市長の主張と食い違い 所沢市の藤本正人市長が、今年度着手予定だった市立狭山ヶ丘中学校へのエアコン設置を中止した問題。東日本大震災を受けた節電対策を主な理由に挙げたが、このエアコンは、実は消費電力の少ないガスヒートポンプ式だった。「節電」とかみ合わず、市側は12日に始まる市議会教育福祉常任委員会などで、明確な説明を求められることになりそうだ。(福地一之) 藤本市長は3月29日の記者会見で、「東日本大震災による原発事故で、私たちの快適で便利な生活は田舎の犠牲の上に成り立っていることがわかった。子どもはわかってくれるはず」「我慢をして生活を変えなければならない」などと述べていた。 ■「扇風機で十分」 藤本市長が持論を最初に披露したのは昨年12月議会。共産市議の一般質問に「扇風機で十分。地球温暖化をどうお考えか。エアコンをつけろという主張は、子どもに対する大人の接し方の象徴的な問題。暑かったらエア
名古屋市の河村たかし市長が南京事件への発言を巡って中国大使館を訪ねようとしていた問題で、同大使館は5日、駐名古屋総領事館を通じ「南京大虐殺を否定する発言を撤回しない限り、会うことはできない」と拒否する意向を伝えた。河村市長は同日午前、毎日新聞の取材に「私の発言は政府見解とほぼ同じ。会ってくれないのはおかしい」と不満を表明した。 河村市長は中国大使との面会を通じ、姉妹都市関係にある南京市との交流回復を目指していたが、現状では厳しい状況に追い込まれた。 関係者によると、面会拒否の意向は5日午前、総領事館から電話で市に連絡があった。市は今後も面会を求めていくという。 河村市長は2月20日、南京事件について「通常の戦闘行為はあって残念だが、南京事件というのはなかったのではないか」と発言。21日に南京市が名古屋市との交流一時停止を発表したため、市長は27日「(被害者が)30万人とされるような組織的な

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 河村市長、南京市に不満示す 2012年2月23日 02時00分 名古屋市の河村市長は22日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演し、自身の発言によって南京市が一時交流停止を決めたことに対し「議論するのもいかんというのはいかん」と不満を示した。今後も南京市に対し、同市での歴史認識をめぐる討論会の開催を求めていくという。 河村市長は「真の日中友好のため、真実を明らかにしたい」と強調。そのうえで「裏で言うより、堂々と言うべきだ。僕の言うことがうそなら(討論会で)ボロボロにたたきのめしてもらえばいい」と語った。 南京事件をめぐっては「目撃者がほとんどいない。いわゆる大虐殺はなかったのではないか」との姿勢を示した。 南京事件では「非戦闘員の殺害や略奪行為があったのは否定できない」との政府見解があるが、河村市長は講演終了後、記者団に対して「

名古屋市の河村たかし市長が、南京事件を否定した自身の発言について「礼儀を欠いた」と関係者に反省の言葉を漏らしていることが24日、分かった。27日の定例記者会見で、発言について遺憾の意を示す方向で検討している模様だ。ただ、発言の撤回はしない方針で、事態収拾につながるかは微妙だ。 河村市長は24日、記者団に「市民に迷惑がかかるのは心が痛む。市民の生活を守るのが市長の責任」と発言の影響拡大への懸念を表明した。 関係者によると、中国で発言への批判が高まっていることについて、河村市長は当初は静観する構えだった。しかし、24日に中国主要メディアで報道されたことから、戸惑いを見せ始めたという。 南京市にいる日本人に悪影響が出たり、名古屋市への中国人観光客減少などに波及する可能性について市長は周囲に相談。「名古屋市役所を表敬訪問した南京市幹部に自分の意見を話したのは礼儀を欠いた行為だった」と述べたという。

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