東京吾妻橋のギャラリーアビアントで及川伸一展「relation 25」が開かれている(10月13日まで)。及川伸一は1949年東京生まれ。1980年から1992年まで独立美術に出品していたが、1992年からは個展を主な発表の場所としている。これまでギャラリー汲美、ギャラリーテムズ、ギャラリーゴトウ、ギャラリー砂翁&トモス、Shonandai My ギャラリーなどで発表してきた。今回も昨年に続いてアビアントで個展を開いている。 及川はいつも単純な形体を繰り返し描く方法で作品を作っている。その単純な造形がマンネリにならないのは及川の造形力なのだろう。今回50号を2枚横に並べた大作が画廊正面に展示されている。その大作も最初に全体を見ないで一挙に描くという。全体を見てしまうとデザイン的に作ってしまうという。それから時間をかけて書き加えたり消したりしていく。それに時間を費やしているという。 ・ 及川