人口の減少と東京一極集中が予想以上のペースで進んでいる。地方は人口が減る中で戦略的に縮むことを求められるが、その道は見えてこない。 田園地帯の県道沿いに新しい宅地が点在する。子ども用の自転車が置かれた住宅が多く、子育て世帯が移り住んできたらしい。香川県高松市が市南部の拠点と位置づける高松琴平電気鉄道(ことでん)仏生山駅から東へ約1.5kmの高松市多肥上(たひかみ)町。高松市の立地適正化計画で居住誘導区域から外れた地域で人口が増えている。 仏生山駅まで歩けば約20分と少し遠いが、子育て中の主婦(34歳)は「駅前に商店街や大きな病院があり、不便を感じない。それにこの辺は地価が安い」。多肥上町の公示地価は平均値で坪当たり約20万円。市中心部に近いJR栗林駅(藤塚町)周辺の半値程度だ。 高松市はJR四国やことでんの沿線に居住誘導区域を設け、コンパクトシティを目指している。しかし、区域内の人口は20


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