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ふとした拍子に、小学生の頃に飼っていた黒猫のことを思い出す。 ずっと抱えている後悔に区切りをつけた...ふとした拍子に、小学生の頃に飼っていた黒猫のことを思い出す。 ずっと抱えている後悔に区切りをつけたいので、ここに吐き出させてほしい。 あの子は、母が拾ってきた捨て猫だった。仮に「クロ」とする。 真っ黒の毛並みで、人懐っこい奴だった。家族の誰にでも、見知らぬ近所の人にさえ、初対面からゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄っていく。愛らしい性格だった。 ただ、父だけはクロを嫌っていた。理由は、父が子供の頃に飼っていた猫が布団の中にカエルをプレゼントしたことがトラウマになっているかららしい。父は頑なにクロに触れようとしなかった。 ある日、クロが急にぐったりとし、病院で内臓の病気と診断された。 手術が必要だったが、費用は5万円以上。当時の我が家にとっては大きな出費だ。 父は「金をかける必要はない。やぶ医者だ。時間が経てば治るかも」と反対した。 何日も過ぎて、母は泣いて父を説得し「私の貯金から出す」と覚悟を決