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『十二人の死にたい子どもたち』(冲方丁著、文藝春秋)は連休中に一気読みした。こんなにページを繰る...『十二人の死にたい子どもたち』(冲方丁著、文藝春秋)は連休中に一気読みした。こんなにページを繰る手を止められない小説は久しぶりだ。本作は十二人が室内で議論をしながら事件の謎を解いていくという『十二人の怒れる男』のオマージュ作品だ。『十二人の怒れる男』も結構キャラが立っていたが、幾人か印象の薄い人物もいた。 一方、『十二人の死にたい子どもたち』は十二人全員がめちゃくちゃキャラが立っており、全員に見せ場がある。 単純な頭の良さではシンジロウとアンリが抜けているのだが、場の空気を読むことに長けていたり、逆に全く空気を読まなかったり、突然鋭い洞察力を発揮したり、ものすごくしぶとくて絶対引かなかったり、アホっぽいのにトリックスターとして場をかき乱したりと一人ひとりに強みがある。意外なキャラが強い奴を打ちのめしたり、突然牙を剥いたりして飽きさせない。剣豪が集まってバトルロイヤルをやっているみたいな面
