by Buster Benson 2024年3月27日に90歳で亡くなった心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏について、死因が自殺だったことが1年越しに明らかになりました。ウォール・ストリート・ジャーナルが詳細を報じています。 The Last Decision of Daniel Kahneman, the World’s Leading Thinker on Decisions - WSJ https://www.wsj.com/arts-culture/books/daniel-kahneman-assisted-suicide-9fb16124 カーネマン氏はイスラエル系アメリカ人で、心理学者であるエイモス・トベルスキー氏との共同研究で有名です。特に、不確実な出来事に対する一部の人間の判断がヒューリスティック(経験則)によって左右され、予測可能なバイアス(偏り)を生み出す

小説家・勝谷誠彦の死 *以下の文章は、2018年12月に、その前月に亡くなった勝谷誠彦の追悼文として有料メール「勝谷誠彦の✕✕な日々」に書いたものです。 6年経ったし……と、有料メールを運営するヨロンさんこと高橋茂さんに許可をとり、こちらに転載しますが、彼のプライベートに関する話をカットしたり、少しばかり編集はしました。 今回の兵庫県知事選挙で、彼のことを思い出す人もいたけれど、やっぱり人間は死んだら忘れられてしまうからと、改めてこの追悼文を出そうと思いました。 私自身が忘れないためにも。 「小説家・勝谷誠彦の死」 「ママ」と語りかける声が流れてくると、あなたを思い出さずにいられませんでした。クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ているときのことです。コンプレックス、富を手に入れ名が売れたゆえの傲慢さと、そこから生じる周囲の人との確執、家族への

その日は早く出社したからいつもより早く帰った。まだ誰も帰ってきていない家のドアを元気よく開け、今日の晩御飯は何にしようかなと考えながら犬の名前を呼んだ。相変わらず玄関からの呼びかけは聞こえていないのか反応はなかった。もう老犬だから耳が遠いのは知っていた。耳が遠いのか名前を呼んでも「どこだ?」とキョロキョロする姿に家族みんなで微笑ましく見ていた。昨日もそうだった。今日もよく寝てるなと思って名前を呼びながら家の中へ進む。 ソファーの影から犬がよく寝るクッションが見えた。いつもの窓際でいつもの陽ざし。いつもの…。何か嫌な予感がした。 「おーい」と大き目の声で呼びかけるも全く反応がない。いや、そんなまさか。昨日まで老犬とは思えないステップで散歩したんだ。健康診断も耳が遠い以外問題もなかった。「老犬とは思えないほど元気ですね」なんていつも言われた。「申請して長寿の賞状でも貰ったらどうかな」という話を

男はなぜ孤独死するのか 作者:トーマス・ジョイナー晶文社Amazonこの『男はなぜ孤独死するのか』は主に男性の孤独に焦点をあて、なぜ男性は孤独に陥りがちなのか。そして、(本人が望まぬ)孤独をどう解消すればよいのかについて書かれた一冊である。「孤独死」というと日本では一般的に「一人暮らしの人が誰にも看取られずに死ぬこと」を指すが、本書の原題は『Lonely at theTop』で、あくまでも孤独それ自体がテーマであり、孤独死がテーマになっているわけではない。孤独死が良い/悪いという話はないし、家で一人で死ぬことに関する言及もない。 なぜ「男性の孤独」に注目する必要があるのか さて、ではなぜ「男性の孤独」に注目する必要があるのか。孤独に陥るのは何も男性だけの特権ではないのだから、女性も男性もひっくるめて論じればいいではないかと思うかもしれないが、これにはいくつかの理由が存在している。たとえば

「自分」がいなくなるんだよ? 今認識している「私」がいなくなる 当然っちゃ当然だけど、想像すると怖い だから自分の自我をAI化して、それを自分としたい そしたらギリ存続してると言える気がする 死ぬまでに実現したい (追記) 朝起きて見たらすごくたくさんコメントがついててビックリした!みんなの意見参考になります。ありがとう

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