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実家は山間にある水田農家で、遠くに高速道路が走る風景は昔から変わらない。 小さな駅に車で迎えに来て...実家は山間にある水田農家で、遠くに高速道路が走る風景は昔から変わらない。 小さな駅に車で迎えに来てくれた両親と共に、私は私の家族と共に実家に帰る。 山際の家に到着し、一泊して今日を迎えた。 近くの家の庭先を訪ねると、アウストラロピテクスに会える。昔からいるやつだ。とっても。 アナメンシスなのかアファレンシスなのかは尋ねたことがない。骨格は外面からはうかがえない。 昔と変わらず、彼は石で骨を割っていた。そういう仕事なのだ。 骨を割り続けるアウストラロピテクスのとなりに蹲踞する。 作業を続けながら、彼が問うてきた。 「ホモサピエンスもさ、骨食うよね」 「場合によってはな」 「この飽食の時代だ。俺も骨以外も食べる。ところであんたたちの主食は?」 「米だと言われている」 「いや、それは最近のことだろ。もともと何食ってたんだよ」 「そういう意味なら、日本人なら魚かな」 そう言って私は、もう少し考えて


