前原誠司国土交通相は、国内の主要港湾を限定して国際ハブ(拠点)港湾と位置付け、新たに整備する方針を打ち出した。先行して国際ハブ港戦略を展開する韓国やシンガポールなどは取扱量が急増、日本は相対的地位が低下している。国交相はアジアのライバル港に負けないコスト、サービスで対抗する考えだ。市長が名乗りを挙げる意向を表明した横浜港は、果たして選ばれるのか。関係者は固唾(かたず)をのんで推移を見詰める。 「横浜港までトラックで運ぶよりも、釜山までコンテナ船で運ぶ方が安い」。東北地方のある都市で開かれた韓国・釜山港の誘致説明会。官民がそろって来日し、釜山港との定期コンテナ航路をPRした。 折しも不況の真っただ中。釜山港の船便を利用する自動車部品メーカーは「価格競争が激しいだけに、輸送費は少しでも安くしたい」と本音を漏らす。「もちろん、日本から輸出した方が安くなればうれしいのだが…」 国交省は「スー
1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く