概要Dockerの本番環境で秘密情報を使う際に、環境変数を使うことは推奨されてません。 秘密情報を扱うには、コンテナオーケストレーションのsecret supportを使うことが推奨されてます。Docker Composeには秘密情報を扱うために、secretsがあります。(Docker ComposeのsecretsはDocker Swarmと併用することが前提の機能です) 環境変数で秘密情報を扱う時の問題点 秘密情報を扱う時に、よくある方法として、環境変数を使う方法があります。 (この記事において、秘密情報とはパスワード、APIキーを想定します。) しかし、Dockerのドキュメントhttps://docs.docker.com/get-started/07_multi_container/ には While using env vars to set connection set

すごいタイミングですごい本が出たもんだ。本日はKubernetes Advent Calendar 2020 その1 向けのエントリー。本当はCF for k8sの記事を書くつもりだったのだけど、先週盛り上がりまくったDockershimのDeprecated話の後ですごーく良い本が出てきたので、これは紹介せねばということで急遽内容を変更。 jaco.udcp.info CF for k8sの話も途中まで書いちゃっているのでまた日を改めて公開する。 あの神資料が本になったよ ということで今日の話題はこちら。イラストでわかるDockerとKubernetes Software Design plus 作者:徳永 航平発売日: 2020/12/05メディア:Kindle版 今ではDockerやKubernetesに関する本もだいぶ出揃い、使い方を学ぶのには困らなくなってきた。それに、基

マイクロソフトはWindows上でLinux互換機能を提供するWindows Subsystem forLinux(WSL)の次期版となる「WSL 2」を発表しました。 WSL 2には、最初からWSL 2に最適化されたLinuxカーネルが含まれており、フル互換のLinuxシステムコールを実現。またファイルシステム性能は最大20倍もの劇的な向上も実現しているとのことです。 これによりWSL 2上ではDockerも実行可能だとされています。「Announcing WSL 2」から引用します。 Now that WSL 2 includesits ownLinux kernelit has full system call compatibility. This introduces a whole new set of apps that you can run inside of W
![[速報]Windows上でフル互換のLinuxシステムコールを実現する「WSL 2」発表、Dockerも実行可能に。Microsoft Build 2019](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fa7324d8e08d2e2a29c7f4fc9299a8345f5918f88%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.publickey1.jp%252F2019%252Fbuild201906.gif&f=jpg&w=240)
想定読者Dockerについてものすごくざっくり知りたい人 ハイパバイザ型とかホスト型とかそう言う話は調査済みもしくはあとで調べればいいと思っている人DockerとはDockerを使えば、OSとアプリがインストールされた環境を閉じ込めて保存しておき、いつでもその環境を立ちあげることができます。"perlをインストールしたUbuntu"とか"JavaとpythonをインストールしたCentOS"みたいな色々なパターンを簡単に作成して保存・立ち上げが可能です。 用語 なるべく事前知識がなくても理解できるようにDockerの用語を冷凍チャーハンに例えて説明します。 *厳密性に関してはご容赦ください ファイル系 用語 説明 例えると

無償の「Docker forWindows」で手軽にLinuxコンテナを利用する:Windows管理者のためのDocker入門(1/2 ページ)Windows OS向けのDocker forWindowsが正式にリリースされ、Windows環境でも簡単にDockerを導入できるようになった。Windows 10のHyper-VでDockerのコンテナを利用してみよう。 最近のITシステムでは、DockerのLinuxコンテナを使った軽量なアプリケーション実行環境の利用が進んでいる。本番環境だけでなく、運用や開発の現場でもコンテナ技術は広く使われている。だがDockerのコンテナはLinuxをベースにしているということもあり、Windows環境、特にクライアント環境ではまだまだ普及しているとは言いがたかった。 だが2016年7月末に「Docker forWindows」(および「Do

Windows Server 2016(およびWindows 10 Anniversary Update以降)では、Dockerのコンテナ技術を使った「Windowsコンテナ」機能が利用できるようになった。これはLinux+Dockerという組み合わせで広く使われているコンテナ型仮想化技術(以下「Linuxコンテナ」と呼ぶ)をベースにして、Windows OS上でも同じようなコンテナ機能を利用できるようにしたものである。本TIPSでは、Windowsコンテナの概要や2種類のWindowsコンテナ、Linuxコンテナとの違いなどについてまとめておく。 ●Windowsコンテナとは?Dockerとは、もともとはLinux OSの持つコンテナ機能やリソースの管理機能などをベースに作られた、コンテナ型の仮想化技術である。PC全体を仮想化する仮想マシン技術と比べると、軽量・高速で、実行に必要なリ

Windows 10 でのWindows コンテナーの有効化 以前の投稿 "Visual Studio 2017 によるASP.NET Core アプリのDocker コンテナーの利用" では、Windows 10 環境において、Docker forWindows をインストールして、Linux コンテナーを有効化しました。 一方、Windows コンテナーは、Windows 10 Anniversary Update から、Windows の機能として組み込まれており、ASP.NET 等のWindows に依存したアプリケーションを開発している場合は、このWindows コンテナーの方が利用頻度が高いかもしれません。 現状、Windows コンテナーでは、Linux イメージを動作させることはできず、また、Linux コンテナーでは、Windows イメージを動作させることは

こんにちは、吉岡(@yoshiokatsuneo)です。Dockerは、シンプルで使い易い軽量仮想環境という特徴を生かして急速に発展しており弊社でも利用しています。 しかし、独自の概念を持つことや、機能が次々追加されていることから、誤解を生じることもあります。 特にセキュリティについては感情的になりやすいので正確な情報を把握することが大切です。ここでは、Dockerコンテナのセキュリティについてよくある誤解と注意点を紹介します。 ◆Dockerコンテナのセキュリティに関する誤解 コンテナを単に実行するだけで、ホストや他のコンテナがのっとられる コンテナは隔離環境で実行されますので、単純に(オプションを明示せずに)一般的なコンテナを実行するだけで、ホストや他のコンテナがのっとられることは現状はありません(知られてはいません)。ホストのディレクトリ・ファイルを共有すれば、ホストのファイルに

今からでも間に合うDockerの基礎。コンテナとは何か、Dockerfileとは何か。Docker Meetup Tokyo #2 コンテナ型仮想化の技術として注目されているDockerの勉強会「Docker Meetup Tokyo #2」が4月11日にグーグル東京オフィスで開催されました。 この勉強会には定員100名のところへ400名を超える申し込みがあり、参加できなかった方も多かったと思います。本記事では、最初のセッションとして行われた森和之氏による「今からでも間に合うDocker基礎+Docker 0.9概要」をダイジェストで紹介しましょう。 参考記事 2013年のDocker登場から現在(2018年)までを振り返り、その次の段階を展望した記事もご参照ください。Dockerコンテナ時代の第一章の終わり、そして第二章の展望など 今からでも間に合うDocker基礎 株式会社トップゲー

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Docker向けのコンテナを公開するDocker Hubでは多数のコンテナが公開されており、これらをベースにして独自のコンテナを作成できる。しかし、新規に独自のコンテナを作成したい場合もあるだろう。今回は、新規にコンテナを作成するのに必要な作業手順を紹介する。Dockerにおける一般的なコンテナ作成手順Dockerではよく使われるOS環境を含むコンテナがあらかじめ用意されており、それをベースに独自のコンテナを作成できる。たとえば、『これから始める「DockerでかんたんLAMP環境 for CentOS」』記事では、既存のCentOSコンテナをベースに、独自の環境を構築する手順を紹介している。 しかし、公開されているコンテナではなく、ゼロからコンテナを構築したいという場合もある。たとえばDocker Hubで提供されている公式のCent OSのコンテナでは、ファイル容量削減のためか一部

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