらった。というよりも、先生に比べたら私なんて何もしていない。何も学んでないと思いましたね。「よし、これからは頑張って勉強するぞ!」「大きくなったらお医者さんになるぞ!」と思いましたね。 「では、よど号ハイジャックの話を聞かせて下さい!」と、すぐに本題に入った。だって、「97才。元気の素」がハイジャック体験なんだし。1時間、その話だけを聞こうと思った。超多忙な先生だ。わざわざ、1時間とってくれた。3月24日(火
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