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第八話 睡眠薬の過剰摂取──押し入れに隠された錠剤 四月十四日の夜、時計の針が二十三時を回ったころ、...第八話 睡眠薬の過剰摂取──押し入れに隠された錠剤 四月十四日の夜、時計の針が二十三時を回ったころ、私はベッドに横になっていた。 体は、はっきりと疲れていた。 足はだるく、肩から首にかけては板のように固まり、腰には鈍い痛みが残っている。 立っているだけで精一杯だった時間割、昼休みのない昼休み、放課後の会議と授業準備。 その一日を終えた体は、「眠る準備」をとうに整えているはずだった。 けれど、眠りは、来なかった。 寝室の天井を見つめながら、私は翌日の時間割を頭の中で何度も反芻していた。 一時間目は一年一組の英語。 二時間目は特別支援クラスの自立活動。 三時間目は一年二組の英語。 午後には、学年部会と校内研修も入っている。 「導入の問いかけはあれでよかっただろうか」「あの子には、別の説明のほうが分かりやすかったのではないか」 前日の授業の場面が細部までよみがえり、そのたびに、自分の発言の不十分


