こんにちは!音楽クリエイター/サウンドエンジニアの三嶋直道 (PIANO FLAVA)です。 ABC記譜法(ABC Notation)って御存じですか? 一言で言うと、テキスト入力で楽譜(五線譜)が書ける言語(マークダウン記法)です。 先日、Fugetsu Beatsさん(@Fugetsubeats)主催の「ABC記譜法 (ABC notation)」のオンラインワークショップに参加したのですが、ABC記譜法の優秀さに感激したので、今回紹介します。 こんな人向け・シンプルな楽譜を手軽に作りたい ・ジャズのリードシートを作りたい ・ポップスのメロディー譜(歌詞入り)を作りたい ・本格的な楽譜作成ソフトは機能が多すぎて使いこなせない こんな人には向かない・フルオーケストラの楽譜を作りたい では、早速具体例を見ていきましょう〜 例1「きらきら星」ABC記譜法X:1 T:きらきら星 M:4/4 L

筆者は、2000年くらいからTEI (Text Encoding Initiative) ガイドラインの勉強を開始し、デジタルテキストを用いた研究の可能性と課題について、探求と実践を繰り返してきた。デジタル化とは、単にデジタルカメラで撮影してメタデータをつけるだけでなく、全文テキストを作成し、その構造を何らかの方法で機械可読な形で共有することも含んでおり、そのようにすることで、テキストを主に用いるタイプの人文学を大いに振興することができるとともに、テキストを扱う研究の伝統的な営みを未来につなげていくことができる。 一方で、「楽譜」のことは横目に見つつ、いつも気になっていた。音として再現できるようにデジタル化するのは重要だが、それだけでなく、たとえば中世写本において、テキストの内容そのものが重要であるだけでなくそこに含まれる多層的な内容もまた歴史や思想の様々な痕跡の探求に寄与するが故に構造的
著作権の消滅などによりパブリックドメインとなった楽譜や音楽などを無料で公開する国際楽譜ライブラリープロジェクト(IMSLP)のウェブサイトでは、主にクラシック音楽の楽譜や音源データが42万5000点以上収録されています。どのような音源や楽譜データがあるのか、実際に使って確かめてみました。 IMSLP: Free SheetMusicPDF Download https://imslp.org/wiki/Main_Page IMSLPのトップページはこんな感じ。日本語にも対応しており、言語を日本語に変更するには下へスクロール。 「日本語」をクリックすると、メニューバーなどの一部を除いて言語が日本語に変換されます。 楽譜をダウンロードするにはメニューバーから「Scores」をクリック。 作曲者名や国別、時代などから楽譜を探すことができます。例えば「作曲者から」をクリックすると…… アルファ

はじめに じぶんが分析美学の研究をはじめるにあたって、芸術の哲学、分析美学の研究者の森功次さんの記事「分析美学にはどのようなトピックがあるのか」*1におおいに助けられました(森 2015)。そこで、本稿では、音楽の哲学、音楽美学をはじめようと考えている方のヒントになればと思い、どのような問いが問われているのかをまとめました。 項目は、英語圏の分析美学の教科書のひとつであるThe Routledge Companion to Philosophy ofMusic*2の第一部を参照しています。 解説は、何が問われているのか、それを問うと何がうれしいのかを中心に、可能であれば、関連する文献を紹介しています。 それでは、ここからさらに、音楽の哲学を加速させましょう。ちなみに、二万字弱あります。個々のトピックと説明は独立しているので、一気に読まず、お好きなときにつまみ読みしてくだされば。 はじめに

JupyterNotebook で、楽譜を表示したり、その楽譜を再生してみたり、曲を分析したりしてみました。そのことについて書きます。分析といっても簡単なものです。 目次 Code, .ipynb 環境 VS Code で JupyterNotebookmusic21 とは 曲の作成と表示 バッハの平均律を分析 分析 後半 参考 追記 Code, .ipynb JupyterNotebook: https://mybinder.org/v2/gh/hhyyg/miso.py.music21bach/master ここにある2つの .ipynb ファイルから確認できます ただし、画像・音声生成部分などは再実行ができませんGitHub: https://github.com/hhyyg/miso.py.music21bach 環境Mac Visual Studio Code Pyt

SONO、SONO monoのリターンでお申し込みの皆様へ。 先だって、お伝えいたしました問題点(スキャンデータの取り込み、展開による不具合)につき... 「SONO」は、片面A4サイズ(13.3インチ)の液晶画面が二面で二つ折りにできるAndroidタブレットです。楽譜表示に最適なアプリケーションを搭載しています。 楽譜は大きく二画面で見たい!そんなご要望から生まれました たくさんの楽譜本を持ち歩くのが重い。市販のタブレットで楽譜を見るには小さすぎる。これまで使っていた自分の楽譜をスキャンして外出先でも使いたい。電子楽譜を購入しても、結局紙に印刷している。 もっと大きく見開きの本のようにタブレットで楽譜を使いたい! そんな演奏家の皆様のお声から、SONOが生まれました。 二画面折りたたみ式楽譜表示端末SONOは、株式会社ノモスがこれまで開発と試作を行い、特許出願し、この度ようやく完成品に

私が考えた楽譜で見る、ビートルズの「Letit be」の最初の小節ですサマリー:ピアノをこれから学ぼうとする人のために考えた、新しい楽譜のデザイン案を紹介します。従来の楽譜は記号、目盛り、記憶に強く依存しているため、一から学んで読めるようになるのはとても難しいですよね。そこで、この新しい楽譜では鍵盤上に「指の位置」と「手の位置」を表す記号を置くことで簡単に読めるようにしました。縦に上から下へ読む楽譜で、丸い記号は指の位置(青は左手、緑は右手)、色の長さは音の長さを表しています。灰色のラインは黒鍵、ラインとラインの間隔は白鍵で、ドの音には分かりやすく斜線をひきました。 挑戦

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