公明党の連立離脱だが、橋本健二の『新しい階級社会』(講談社現代新書,2025)を読んだあとだと、少なくとも橋本教授らが有権者の意識調査を行なった3大都市圏に関しては、公明党支持層の志向が「リベラル」または「中道」に近いにもかかわらず、その公明の票が選挙で自民党に乗っかってしまい、特に安倍晋三が総理大臣を務めた2012〜2020年には政権の志向とは必ずしも整合しない公明の票が自民党政権を延命させていることは明らかであって、これはまだもう少しは続くんだろうなあ、とんでもないなあと思っていたところだった。 その公明が連立を離脱したからには、首班指名争いがお互いとつるもうとしていたところの「TACO仲間」である高市早苗と玉木雄一郎になるとは普通は考えられない。ところが、下記kazukazu氏のXからリンクされた日経の記事も、午前中に呆れてテレビのスイッチを切ったTBSの「サンデージャポン」でも、高