「和解」を困難にする「謝罪外交」は見直す時期ではないのか? 読んだ瞬間、なんじゃこりゃ?となったの上記の記事、あんまりにも酷い内容なので、突っ込み入れようにもブコメじゃ入りきらないので、エントリーを立てることにした。 「謝罪してばかり」と言ったとき、おそらく念頭に浮かぶのは南京事件、従軍慰安婦、靖国参拝の三つではないだろうか。ではこれらは本当に「謝罪してばかり」なのか、それぞれ詳しく見てみよう。まずは南京事件から。 この件、政治的な決着という意味では東京裁判でついている。日本はこの裁判の結果を受け入れることで国際社会に復帰したわけだから、政府の公式見解としても東京裁判の結果から外れることはできない。また中国はこの件について謝罪も賠償も要求してはいない。 じゃあ、なんでしょっちゅう抗議され、謝罪を要求されてしまうのか。一番最近では名古屋の河村たかし市長の件がある。しかしこの件、表敬訪問にやっ
2012年8月13日、南京市政府は南京大虐殺歴史公文書の世界記録遺産申請活動指導グループ発足を発表した。16日、南方週末ウェブサイト版が報じた。 侵华日军南京大屠杀遇难同胞纪念馆 / x li 申請は南京大虐殺記念館、中国第二歴史档案館、南京市档案館が主体となる。新聞や日記などの紙資料、写真、動画など、1937~1948年の記録が含まれるという。具体的には以下の5種類。 ・中国第二档案館所蔵の、南京で開催された日本人戦犯を裁く軍事法廷の写真16枚 ・金陵女子文理学院の寮管理人・程瑞芳さんの日記。 ・中国国民党国防部の日本人戦犯を裁く軍事法廷公文書 ・南京市档案館所蔵の市民による虐殺の記録 ・米国人牧師ジョン・マギーの残した写真・フィルム 世界記録遺産申請は2009年、南京大虐殺記念館の朱成山館長ら南京市人民代表大会代表10人の提案がきっかけとなった。市人民代表情報網には同年、常務委員会の審
南京事件犠牲者数30万人説の原型は基本的に、南京軍事法廷における34万人以上という判決です。 これは集団虐殺19万人以上、個別虐殺15万人以上、の合算であり、さらに集団虐殺犠牲者数については、証言などに依拠し遺体については焼却や長江(揚子江)への投棄により残されていないと判断された結果です。個別虐殺犠牲者数については、埋葬記録からの算出です。 「南京人口20万人説」というトンデモに依らずとも、上記30万人説に対する疑問点というものは上げることが出来ます。 というわけで、以下30万人説に対する個人的見解を書いてみます。 戦闘死者のカウント 東京裁判にせよ、南京軍事法廷にせよ、特に戦闘死者を除くといった数値処理はしていませんので、当然戦死者が犠牲者数に含まれていると思われます。 このため、日本側の研究者は戦死者を犠牲者から除外する傾向がありますが、別に戦死者を含めて犠牲者数にカウントすること自


深谷隆司の言いたい放題 第292号 「南京大虐殺は本当か その2~泥沼の日中戦争~」 1937年(昭和12年)7月7日 中国華北地域の北京郊外にある盧溝橋で、日中両国の間に戦闘が起こった。 発端はこの地域で演習を行っていた日本軍に、中国軍から銃弾が発射されたことからであった。 そもそもこの軍隊は、日露戦争後手に入れた、南満州鉄道と遼東半島を守るために編成された、いわゆる「関東軍」である。 満州事変や上海事件をきっかけに戦線を広げた関東軍は、ついに「満州国」を樹立させた。 漢人、満州人、蒙古人、日本人、朝鮮人の五族が力を合わせて協力し、正義の道に基づいた平和で豊かな国をつくろうと、「五族協和、王道楽土」が旗印であった。勿論、真剣に理想に燃えての事で、当時の日本人、中国人に共鳴者が多かった。 日本政府や軍中央部は、戦争不拡大の方針であったが、力をつけた関東軍は次第にこれに従わなくなっていった。

『WiLL』の昨年4月号に掲載された鈴木史朗の「南京大虐殺は真実ではないと思う理由」。一読しておよそ批判にも値しないシロモノだとわかるので放っておいたのだが、昨晩これを「捏造不可能な証拠」だと称して持ち出してきた人がいるので、この際片付けておくことにする*1。 その「理由」なるものを箇条書きにしてみると、 (1)会津若松の元衛生兵(歩兵第65連隊?)が「死ぬまでにもう一度南京に行きたい」と言っていた/他の元兵士からも“いい話”を聞いた (2)自分が幼い頃過ごした天津(!)はのどかだった/「南京大虐殺」については聞いたことがなかった/南京にも行ったことがある (3)東中野修道氏や北村稔氏、西尾幹二氏の「研究成果」 (3-1)「証拠写真」(!)は捏造だった (3-2)ラーベの感謝状(!) (3-3)映画『南京』 (3)についてはすでに批判が積み重ねられているのでごく簡単に。 (3-1)そもそも

「南京事件はなかった」という河村市長を、黙らせたのは誰だ?:新連載スタート・窪田順生の時事日想(1/5 ページ) 窪田順生の時事日想 物事には必ずコインのように表と裏がある。それはビジネスも然り。詐欺や裏取引、あるいは法の網を巧妙にかいくぐったグレー商法……。もちろん、それらは断罪されてしかるべきだが、そんな「裏」から若きビジネスパーソンが学ぶことは多い。人々が何を欲し、社会には何が足りないのか。つまり、日本経済の「裏」を知ることができるからだ。 火曜日の時事日想は、テレビ、全国紙、週刊誌といういわゆるニュースの現場を経験してきただけではなく、実話誌などで裏ビジネスなどの取材を続けてきた筆者が、巷にあふれる事象を「裏」から読み解いていく。 世の中には口にするのも憚(はばか)られるというか、ちょこっとふれただけでも袋だたきにされるテーマがある。 最近では「南京事件」がこれにあたる。2月、名古


河村たかし・名古屋市長が南京事件否定論を展開する際に「目撃者がほとんどいない。(これが)かなり決定的」と述べたことはすでに報道された通りですが、ここには1つの嘘と2つのゴマカシが含まれています。まずは目撃証言以外の証拠によって裏付けられている虐殺の事例が多数あることを無視するというゴマカシ。次に、実際には何人もの目撃者(もちろん、虐殺の全体を目撃した人間などいるはずがないのであって、「南京事件」を構成する個別事例を目撃した、という意味ですが)はいるのに「ほとんどいない」と嘘をついている点。では、もう一つのゴマカシとは? 一連の事件は、当初警察の捜査で自殺と判断されたり、自宅が全焼するなどし、自白や目撃者を含めて直接証拠がない。このため検察側は論告の冒頭、「間接証拠で認定しなければならないが難しくも珍しくもない」と裁判員に訴え、「朝起きたら一面雪化粧だった。雪が降った場面を直接見ていなくても
「水間条項の妄言ウオッチ」さん経由で。 超拡散《南京関連本の見極め方》 水間政憲氏といえば、私は旧軍が中国各地に遺棄した毒ガスについてヨタ記事を書いた人として記憶しているのですが、実は「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」、南京問題小委員会の「南京問題小委員会の調査検証の総括」をベースとした否定論本、『南京の実相 国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった』の編者でもあります。 で、その水間氏が「「南京虐殺」を否定的に捉えてて、ご自身も「南京問題」の真相を知りたくて書籍の選択を探しあぐねていらっしゃる皆様の為に、選択するための指針を提示」すると称して本の宣伝をしているのが上記エントリ。この本の主張が荒唐無稽であることについてはかつてエントリを書きました。またゆうさんが「「南京の実相」を読む」と題し、3回にわたって丁寧な批判を加えておられます。 http://www.geocities.

南京軍事法廷もそうですが、これらの裁判は基本的に司令官クラスの管理責任を問うもの*1ですから、師団長や軍司令官の管理責任が問える規模の虐殺があったことが示されれば充分でした。 捕虜・民間人虐殺が数万人以上の規模であったことが示されれば、軍事組織の管理責任を問う上では充分な規模と言えるでしょう。検察側が出された資料に30万、40万と書いてあり、それらの確からしさを調査した上でどう見ても10万は下らないと判断できれば、その裁判所としては、それ以上に詳細な犠牲者数を調べる必要はないと言えます。 そこから先は歴史家の仕事でしょう*2。 東京裁判での判定犠牲者数 確度の高い数として以下の人数を判決文で上げています。 階級・階層 種別 虐殺人員中国人男女子供 非戦闘員 12000人以上*3 成人中国人男子 非戦闘員 20000人以上*4 一般人避難民 非戦闘員 57000人以上*5中国軍兵士 戦闘
南京の真実国民運動 河村たかし名古屋市長の中国南京市委員への「通常の戦闘行為はあったが、いわゆる南京事件はなかったのではないか」「互いに言うべきことを言って仲良くしていきたい」という発言を支持し、「南京事件」の真実を究明していく「南京の真実国民運動」のブログです。本日、東京・文京シビックホールで、<「河村発言」支持・「南京虐殺」の虚構を撃つ>緊急国民集会(主催:新しい歴史教科書をつくる会)が開催されました。 緊急、また平日夜間の開催にもかかわらず、約400名の会場は超満員となり、立ち見の方も多く見られ、入りきれなかった方にはロビーに設置されたモニターでご覧いただくことになりました。 集会は藤沢ただまさ(自民)、うさみいく愛(減税日本)、山本久樹(民主)の3名の名古屋市議から基調報告と河村市長支持のメッセージが披露され、続いて、19名の識者・政治家から次々と発言がありました。また、安倍晋三


「ホメオパシー否定派はゴリラ並に頭が悪いというのは本当か?」という記事に対して昨日、名古屋にひどいのではないかと連絡があったそうです。今回はこれについて考えたいと思います。 その前に……『THRIVE(スライヴ)』見ました!! 世の中の仕組みがわかる素晴らしい映画です。この映画を見たら人々の意識が変わると思います。そして、ホメオパシーバッシングがなぜ起きたのか? ホメオパシー否定派がなぜ存在するのかもよくわかります。このような内容が映画化される時代になったんだなと感慨深く思いました。どんどん上映会をやって多くの人の意識が変わっていくことを願います。 さしあたって3月11日の13:30~上映会が行われるようです。まだ見ていない人はぜひ見てください。感想も以下にあります。同日福島からの中継もあるようです。 http://www.homoeopathy.ac/12whatsnew/thrive.

ここ数日はかなり体調が悪く、ブログに手がつかなかった・・・。今日はまだマシな方ではあるが、つくづく自分の身体の弱さを痛感する。 なお、残念ながらrekihikoさんがブログを閉鎖されたようだ。やはり体調の関係だろうか?くれぐれもご自愛なさるよう願いたい。 【光市母子殺害】 元少年の死刑確定へ http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1697576.html 繰り返しになるが、死刑が妥当であるか否かは私では判断出来ない。 しかしこのまとめブログにあるような、死刑を心から喜ぶようなコメントには絶対に賛同できない。確かにこの事件はどうみても悪逆非道である。個人的な意見を述べるならば、このような残酷極まりない犯人に二度と社会に出てきて欲しくは無いという気持ちはある。しかしこのような私の個人的な感情は勿論の事、例え被害者が死刑を望んだからと言って、それを理由
名古屋市の河村たかし市長の南京事件に関する発言を巡り、「新しい歴史教科書をつくる会」(東京都)が6日、「南京事件について議論を呼びかけた河村市長の発言を支持する」として都内で集会を開き、全国から400人以上が参加した。 集会には超党派の名古屋市議3人も参加し、市長が発言に至った経過を説明。「30万人の大虐殺が真実でないなら、日本人として率直な意見表明が必要。様々な意見、立場があり、率直な話し合いをしたいというのが真意だ」と、河村市長から預かったメッセージを読み上げた。 その後、衆院議員や大学教授、評論家ら約20人が交互に、「河村市長が投げかけた問題提起を冷静に受け止め、この問題の究明と情報共有を図るべきだ」などと述べ、最後に市長を支持する決議文を採択した。 集会について河村市長は同日、名古屋市内で記者団に対し「ぜひ本当に議論できる時代が来るといい。それに尽きる」と話した。

Record Chinaが次のような記事をあげています。 <レコチャ広場>中国人が南京大虐殺をどう歪曲しているのか、とくと見てみよう―中国 Record China 3月3日(土)13時18分配信 2012年3月2日、中国のジャーナリスト、王錦思(ワン・ジンスー)氏は「中国人が南京大虐殺をどのように歪曲しているのか、とくと見てみよう」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。以下はその内容。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120303-00000013-rcdc-cn 王錦思氏の許可をとって翻訳掲載しているとのことですが、王錦思氏自身は少なくとも2007年時点では日本語も英語もできない*1とのことでしたから、実際に日本語訳された内容を把握しているかは疑わしいと思います。 というのも、Record Chinaの記事からは、まるで王錦思氏が南京事件を

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