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朝日新聞の書評で立川昭二の『愛と魂の美術館』(岩波書店)が紹介されていた。評者はノンフィクション...朝日新聞の書評で立川昭二の『愛と魂の美術館』(岩波書店)が紹介されていた。評者はノンフィクション作家の後藤正治。 絵と美術をめぐるエッセー集である。作品は、フラ・アンジェリコ『受胎告知」、シャガール「セーヌの橋」、中宮寺「半跏思惟像」、上村松園「焔」……など54点、古今東西に及んでいる。 ここしばらく枕元に本書があって、画に見入り、その論考を読みつつ寝入る日が続いた。画の残像や想念のかけらがちらつきながら夢路へと導かれるのであった。 題名の『愛と魂の美術館』は誤解を生みやすい。美術館の語がついているから美術書と勘違いしてしまう。たしかに54点の美術品の写真が掲載されているが、美術書とは似て非なるものだ。絵に関連したエッセーというか、人生訓が書かれているだけなのだ。哲学とも言い得ない。この本が本体価格3,400円もする。値段が高いのはオールカラー印刷だからなのだが。CPの低さは驚くべきほどの