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社会人として若輩だった頃の話をする。手短かにやりたい。二千字以内をめざす。 2018年頃だったか。当時...社会人として若輩だった頃の話をする。手短かにやりたい。二千字以内をめざす。 2018年頃だったか。当時社会人2年目だった俺は、会社帰りに同じ高校出身の先輩とチャリを漕いでいた。 当時、俺は地元にある成型メーカー勤めで、先輩は福山市役所で働いていた。チャリを漕いでいたのは……まだ車を持ってなかったからだ。そんなわけで、社会人2人は自転車で居酒屋を目指していた。県道沿いを走っていた。 午後7時を過ぎてた。道は暗かった。目当ての居酒屋まで、もうちょっとだった。 当方のチャリは、漕いだらライトが光るタイプだった。で、先輩のは……? と思ったら、その瞬間がやってきた。 「無灯火~! 明かり付けろ!!」 という声とともに、後ろから高そうな自転車に乗ったおじさんが来た。圧倒的な速度感だった。先輩は……ライトを点けていなかったのだ。おじさんは、俺らを追い越してから自転車を止めた。 そして、説教を始めた。
