東京オリンピック・パラリンピックの会場にもなっている、東京・お台場の海で、海の生物「ゴカイ」の新種を国立極地研究所と東邦大学のグループが発見しました。 見つかったゴカイは「コイソメ」と呼ばれる小型のゴカイの仲間で、体長は1センチほど、頭の部分が波を打つような形をしていることから、「ナミウチコモチコイソメ」と名付けられました。 グループによりますと体は小さいものの頭に強い歯があり、海底で死んだ魚などを食べているということで、海の掃除屋として東京湾の水質悪化を防いだり、生態系を維持したりする重要な役割の一端を担っているとみられるということです。 ゴカイを発見した国立極地研究所の自見直人さんは「日本ではおよそ1200種類のゴカイが確認されているが、都会の海にもまだ知られていない種がいることが分かった。多くの人が身近な自然環境に関心を持つきっかけとなればうれしい」と話しています。


オランダ・ユトレヒトで海洋浄化プロジェクトについて説明するボヤン・スラットさん(2017年5月11日撮影)。(c)AFP/ANP/Koen van Weel 【5月12日 AFP】海に浮かぶ大量のプラスチックごみの回収を目指すオランダの若手技術者が11日、プロジェクトの画期的な変更を発表した。これにより、プロジェクトの開始を当初の予定より2年早めることができるという。 弱冠22歳のボヤン・スラット(Boyan Slat)さんの革新的な計画は、ボトル、ごみ袋、ビーチサンダルなど推定5兆個の海に浮かぶプラスチック片を、海流を利用して集めるというものだ。 太平洋(Pacific Ocean)の米ハワイ(Hawaii)からカリフォルニア(Californian)州沿岸までの海域に広がる最大のごみだめで初となる上空からの詳細調査など、数年の調査を経て、スラットさんの「海洋浄化」プロジェクトは徹底的に


韓国南西部・珍島(チンド)沖で沈没し、修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が行方不明になった旅客船セウォル号が9日、木浦(モッポ)新港に陸揚げされた。2014年4月16日に沈没してから約3年で、一連の引き揚げ作業が完了した。今後は船体に残された行方不明者の捜索作業が本格化する。 セウォル号は今年3月25日に運搬船に引き揚げられた。運搬船は同31日に木浦新港に到着した。韓国海洋水産省は8日、船体内部の写真を公開した。内部が激しく崩壊している様子がうかがえる。3年にわたって沈んでいたことから、柱などの強度も弱くなっているとされる。同省は、行方不明者が沈没時にいた場所を推定しており、こうした場所を中心に捜索が進むとみられる。 引き揚げ作業は、15年7月の国際競争入札で、中国交通運輸省の上海サルベージ局が担った。中国では成功をたたえる報道が相次いでおり、5日に運搬船が上海に戻ると国営新華社

気候変動と運河開通による海面上昇で壊滅したセネガル北部サンルイ近郊の集落の跡(2013年5月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEYLLOU 【1月20日 AFP】地球の気候の自然変動パターンの詳細な分析から、海水面の大幅な上昇が進んでいる可能性を示す「懸念すべき」兆候を発見したとの研究結果が19日、発表された。 米科学誌サイエンス(Science)に発表された研究成果は、地球で発生した最後の温暖期の間に当たる約12万5000年前の海面温度が、現在と酷似していることを示している。だが、科学者らを懸念させているのは、当時の海水面が現在より6~9メートル高い位置にあったことだ。 米オレゴン州立大学(Oregon State University)などの研究チームが主導した研究論文は「これは懸念すべき傾向だ」と指摘し「総合してこれらの結果は、現代の温暖化に対して海洋が将来的にどのような反応を示

豪グレートバリアリーフで座礁した中国船籍の石炭運搬船「深能1号」(2010年4月4日撮影、2010年4月5日公開、資料写真)。(c)AFP/QueenslandGovernment 【9月19日 AFP】オーストラリア沖合にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)で2010年に座礁した中国船の所有企業が19日、賠償金として3930万豪ドル(約30億円)を支払うことで豪政府と合意に達した。 2010年4月、貨物を満載した中国の石炭運搬船「深能1号(Shen Neng 1)」が浅瀬で座礁した事故では、大量の重油が漏出し、生態学的な大災害の脅威を招いた。大惨事は免れたものの、巨大な船体は全長3キロにわたってサンゴ礁を傷つけ、9日後にようやく引き揚げられた。 「深能1号」を所有する深セン能源運輸(Shenzhen Energy Transport)とそ

第2次大戦中に連合軍があげた最も大きな戦果の一つとされる独戦艦ビスマルクの撃沈。これにつながる敵の暗号を最初に解読した英女性が2016年5月21日、英国オックスフォードの自宅で死去した。95歳だった。 × × × ジェーン・フォーセット。旧姓ジャネット・キャロリン・ヒューズ(訳注=結婚などで姓と名のいずれも変えている)は、1921年3月4日、父方の祖母が暮らしていた英国ケンブリッジで生まれたと言われる。父は伝統ある貴金属同業組合Goldsmiths’ Companyの弁護士で、母は刑務所関連の慈善事業に携わっていた。 少女時代は、バレリーナを目指… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。

世界有数の漁場、東シナ海での底引き網漁で、日本の漁船が、急増して漁場を占有する中国漁船に押されている。底引き網漁は環境への影響も指摘されるが、漁業の衰退は地域経済にも影響するため、水産庁は支援に乗り出す。 東シナ海での漁は主に、海底付近のキダイやアカムツ、練り物の材料となる魚を取る底引き網漁と、水面付近のサバやアジなどを取る巻き網漁だ。山口県以西の底引き網漁船は、1950年ごろには約800隻あったが、97年に100隻を割り、2001年からは10隻台に減少。今年は長崎市の2社、8隻のみとなった。 漁業就業者の後継ぎ不足は全国的な傾向だが、東シナ海での底引き網漁の衰退は、中国漁船の影響が大きい。中国では魚介類の需要が増え、中国近海だけでなく、日本近海にも漁船が進出するようになった。00年の中国との漁業協定で設定された日中両国が操業できる水域に、中国漁船が押し寄せている。 業界団体によると、中国

深さ約3700メートルの海底で見つかった難破船のソナー画像。合同機関調整センター(JACC)提供(2016年1月13日提供)。(c)AFP/JOINT AGENCY COORDINATION CENTRE (JACC) 【1月14日 AFP】2014年に消息を絶ったマレーシア航空(MalaysiaAirlines)MH370便の捜索で、海底に沈んだ難破船が見つかった。当局が13日、明らかにした。同機の捜索活動で難破船が見つかるのは2度目。 乗客乗員239人を乗せたMH370便は2014年3月8日、クアラルンプール(Kuala Lumpur)から北京(Beijing)に向かっていた途中、消息を絶った。オーストラリア率いる国際捜索チームが、南インド洋(Indian Ocean)で同機の捜索を続けている。昨年7月には、長さ2メートルの「フラッペロン」と呼ばれる翼の一部が、インド洋にあるフランス

つくば市および東京より発信しています。原発事故関係のニュース満載のブログです。 このブログでは、公表されたデータを元に自分なりの解釈を加えています。 元になったデータは全てリンクで示しますので、ご自分で確認して判断してください。 ←左の写真は2011年の北海道旅行の時の写真です。 8月25日、福島県漁連は東電が出した回答を受け入れ、サブドレン処理水の海洋放出を容認しました。これにより、汚染水処理が少し前進することになるはずです。現況を簡単にレビューしたいと思います。 要望書に対して回答をしました。この回答を福島県漁連が受け入れて、今回の決定となったものです。東京電力は8月28日には全漁連からの同様の要望書に対する回答も行っています。 このことがなぜ汚染水処理が進展することにつながるのか、今回は原発事故発生から4年半にわたる全体的な流れを復習してみたいと思います。 1.放射能汚染水の海洋への
南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)のミスチーフ礁で中国が進める埋め立て工事とみられる工事の様子を軍用機から撮影した写真(2015年3月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/RITCHIE B. TONGO 【10月30日 AFP】オランダ・ハーグ(Hague)の常設仲裁裁判所(PCA)は29日、各国が領有権を争う南シナ海(South China Sea)の島々をめぐりフィリピンが仲裁を求めている問題について、同裁判所が管轄権を持つと判断した。中国の激しい反発が予想される。 国際社会が懸念を強めているこの問題についてフィリピン政府は、同国と中国の双方が批准している国連海洋法条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)に基づいて解決すべきだと主張。一方中国側は、この問題はPCAの管轄外だとして、仲裁手続きを拒否していた。PCAは声明

いわき海洋調べ隊「うみラボ」の活動にご協力、ご賛同頂いている皆さま、いつもありがとうございます。 情報発信力アップのため、このたび、新しいサイトをオープン致しました。 http://umilabo.jp/ うみラボの調査レポート、調べラボの計測データはなどは、すべて新サイトに掲載させて頂きます。 お気に入りの登録、よろしくお願い致します! うみラボ 事務局 みなさんこんばんは。うみラボけんきゅう員の小松です。 いやあ、調べラボ、今回で10回目ですよ。まさかぼくたち、地元の水族館と共同でこんなイベントをやることになるとは、発足当時は夢にも思いませんでした。アクアマリンふくしまといえば、福島に冠たる水族館。そこで活躍されている獣医の先生たちから専門的なお話を伺いつつ、こうして福島の海について知ることができるということ、改めて関係者の皆さんに厚く御礼を申し上げる次第でございます! さて、まずは今

近年、サンゴ礁の減少が著しく、半世紀のうちに世界の3分の1の珊瑚が死滅したと試算されています。サンゴ礁急減の原因は、地球温暖化による海水温の上昇だけでなく、天敵の「オニヒトデ」の増加にあるとされており、オニヒトデをいかに駆除するかが、サンゴ礁を保護する重要な鍵と考えられています。そんな中、オーストラリアの研究者が、オニヒトデを狙い撃ちする自動駆除潜水ロボット「COTSBot」を開発しています。 Poison-Injecting Robot Submarine Assassinates Sea Stars to Save Coral Reefs - IEEE Spectrum http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/industrial-robots/poison-robot-submarine? オニヒトデが大量発生することでサンゴを食べ尽く

仏リール郊外の工場から立ち上る煙(2015年4月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/DENIS CHARLET 【9月2日 AFP】地球温暖化は、海の食物連鎖で重要な役割を担う微生物に、逆戻りできない変化を生じさせるとの研究結果が1日、発表された。 温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の大気中濃度の上昇は、シアノバクテリア(藍色細菌)と呼ばれる微生物をターボチャージャー付きの窒素処理機械のような存在に変えることが今回行われた実験で示された。 研究を主導した米南カリフォルニア大学(University of Southern California)のデービッド・ハッチンス(David Hutchins)教授はAFPの取材に「これは、海の窒素サイクルを根本的に変えると思われる」と述べ、「一部の微生物は、不可逆と思われる方法で、未来の環境変化に適応する可能性があることを、今回の研究結果は示唆してい

自己清掃する海を作れ。20歳が発明した巨大なプラごみホイホイが対馬にくる!2015.06.05 20:0011,519 satomi 太平洋のプラごみを10年で半分に減らす人類史上最も野心的な海掃除が、オランダの20歳青年の音頭で始まりました! 青年の名はBoyan Slat君。 海掃除と言っても、別にゴミ攫って世界中の海を回るわけじゃないですよ。「勝手にきれいになる海」をつくるんです。 詳しい説明の前にごみの量を整理しておきますと…世界の海には1年にざっと推定800万トンものプラスチックごみが投棄されています。これはサイエンス誌が今年発表した2010年の統計です。世界で初めて海洋ゴミを数値化したものとして注目を集めました。それまでの予想を遥かに上回るのも衝撃ですが、ごみポイ上位20ヶ国のうち12ヶ国までがアジアというのも日本にとっては衝撃度高いですよね。筆頭のごみポイ国はお隣・中国です。

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