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スピードの遅い台風が去ったかと思えば、 猛暑到来であった。 かんかん照りの太陽が街を焦がす。 エアコ...スピードの遅い台風が去ったかと思えば、 猛暑到来であった。 かんかん照りの太陽が街を焦がす。 エアコンのあまり効かぬ車の中で、 男はハンカチで首筋の汗を拭った。 突然、フロントガラスの前方にて、 珍妙なる軽トラックの姿を捉えた。 荷台に大きな釜のようなものが見える。 釜の下部には確かに炎が揺らいでいた。 煙突からは、煙が昇っている。 おもむろに、軽トラから音声が響いた。 『焼き芋・・・焼き芋・・・焼き芋・・・』 男は耳を疑った。 このクソ暑い最中、焼き芋を売るのか? いったい、どういう神経をしているのか! オレなら、かき氷を売る。 焼き芋を買う人なんて、いるはずがない。 売れるわけがない。 オレなら、タダでもらっても喰わない・・・。 男は一人車内で失笑を漏らし、 アクセルを強く踏み、 焼き芋を売っている軽トラを抜き去った。 次の日、男はあるスーパーに立ち寄った。 リニューアル開店の初日であ