毎日新聞が教科書検定について記事を書いた。 30日に検定結果が公表された小学校社会科教科書で、アイヌ文化を紹介するページが大幅に増えた。アイヌ民族を先住民族と認定するよう政府に求める08年の国会決議を受け、各教科書会社が充実を図った。 すりつぶした芋にイクラを添えた料理、自然木と茅(かや)を使った家屋「チセ」の写真。東京書籍の社会(5年上)は「国土の気候の特色と人々のくらし」の項目で、アイヌの風習や伝統文化を見開き2ページにわたって紹介した。編集者は「(偏見や差別の問題を)国民全体の課題として、記述を格段に増やした」と明かす。 光村図書出版(6年)は、明治政府の北海道開拓に始まる苦難の歴史を紹介するコラム「アイヌ民族のほこりを」を新たに盛り込んだ。編集者は「国がはっきり動くと、取り上げやすくなる」とした上で、「いまだに『日本は単一民族』と間違える人もいる。先住民族の文化をしっかりと押さえる

北海道に赴任して1年。先住民であるアイヌ民族への取材を通して、彼らが受けてきた差別を初めて目の当たりにした。1月には政府のアイヌ政策推進会議(座長・平野博文官房長官)が発足し、アイヌを取り巻く環境は歴史的転換期を迎えようとしている。これを機に、アイヌ差別について改めて考えてみたい。 アイヌ差別の深刻さは、私自身も経験した。アイヌの男性から「アイヌは日本人の底辺層と似ているから、一緒に底上げしなくては。それが共生社会だから」と聞き、地域面のコラムに書いたところ、アイヌを「土人」と差別的表現で書いた攻撃的なはがきが届いた。海外の少数民族問題に関心が高い学識経験者が、アイヌがいまだ貧困に苦しんでいるのは自己責任だと非難したのを聞いたこともある。 推進会議設置の根拠となった「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」は昨夏、政府に提出した報告書で「同化政策が進められる中で、アイヌの人々は差別や偏見に

5年連続最高更新 落札総額初の300億円超 セレクトセール閉幕 ノーザンホースパーク 日本競走馬協会(JRHA)が主催する国内最大のサラブレッド競り市「セレクトセール」は15日、苫小牧市美沢のノーザンホースパークで当歳馬(0歳馬)の競りを行い、閉幕した。この日もイクイノックスの初年度産駒が、同セール歴代3位タイの5億8000万円で落札されるなど大盛況。2日間合計で453頭が取引され、 2025年7月16日 絵本コンテストで大賞、書籍化「感無量」 幼稚園教諭の広保さん 苫小牧 苫小牧市糸井の認定こども園「ひかりの国幼稚園」の教諭広保美智代さん(59)が手掛けた絵本「チクリン、ちかがいにいく」が、幻冬舎ルネッサンス(東京)から発刊された。2024年の第4回絵本コンテスト(幻冬舎グループ主催)大賞受賞作で、市内の一部書店にも並び、広保さんは「長年の夢がかなって感無量」と語る undefined,

この前書いた, アイヌの運動を「利権狙い」と決めつけ,彼らを「自称アイヌ」と呼んで恥じない小林よしのりの醜悪な姿 - Danas je lep dan. への補足的なものを書く。 ここで取り上げたいのは,小林の 「nationが民族なのであってethnicは部族に過ぎない!」 という論法。 少しでもナショナリズム論を囓っている人間にとっては,小林の用いた論法は と一瞬で思えるようなシロモノなのだが,そういう分野に馴染みのないひとも多いだろうと思うので,どこがおかしいのかをちょっと噛み砕いて説明する。 まず,小林が名詞として用いている「ethnic」という語は形容詞である。辞書を引けば,「民族の」という意味が出てくると思う。ではnationalやracial*1といった他の語と比べてどういう意味が付与されているかというと,それは民族や国民を規定する要素の中でも,文化的な同質性(言語,習慣など

さて本題に入る前に,当たり前の前提を確認しておきたい(これはいずれエントリにするつもりでもいる)。 「先住民族」は,単に「その土地に先に住んでいた」というだけの人びとではない。 これは先住民族というもの,彼らが抱える諸問題をちょっとでも囓った人間にとっては常識に属することだが,どうも一部のヒトタチがわかってないようなので書く。 ひとまず,Wikipediaにはこうある。先住民族(せんじゅうみんぞく)とは、国土の一定地域を先祖伝来の彼らの領域として暮らし、言語、文化、宗教などで他の民族集団とは異なる独自の特徴を有し、近代国家の成立に際してその主要な構成民族として関与せず、国家から従属を強いられ、又は侵略され、それ故に先住権と自決権を主張する民族集団である。(強調引用者)先住民族 -Wikipedia たとえば,在日朝鮮人を筆頭とする在日外国人に対して,大和民族は先住者としての立場にあるが,

胆振管内白老町の学芸員で、アイヌ民族の能登千織さん(26)が27日、水戸市の常磐大で開かれている第13回国際被害者学シンポジウム(世界被害者学会主催)で基調講演し、アイヌ民族の現状や将来について語った。 被害者学は、犯罪や事故、災害などの被害者と家族への影響や救済法、権利などを研究。最近は、先住民族など社会的に差別を受けている人たちの人権問題についても問題提起がなされている。 27年ぶり2回目の日本開催に合わせ、海外の研究者から「アイヌ民族の現状を報告してほしい」との強い要望があり、能登さんの基調講演が実現した。 能登さんは、中学生のころ、差別的に「アイヌ」と呼ばれ、自分がアイヌ民族であることを隠すようになったり、友人が結婚差別に遭ったりした体験談を交え、アイヌ民族が強いられた歴史を紹介。その一方で、学生時代、海外の若い先住民族と交流する中で「『アイヌ』と向き合う機会になった」と語った。<
北海道アイヌ協会(加藤忠理事長)と、首都圏のアイヌ民族4団体でつくる「アイヌ・ウタリ連絡会」(丸子美記子代表)などは、アイヌ民族として初めての全国組織「全国アイヌ民族ネットワーク会議」を今月中にも設立する方針を固めた。今回の衆院選の結果、新首相就任が確実となった道内選出の民主党鳩山由紀夫代表が、アイヌ民族と親交があり、同協会は新法制定を含む政策の推進を新政権に要請する方針だ。 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が7月に、アイヌ民族の生活、教育支援の実施などを盛り込んだ報告書をまとめたことを受け、両組織が協議。こうした政策の全国展開のためには新たな組織の設立が必要という認識で一致した。9月中にも東京で設立会議を開催し、会議の代表には加藤理事長が就任する予定。 近く発足する同ネットワーク会議は《1》新政権に「アイヌ新法」の早期制定を求める《2》道内外のアイヌ民族の意見を集約し、政

政府は12日、「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長、佐藤幸治・京都大名誉教授)の報告書を受け、国の総合的なアイヌ政策の企画・立案・推進を行う「アイヌ総合政策室」を内閣官房に設置した。報告書に盛り込まれた政策を具体的に検討するほか、秋にも発足予定の審議機関の開設準備を行う。 秋山和美・アイヌ政策推進室長(12日付で廃止)が室長に就き、スタッフは14人。国土交通省や文部科学省など関係省庁との連携・調整を行い、アイヌ政策の推進に当たる。【千々部一好】

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