2019年に撮影された母子収容施設の跡地にある記念碑。現在は一般公開されていない/Kara Fox/CNN アイルランド西部チュアム(CNN) アイルランド西部ゴールウェイ県の町チュアムで20世紀に運営されていた母子収容施設の跡地で、乳幼児数百人の遺骨が埋まっているとみられる汚水槽の発掘調査が始まった。 チュアムの「セント・メアリーズ・ホーム」は、同国でかつて未婚の妊婦らが送り込まれていた十数カ所の収容施設のひとつ。女性たちはここでひそかに出産した後、わが子と引き離された。一部の子どもたちは国内外に引き取られたが、数百人が亡くなり、遺体はそのまま捨てられた。 アネット・マッケイさんが母マギー・オコナーさん(70)からホームの話を聞いたのは、初孫の男の子が誕生した時だった。大喜びすると思っていたマギーさんが泣きじゃくりながら、「赤ちゃんが、赤ちゃんが」と叫び出したのだ。 男の子は元気だと伝え