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秘儀(上)(新潮文庫) 作者:マリアーナ・エンリケス,宮﨑真紀新潮社Amazon毎年この時期(12月頃)は年間...秘儀(上)(新潮文庫) 作者:マリアーナ・エンリケス,宮﨑真紀新潮社Amazon毎年この時期(12月頃)は年間ベストについて考えている頃合いだが、「あれは絶対ベストに入るな〜」という作品でも、時間的な都合で記事を書けていないものも多い。そうやって取りこぼした作品をすべて紹介できるわけではないが、これだけは今年の一冊として紹介しておきたい、と断言できるのが、アルゼンチンの作家マリアーナ・エンリケスによるラテンアメリカン・ホラーの傑作『秘儀』だ。 著者は『寝煙草の危険』が本邦でも高く評価されており、本作も大きな期待のもと読み始めたが、これが一言でいえば「しっくりくる」ホラー長篇だ。軍事政権時代と民主化への移行が共存する20世紀後半の政治的激変期のアルゼンチンの状況を緻密に物語に取り込みながら、同時に、父と子の愛の物語として、異能力者たちの物語として、様々な側面を持たせ、そのすべてをホラーとして

















