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そのドアを開けるとマスオさんがいた。 マスオさんは普段着だった。 「あ、ども」 「あ」 マスオさんは...そのドアを開けるとマスオさんがいた。 マスオさんは普段着だった。 「あ、ども」 「あ」 マスオさんはくわえていたタバコを外して小さく会釈をする。 僕はマスオさんの斜め向かいにある角が少し破けたパイプ椅子に腰掛けた。 空気清浄機の回る音だけがブーンと響いている。 ヤニで変色したボロボロの三段ラックには古雑誌やコンビニ漫画が積まれていた。 マスオさんは先週号のヤンマガを読みながら一服していた。 「朝日…」 「ん?」 「いや…やっぱりマスオさんは朝日新聞出版の漫画じゃないのかなぁと思いまして…」 「アハハ、意外かい?」 「い、いいえ!別にそういう訳ではないですけど」 「好きなんだよね、彼岸島」 「い…意外ですね」 マスオさんは吸っていたタバコをグイと灰皿に押しつけるとすぐにまた新しい一本に火をつけた。 「田河水泡って知ってるかい?」 「たがわ?」 「のらくろって知ってるだろ」 「キャラクターだけ






